庭のフェニックス、観葉植物が枯れる理由と越冬方法について

庭に観葉植物のフェニックスをシンボルツリーとして、植えている方を見かけます。青々と葉を広げ南国の雰囲気があるフェニックスは、庭木として人気です。

しかしフェニックスは寒さに強くはありません。地域によっては越冬に失敗すると枯れる場合もあります。

そこでフェニックスを庭で育てる場合の越冬方法、また枯れたかも?と思ったフェニックスの復活についてもご紹介をいたします。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

観葉植物のパキラの育て方とは?基本的な置き場所や水のあげ方

室内で育てやすい観葉植物のパキラ、どんなお部屋の雰囲気にも合わせやすいので候補のひとつにしている人は...

エアプランツの飾り方。壁に飾るだけでおしゃれな空間の完成

エアプランツをさり気なく飾るとスタイリッシュなインテリアになります。 開いたスペースに置くだけ...

観葉植物パキラの剪定のやり方とわかりやすいタイミングについて

初心者さんでも育てるのが簡単といわれている観葉植物のパキラ。 すくすくと成長が早いので、枝が伸...

サンスベリアスタッキーに新芽が!植え替えや株分けについて

サンスベリアスタッキーという観葉植物をご存知ですか?葉がまっすぐにツンツンと育つ姿がとくちょうてきな...

ベンジャミンの観葉植物の剪定方法や注意点、枯れた場合の対処法

観葉植物の中でも人気が高いベンジャミンですが、ベンジャミンは剪定をすることで美しさを保つことができま...

観葉植物の土にカビが生えても慌てない。この対処法で解決

ふと見ると観葉植物の土にカビが生えている!とてもショックなことですが実はよくある光景なのです。 ...

観葉植物を育てよう。手軽でおすすめ。初心者さんでも安心です

植物には光合成が必要だと習ったことはあるでしょう。 やはり観葉植物は育てるのが難しいと思ってしまい...

人工観葉植物と造花の人気の種類と選び方について解説します

観葉植物や鉢植えのお花を部屋に飾ってみたいと思っていても、手入れが面倒で手を出せない人も多いでしょう...

エアプランツの飾り方。流木に飾るやり方とオブジェの様な飾り方

エアプランツはどんな飾り方をしていますか? エアプランツを様々な飾り方で楽しむ人が増えています。 ...

観葉植物のパキラが持つ風水の力とは。置く場所は効果に合わせて

家の中に観葉植物があるとお部屋全体が明るくなった感じがしますね。 その他にも期待してしまうのが...

ガジュマルの根が白いことや白い物の正体と対処法を紹介

幹の部分や根っこの部分に特徴があるガジュマルですが、育てやすいこともあり人気の観葉植物でもあります。...

観葉植物のモンステラを植え替えするポイントについてご紹介

観葉植物の中で人気のあるもののひとつにモンステラがあります。 見た目におしゃれなだけではなく、育て...

観葉植物パキラの植え替え方法、手順や新しい鉢やタイミング

観葉植物の中でも人気が高いパキラは、大型サイズからテーブルや棚の上に飾ることが出来るサイズの物まで幅...

観葉植物の植え替え方法!鉢の大きさと植え替えて順・注意点

観葉植物を育てているとき、鉢を大きくして植え替えを行う必要があります。ですが、度のタイミングで植え替...

観葉植物の虫対策!土からコバエが発生した時の対策と予防方法

家に置いている観葉植物からコバエが発生すると、とても嫌な気持ちになりますよね。家の中をブンブン飛び回...

スポンサーリンク

観葉植物フェニックスが枯れるのは寒さが原因の場合も

フェニックスは気温が0度以下になると枯れてしまう事があります。

マイナスの気温の土地では育つ事ができないので、暖かい地域でよく見かける植物です。
また、フェニックスには種類が数種類あり、どの種類でも冬はマイナスの地域では生息できないのです。よく日に当たる場所、風通しの良い場所に置いて日光をたっぷり与えて揚げてください。

