ガジュマルはよく沖縄で見かける植物で、ぷっくりとした幹が特徴的です。鉢植えが園芸店やホームセンターなどで目に付きます。
ここでは、そんなガジュマルの育て方についてご紹介をいたします。
また土を使わずに楽しむハイドロカルチャーとガジュマルについても、あわせてご紹介をいたします。ガジュマルは土が育て方のポイントともなるため、ハイドロカルチャーで育てるには注意が必要です。注意点を確認してガジュマルが元気に育つように、お世話をしてください。
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ガジュマルの鉢植えの育て方!まずは土作り
植物にとって土はとても重要です。土の中の水や栄養分を吸い上げて成長します。土はどれも同じではありません。含まれる栄養分の違いの他に、保水性のよい土、排水性のよい土があります。ガジュマルは乾燥にも強い植物で、観葉植物として育てている場合には水のあげすぎによる根腐れで枯らしてしまう場合が多くあります。
ガジュマルには排水性の良い土を使用します。
また、鉢の底には鉢底石を入れるとより排水性が高まります。
ガジュマルの鉢植えの基本的な育て方
ガジュマルの世話では水をあげる量と頻度に注意を払いましょう。
植物の世話といえば一番に思いつくのは「水やり」です。熱心に世話をして水を頻繁にあげているとあげすぎになってしまい根が腐ってしまう場合があります。鉢植えの土を見てまだ黒く濡れている場合には水をあげてはいけません。土が白くカラカラになってからあげるようにしましょう。その時には鉢の底の穴から水が出てくるくらい沢山かけます。そうして鉢の受け皿に溜まった水は捨てます。
充分に水をかけることにより鉢内の土全体に水が浸み渡ります。
ガジュマルの水やりのポイントは「乾いてから沢山かける」です。
根も酸素を必要とするので、土内にいつも水が溜まった状態だと酸素を吸うことができずに枯れてしまいます。鉢の受け皿に溜まった水を捨てるのは手間ですが、だからといって水を少なめにあげると鉢内の土全体に行き渡りません。そうすると水を吸えない部分の根が発生して部分的に枯れてきたりしてしまいます。
ガジュマルは日光を好みますが何事も程ほどが良いもので、人間でも強すぎると感じる日差しが当たる場合には置き場所を移動したり簾を吊るしたりして和らげてあげましょう。
ガジュマルのハイドロカルチャーでの育て方について
ガジュマルが生長して枝が込み合ってきた場合には剪定をしてあげましょう。
剪定した枝の切断部分を水に浸けておくと根が出てきます。根が出た枝を鉢に植えるとそのまま大きくなりますが、ハイドロカルチャーにして育てることもできます。
ハイドロカルチャーにすると土に発生する虫の問題から解放されます。
ハイドロカルチャーならばそのような虫の煩わしさが無くなるので、この利点は大きいと言えます。
また、ハイドロカルチャーは鉢植えと違い受け皿を必要としません。受け皿スペースを確保しなくてもよいので省スペースで飾ることができます。
ガジュマルにつく害虫と対策
ガジュマルに虫が付いてしまう場合があります。
風通しの悪い場所に置いていたり、葉が乾燥しすぎると発生しやすくなります。
霧吹きで水を葉の裏や表にかけてあげると虫が付きづらくなります。葉の埃を拭いて掃除してあげた後に霧吹きで水をかけてあげると予防になります。
ハダニは赤や黄、白など種類によって色が異なり、小さくて集団で発生します。
カイガラムシはハダニよりも大きくて白い綿が付いています。
アブラムシは緑色でハダニよりは大きくやはり集団で発生します。
薬剤で駆除することもできますが、濡らしたキッチンペーパーなどで拭き取ってしまうこともできます。カイガラムシは葉にしっかりとくっついていて取れづらいので割り箸でつまんだりブラシで擦り取るとよいでしょう。
ガジュマルの鉢植えの植え替え方法
ガジュマルの鉢植えはそのままずっと放っておくと枯れてしまいます。
5年も6年も植え替えていないという話も聞いたことがありますが、その木を見るとやはり元気が無く葉の先が枯れていました。
地面の土の中では自由にどこまでも根を伸ばすことができます。大木の根はかなり離れて場所の地表でも見ていることがよくあります。本来は広い範囲に根を張りしっかりと地上の幹や枝を支えるようになるものです。それが鉢に入れられてしまうのですから、伸びた根は鉢の壁に当たりぐるぐると鉢内を彷徨うように伸びるだけです。2年くらいでかなり窮屈な状態となります。
最適なのは2年毎にひとつ大きな鉢に植え替えをしてあげることです。
ガジュマルは2年から3年おきにひとつ大きなサイズの鉢に植え替えてあげましょう。
土ごと根を出して根の周囲の6割程度の土を残して新しい鉢に植えましょう。新しい鉢には新しい土を入れてあげましょう。