観葉植物の中でも人気が高いパキラは、大型サイズからテーブルや棚の上に飾ることが出来るサイズの物まで幅広くあります。
パキラは育てやすいので、あまり手をかけなくても元気に育っていることでしょう。
ですが大きくなると植え替えの作業が必要になります。
ここでは植え替えに必要な新しい鉢や土の選び方、植え替えの手順を紹介していきます。
また植え替える時期にも注意してあげましょう。植え替えのベストなタイミングもお届けします。
植え替えた後はどうしたら良いのでしょうか。
植え替え後の水やりや、日当たりなどのアフターケアについても確認しておきましょう。
これでパキラの植え替え作業が完了です。
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観葉植物の中でも人気が高いパキラは植え替えが必要、用意する鉢の大きさ
観葉植物好きな人にはとっても人気の高い植物といえば「パキラ」です。
パキラの特徴
原産地は中南米と言われており、水の環境に非常に強いと言われています。
そのことからも、初心者でも簡単に育てやすいという事もあり初めての観葉植物にパキラを選ぶという人もいる程です。
幹は太くまるで「ジャックと豆の木」のツルのように交差しながらまっすぐ伸びていく姿がとても特徴的です。
そこで、どんな状態になっていたら植え替えする必要があるのか検証してみました。
パキラ植え替えの目安
鉢の中から根っこが盛り上がっている、もしくははみ出ている
見た感じがとても不格好になってきている、あからさまに鉢が狭そうな状態は植え替えのサインです。
購入してから2年は経過している。
とってもよく伸びるパキラですから、生育環境にもよりますが基本的には目安としてオススメなのが2年です。
水をあげてもなかなか染み込みが悪い
これは、根が土の中にたくさん混在している状態のサインです。
上記の状態を放置しておくと、根腐れを起こし枯らしてしまう原因ともなりますので、パキラの何かしらの異変を感じたら早い段階で対応しましょう。
観葉植物のパキラの植え替えの時に準備する道具や土を紹介
植え替えする上で必要な物や下準備等を説明したいと思います。
植え替えの前に土を購入しておく
100円ショップでも培養土入の観葉植物に適した土が販売されています。
一度購入し使ってみたところ、グングン伸びて植物にとっては適しているという感触はありましたが、びっくりしたのが「虫」の存在です。
土を入れ替えてから半年位たったある日、小さいハエが家の中を飛び回っているのを発見し、元をたどっていったらなんと土の中から発生していたのです。
この結果から考えても、植物にとっては問題ありませんが、肥料がたくさん入っている土は「虫」の良い家ともなってしまうので注意しなくてはいけないという事です。
ですので、(100円ショップすべての土に虫が発生するかは定かではありませんが)肥料入りの土を使用するのであれば、一緒に殺虫剤の粉も混ぜて使用するなど工夫が必要になります。
パキラに適している土は「ピートモス」
このピートモスを腐葉土と混ぜて使用することでコバエなどが発生しにくいとも言われているからです。
軽石と鉢も購入
鉢の1番底に置き水はけを良くする上で大切なのが軽石の存在です。
大きさは袋にも書いてありますが、鉢の下穴から出てこない程度の大きさが好ましいと思います。
今使用している鉢より1ランクもしくは2ランク上の鉢を用意して下さい。
販売している観葉植物専用の土は手間なく簡単に入れれるというメリットもありますが、虫などの発生を招いてしまう場合がありますので、手間ではありますが、自分で調合した土を使うことが1番良いような気もします。
いよいよ観葉植物パキラを植え替えてみよう。手順を紹介
では、早速パキラを植え替えてみましょう。
- 表面の土をスコップで軽く叩く。これは、鉢から引出した時に根が切れてしまわぬよう、塊のままスポッと抜くためです。
- ゆっくり優しく持ち上げる。これも「1」同様、根っこが切れてしまわぬよう慎重に進めて下さい。
- 土を優しく落とし古い根をカットする。手でほぐしながら優しく土を落としていきます。出てきた根の色が黒くなっているもの、変色しているものなどハサミでカットします。
- 新しい鉢に軽石をセットする。新しい鉢の1番底に鉢の1/4分だけ軽石を敷いて下さい。
- 配合土を1/3入れる。軽石の上に土を敷きます。
- パキラを中央に置く。この時根をなるべく広げながら、斜めにならないようまっすぐ中央に置いて下さい。
- 斜めになってしまうとそのまま真っすぐ伸びてしまうので片側に大きな負担が生じ、生育を妨害してしまいます。
- 土を鉢の3センチ下位まで入れたら、全体に水を入れて完成。
とっても簡単ですよね。
基本的には観葉植物と言われている植物全体と同じような方法で植え替えをします。
せっかく植え替えをするのですから、可愛らしい鉢やおしゃれなインテリアにピッタリの鉢を使用するだけで、雰囲気もガラッと変わってより素敵なパキラになること間違いなしですので実践してみて下さいね。
パキラの植え替えが必要なタイミングと大事な時期について
では、どのような時期とタイミングを見て植え替え作業を行えば良いのでしょうか?
勿論、家庭の都合でなかなかよい時間帯が無いという人もいるかと思いますので、目安として参考にしてみて下さい。
パキラの生長期は5月~9月、この時期に植え替えを行う
理由としては、冬の休眠期に植え替えを行ってしまっては生長を休んでる時期なので弱ってしまうという事も考えられるためです。
この植え替え時期が過ぎてしまった場合は、無理して植え替えせず、翌年の植え替えシーズンまで待っている方がパキラにとってはストレス無く生長できるとも言われています。
タイミングとしては、上記で記載した植え替えのサイン意外は控える事をオススメします。
せっかく元気に生長しているところを、鉢のスタイルを変えたい等の自分の理由で変えてしまうと逆に弱ってしまうという事も考えられるためです。
ですので、窮屈そうだなと感じても、グッと我慢して時期がきたら植え替えを行なうという流れで育てて下さい。
パキラを植え替えた後に気を付けたいこと
では、植替えが完了さえしてしまえばなんにも問題は無いのでしょうか?
実はアフターケアーも必要です。
アフターケアーといっても手間な作業では無いので、参考にしてみて下さい。
パキラの観察
無理な植え替えを行った場合、根腐れや葉が枯れてしまったなんて現象もおこります。
しばらくは毎日観察しながら、順調に育っているのか確認して下さい。
パキラは明るいところで育てる
陽を好むパキラですので、陽の浴びることのできる場所に保管して下さい。
ただし、直射日光は避けて下さい。
直射日光は葉を変色させてしまったり、枯らしてしまう原因ともなりますので、レースカーテンの内側に置いておくというだけでパキラにとってはとってもよい環境と言えるでしょう。
ここまで、パキラの性質、特徴、育て方などを詳しく紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
パキラにもジャックと豆の木のような種類もあれば、まっすぐ伸びたたくましい幹の種類もありますので、色々調べながらお気に入りのパキラを手に入れて大切に育ててくださいね。