水切れの良い土を好みますので、土が乾きやすい状態の事が多く、乾いたら水をたっぷり与えるようにしてください。
また、フェニックスは葉からも水分を取ります。
葉に水分を与える方法は、直接水を掛けるのではなく霧吹きを使います。
至近距離から掛けるのではなく、少し離して上から優しく吹きかけるようにしてください。

観葉植物のフェニックスが枯れるサイン

フェニックスの根元の色が変わってきたり、木の一番上の葉が出てくる場所を引っ張ると抜けてしまったりすると枯れるサインです。

しかし、ボロボロと抜けるのではなく少しだけ抜ける場合はもしかしたらまた復活するかもしれませんので、まずはどんな状態なのか確かめる事が大切です。

上の部分が抜けた時に中を覗いてみてください。腐ったりはしていませんか?腐っていたらどの部分まで腐っているか確かめる必要があります。
幹の部分を触って確認しましょう。
腐っている時は外から触っても感触でわかるはずです。

根元の色が変わってきている時点で根が腐ってきている場合もあります。
色が変わっていたら確認のために鉢植えなら植え替えもかねて一度鉢から出して確認してみるのが良いです。

また、庭木の場合は掘り起こすのが大変ですが、大切な木を守りたいのであれば少し掘って根を確認してみると良いかもしれません。
その他に、色が変わった場所を触って状態を観察することも忘れずに。

フェニックスに枯れる兆候が現れても、復活する場合もあり

フェニックスは葉が枯れている状態で、幹にまだ緑の色が残っている場合は復活できる可能性があります。

色が変色してしまった場合は復活は望めませんが、色を保っている状態であれば、枯れた葉を切り落とし、そのまま成長するまで様子を見てください。

また、木の上の成長点は切り落とさないようにして、枯れた葉だけを切り落とし、成長点から新しい芽が出てくるまで待ちましょう。時々、成長点に霧吹きで水を与えると良いです。
必ずしも生えてくるかは保証できませんので、見守り、生えてくることを待ちましょう。
また、肥料を与えるか迷いますが、肥料は芽が出てきてから与えるようにしましょう。
冬場の水やりは頻繁に与えなくても良いのですが、春先になり活発に成長し始めると水が足りなくて枯れてしまう事もあります。水やりは成長してくる季節になったら忘れずにたっぷり与えるようにしてください。

観葉植物のフェニックスを庭で越冬させる場合

フェニックスを越冬させるためには、寒さから守る事が大切です。

気温0度が限界なので霜などがついてしまうと枯れる原因になります。
霜から守るためには、藁などで作た「こも」、「やしろ」で成長点を巻き保温して霜を防ぐ事ができます。

こもや、やしろはホームセンターで購入できますので冬が近づいてきたら店頭に並び始めますので購入しておきましょう。

設置方法は、幹から回しながら上に向かって巻いていき、紐などで何か所か固定します。大きなフェニックスなら一枚のこもでは足りませんので数枚用意しておきましょう。完全に成長点まで覆ってしまわないと霜を防ぐ事が難しいので下から巻いて足りなかったら足りなくなった場所からまた上に向かって巻きます。
上まで完全に巻いたら少し上の部分が余るようにして巻いた方が余裕があって霜が降りにくいです。
ずり落ちてこないように完全に固定しておきましょう。

霜が降りる時期より前に作業しておかないと気温が一気に下がってしまう日もあり、もっと早く作業しておけばと悔やむ結果になってしまいます。
作業するなら少し早めの時期から作業することをお勧めします。
暖かくなり、霜の危険性が無くなったら早めにこもは取り外しましょう。

フェニックスが庭で越冬するのが難しい場合の対策

庭木でも越冬が難しいなと思ったら、掘り起こして家の中で入れて育てるのも良い方法です。
家の中なら枯れる事はありません。
ただし、掘り起こすなら早めに作業することをお勧めします。寒くなってから鉢植えに戻すと元気がなくなってしまいます。

春先、夏場は庭に植えて、秋中ごろくらいに室内に入れるのが理想的です。
大きすぎるフェニックスは掘り起こすのも大変で、そのための鉢の準備や運び込むのも大変です。
大きさを見て室内に入れるか考える必要があります。室内に入れられない場合は藁を巻く、根元部分にも保温のために藁を置くなどして保温をするようにしましょう。