庭に観葉植物のフェニックスをシンボルツリーとして、植えている方を見かけます。青々と葉を広げ南国の雰囲気があるフェニックスは、庭木として人気です。
しかしフェニックスは寒さに強くはありません。地域によっては越冬に失敗すると枯れる場合もあります。
そこでフェニックスを庭で育てる場合の越冬方法、また枯れたかも?と思ったフェニックスの復活についてもご紹介をいたします。
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観葉植物フェニックスが枯れるのは寒さが原因の場合も
フェニックスは気温が0度以下になると枯れてしまう事があります。
また、フェニックスには種類が数種類あり、どの種類でも冬はマイナスの地域では生息できないのです。よく日に当たる場所、風通しの良い場所に置いて日光をたっぷり与えて揚げてください。
水切れの良い土を好みますので、土が乾きやすい状態の事が多く、乾いたら水をたっぷり与えるようにしてください。
また、フェニックスは葉からも水分を取ります。
葉に水分を与える方法は、直接水を掛けるのではなく霧吹きを使います。
至近距離から掛けるのではなく、少し離して上から優しく吹きかけるようにしてください。
観葉植物のフェニックスが枯れるサイン
フェニックスの根元の色が変わってきたり、木の一番上の葉が出てくる場所を引っ張ると抜けてしまったりすると枯れるサインです。
しかし、ボロボロと抜けるのではなく少しだけ抜ける場合はもしかしたらまた復活するかもしれませんので、まずはどんな状態なのか確かめる事が大切です。
上の部分が抜けた時に中を覗いてみてください。腐ったりはしていませんか?腐っていたらどの部分まで腐っているか確かめる必要があります。
幹の部分を触って確認しましょう。
腐っている時は外から触っても感触でわかるはずです。
根元の色が変わってきている時点で根が腐ってきている場合もあります。
色が変わっていたら確認のために鉢植えなら植え替えもかねて一度鉢から出して確認してみるのが良いです。
また、庭木の場合は掘り起こすのが大変ですが、大切な木を守りたいのであれば少し掘って根を確認してみると良いかもしれません。
その他に、色が変わった場所を触って状態を観察することも忘れずに。
フェニックスに枯れる兆候が現れても、復活する場合もあり
フェニックスは葉が枯れている状態で、幹にまだ緑の色が残っている場合は復活できる可能性があります。
色が変色してしまった場合は復活は望めませんが、色を保っている状態であれば、枯れた葉を切り落とし、そのまま成長するまで様子を見てください。
必ずしも生えてくるかは保証できませんので、見守り、生えてくることを待ちましょう。
また、肥料を与えるか迷いますが、肥料は芽が出てきてから与えるようにしましょう。
観葉植物のフェニックスを庭で越冬させる場合
フェニックスを越冬させるためには、寒さから守る事が大切です。
気温0度が限界なので霜などがついてしまうと枯れる原因になります。
霜から守るためには、藁などで作た「こも」、「やしろ」で成長点を巻き保温して霜を防ぐ事ができます。
こもや、やしろはホームセンターで購入できますので冬が近づいてきたら店頭に並び始めますので購入しておきましょう。
設置方法は、幹から回しながら上に向かって巻いていき、紐などで何か所か固定します。大きなフェニックスなら一枚のこもでは足りませんので数枚用意しておきましょう。完全に成長点まで覆ってしまわないと霜を防ぐ事が難しいので下から巻いて足りなかったら足りなくなった場所からまた上に向かって巻きます。
上まで完全に巻いたら少し上の部分が余るようにして巻いた方が余裕があって霜が降りにくいです。
ずり落ちてこないように完全に固定しておきましょう。
作業するなら少し早めの時期から作業することをお勧めします。
暖かくなり、霜の危険性が無くなったら早めにこもは取り外しましょう。
フェニックスが庭で越冬するのが難しい場合の対策
庭木でも越冬が難しいなと思ったら、掘り起こして家の中で入れて育てるのも良い方法です。
家の中なら枯れる事はありません。
ただし、掘り起こすなら早めに作業することをお勧めします。寒くなってから鉢植えに戻すと元気がなくなってしまいます。
大きすぎるフェニックスは掘り起こすのも大変で、そのための鉢の準備や運び込むのも大変です。
大きさを見て室内に入れるか考える必要があります。室内に入れられない場合は藁を巻く、根元部分にも保温のために藁を置くなどして保温をするようにしましょう。