幸福の木という別名が有名な観葉植物のドラセナ。数年育てていると花を咲かせることがあります。
なかなか花をつけないドラセナなので、花のお手入れに困ってしまいますが、基本のお手入れ方法としては、切る方法がおすすめされています。
そこで、なぜドラセナの花は切るのが良いとされているのか、その理由や切り方、またその後の育て方についてもご紹介をいたします。
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ドラセナの花を切る場所について
せっかく珍しいドラセナの花が咲いたからには、できればそのままにしておきたいところですが、ドラセナを元気な状態で育てるためには、花は切るのが正解です。
写真に収めたら、思い切って早い段階で切り取りましょう。
ドラセナの花は伸びた根元からカット
ドラセナは縦に伸びた花芽にいくつもの花をつけます。花を切る際には、一つ一つ花の根元を切るのではなく、伸びた花芽の根元から切り落とします。
ドラセナの花が咲いたのに切るのはなぜか?切る理由
幸福の木と呼ばれているドラセナが花を咲かせたとなると、なんとなく縁起が良いように感じるかもしれませんが、ドラセナの木を育てるにあたっては、あまり喜ばしいこととは言えません。
ドラセナの本体の生長を促すため
ドラセナに限らず、植物は花や実をつけることで、本来は幹や葉に回るはずの栄養分が不足しがちになってしまいます。とくにドラセナはその傾向が非常に強く、咲いた花を切らずにそのままにしておくことで、元気がなくなってしおれてしまいやすくなるのです。
ドラセナ以外の観葉植物の中には、花を咲かせた影響もなく元気に育つ種類も存在しますが、ドラセナに関しては花を咲かせたままにするリスクを考えると、早々に切るという選択が必要になります。
ドラセナは花が咲いたら株がダメになる?毎年花をつけるドラセナも
ドラセナが花を咲かせるのは非常に珍しく、めったに咲かないからこそ、育てているドラセナの花を間近で見られるのは、ある意味とても貴重な経験だとも言えます。
しかし、一部では
とも言われていることから、花が咲いたことを素直に喜べないという方もいるのだとか。
ドラセナの花が咲く法則は存在しない
ドラセナは花を咲かせたあとも、きちんとお手入れをしながら育てることで、花を咲かせる前と同じように育てることが可能です。それどころか、中には珍しいとされている花を毎年のように咲かせるケースもあるということからもわかるように、ドラセナが花を咲かせるのは、株自体が弱ってきたサインだとネガティブには捉える必要はないでしょう。
どんなタイミングでドラセナが花を咲かせるかを予想するのは難しいのですが、育てる環境が大きく左右するのは言うまでもありません。
ドラセナの育て方について
観葉植物の中でも人気の高いドラセナですが、暑さには強い反面寒さに弱いという特徴があります。特性を理解したうえで、最適な環境で育てましょう。
屋外でドラセナを育てる際の注意点
ドラセナは季節に応じて屋外で育てることもできます。しかし、真夏の高温や直射日光にさらすのは避け、適度に置き場所を変えてあげる必要はありますので、日当たりの良い屋外に放置するのは控えましょう。気温10℃を境にして、室内へ移すようにしてください。
ドラセナ育て方の基本
春先から秋口にかけては土の表面の乾き具合に応じて水を与えます。少し乾いてきたと感じてから3日ほど経ってから多めに水やりをしましょう。冬場の時期は生長が緩やかになるため、乾燥気味で育てるのが基本です。
ドラセナの枝を切る剪定方法
ドラセナの株が育つのに必要な養分を確保するためにも、ドラセナの花は切る必要があるわけですが、育ちすぎて栄養が行き渡らなくなった枝も、花と同じように切ってしまうのが正解です。
ドラセナの枝ごと切って生長を助ける
植物の枝を必要に応じて切り落とす作業のことを「剪定」と呼びます。上に伸びる性質のあるドラセナですが、育ちすぎることで見栄えが悪くなるだけでなく、影になる部分に十分に日が当たらずに枯れてしまうこともありますので、枝を切り落として隙間を空ける作業を行います。
ドラセナは寒くなるにつれて生長がゆるやかになります。このため、よほど事情がない限りは寒くなる前に剪定を済ませるのが基本です。
暑さに強いドラセナの生長期にあたる、5月から7月頃に行いましょう
剪定が済んだあとは直射日光やエアコンの風が当たる場所は避け、室内の明るい場所に置きます。