プレゼントとしてもらった観葉植物の幸福の木(マッサンゲアナ)。比較的育てやすいと聞いたものの、葉が茶色になって枯れそうになるとどう対処していいのかわからなくなってしまうのではないでしょうか。
そこで今回は、観葉植物「幸福の木」の葉が茶色になった場合に考えられる原因と対処法について説明します。まず、原因について考えてみましょう。幸福の木は太陽の光が大好きで寒さに弱い性質を持っています。置き場所は問題ありませんか。
また、大きくなってくると花が咲くこともあります。しかし、花が咲いた場合は栄養を奪われないようにするために切り落とす必要があります。育てる上での注意点についても説明しますので、参考にして下さい。
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観葉植物「幸福の木」の葉が茶色になる原因について
私の家で育てている幸福の木も、葉が茶色になることが度々あり、そのたびに元気がなくなった幸福の木に向かって主人が「何が幸福の木だ!」なんていう言葉を浴びせるものですから、聞いている私もソワソワします。
幸福の木の葉が茶色になる原因
- 日光不足
- 直射日光
- 水分過多
- 乾燥
- 根詰まり
- 室温
- 病害虫
など様々なので、まずは幸福の木の葉が茶色くなってしまった原因を一つひとつ確かめていく必要があります。
- 日光不足と直射日光の見分けは、葉の変色具合で見極め、全体的に茶色くなっている場合には日光不足、部分的に葉焼けを起こしている状態の時には直射日光による葉焼けを疑いましょう。
- 水分過多の場合には、根腐れを起こしている可能性も高いため、鉢の周りから臭いがすることがあり、逆に乾燥している場合には、葉がカラカラと枯れるように変色します。
土にカビが生えていたり、葉の裏に虫がついている場合には病害虫が原因で葉が茶色くなっている可能性もありますので、早急に対処しましょう。 - 根詰まりを起こしているかどうかは、水やりで簡単に見極めることができ、水の吸い込みが悪かったり、鉢の底から根がはみ出しているときには確実に根詰まりが原因だと言えます。
- 暑すぎたり寒すぎたりする室内での管理も、幸福の木には向きません。
暑すぎる場合には、水不足や湿気によるカビの発生なども木になりますし、寒すぎると幸福の木が枯れてしまいますので、室温管理にも注意が必要になりますよ。
観葉植物「幸福の木」の葉が茶色になった場合の対処法
幸福の木の葉が茶色になってしまった場合には、その原因に合った対処法を
- 日光不足が疑われる幸福の木は、枯れてしまった部分の葉を切り落とし、それで回復が望めないのであれば、枝に飛び出した成長点(新芽が出そうな位置)の上で枝ごと剪定して切り戻しを行ってから日光が差し込む場所に移しましょう。
- 直射日光で葉焼けを起こした幸福の木は、放っておくと株全体まで枯れていってしまうので、茶色くなった葉をすぐに切り取って直射日光が当たらないカーテン越しの窓辺などの明るい日陰に移します。
- 根腐れや根詰まりを起こしている幸福の木は、不必要な根を切り落としてから、新しい清潔な鉢に植え替えを行うことで再生します。
- 幸福の木は、冬の寒い時期でも5度以上の室温が必要になるので、夏場窓際に置いていた幸福の木は、冬場は低温を避けるためにも部屋の中央に鉢を移し、温度管理を徹底しましょう。暑すぎたり、乾燥しすぎたりする場合には、風通しの良い場所で適度な水やりを行い、幸福の木を高温と乾燥から守ることで、元気に成長します。
- 害虫やカビが発生した場合には、まずは害虫の駆除を行う必要がありますので、殺虫剤などを利用して害虫を駆除してから、カビが生えている場合には清潔な土に植え替えを行って、お手入れしてください。
観葉植物「幸福の木の葉が茶色にならないための冬の過ごし方
そのため、冬になるまでにしっかりと鉢全体に根を張り巡らせた丈夫で強い木に成長させることと、冬の室温管理に注意することが大切で、凍傷にかからないように、夜はできるだけ温かい部屋で、少なめの水やりで管理するのがポイントになります。
観葉植物「幸福の木」に花が咲いた場合の注意点
葉の先端から花茎を伸ばして、白い花を連ねるように数個咲かせるのですが、花が咲いた時には、鑑賞用として花を残すよりも、早いうちにカットしてしまった方が、幸福の木のためになる、と言えます。
観葉植物「幸福の木」が大きく育ったら、植え替えも必要です
幸福の木の植え替えは、「根詰まり」のタイミングで行うのがベストです。
最初に紹介したとおり、水の吸い込みが悪くなったり、鉢の底から根が飛び出していたりするときには根詰まりが起きている証拠なので、できれば根詰まりを完全に起こす前に、兆候が見られたタイミングで植え替えを行いたいものです。
新しい鉢に土を入れて植え替えの用意をしたら、古い鉢から取り出した幸福の木の根を手やピンセットでほぐし、腐った根や元気のない根をハサミでカットしてから、植え付けましょう。
植え替え後はたっぷり水やりをし、根が土に馴染むのを待ちましょう。