パキラの植え替え方法と剪定のやり方についてを紹介します

パキラの植え替えをしたいけれど、剪定も同時に行っていいのでしょうか?

剪定や植え替えに適している時期であれば、同時に行っても大丈夫です。では、剪定や植替えを行うときにはどんなことに気をつけたらいいんのでしょうか。

剪定や植替えをするときのポイントを紹介します。同時に行うのに抵抗がある人は剪定をした後に土を足してあげるといいでしょう。

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パキラの植え替えと剪定は同時にしてもいい?剪定して植え替えをしましょう

パキラを育てていると、剪定や植え替えが必要になります。
どちらの作業も体力は必要ですが、難しい工程はありません。しかし、初めての場合には戸惑うことも多いですよね。

そこで、まずは剪定と植え替えについての疑問から、解決していきましょう。
この2つの疑問と言えば、

「行うのにベストな時期が重なっているけど、一緒に行ってよいのか?」

ということでしょう。

一緒でも大丈夫

剪定や植え替えにベストと言われる期間はパキラの成長期に当たります。
活発に活動している期間なので剪定や植え替えでダメージを受けても早く回復してくれます。

おすすめは剪定してから植え替える

一度にたくさんの作業を行うと、パキラに掛かるダメーはどうしても大きくなってしまからです。

形を整える剪定を先に行って、ワンクッション置いてから植え替えするとパキラへのダメージを減らす事ができますよ。

パキラの剪定の仕方について

パキラの剪定は、枝を切ってバランスをとる作業です。

剪定はインテリア性を高める事もメリットの1つ

不調な葉を切り落として進行を食い止めたり、風通しを良くして病害虫を予防する効果もありますよ。

剪定での悩みと言えば、

「いつ行っても良いの?」

「どこを切れば良いの?」

ということでしょう。

剪定におすすめな時期はパキラの生育期の手前にあたる5~6月

この時期に剪定を行うと、すぐに生育期を迎えますので新芽を出して早くに形が整います。

大掛かりな剪定はこの時期に行うことをおすすめしますが、細かい枝を整える程度の剪定であれば、他の時期に行っても問題ありません。
また、休眠期にあたる冬でも、室内である程度温度のある場所で育てているならば、不調な葉を切り落とす程度は大丈夫です。

剪定のポイントになるのは成長点

パキラには幹のあちらこちらに小さなコブのようなものがついています。
それが成長点です。

剪定で幹をカットすると、切り口に最も近い成長点から新芽を出します。
ですから、剪定するときにはここから枝が生えるといいなと思う場所の少し上でカットすると、理想的な形に近づけることができますよ。

日陰で徒長してしまった場合

思い切って剪定して仕立て直してみると良いでしょう。
葉が無くなってしまっても成長点があれば、そこから新芽が現れて元気に成長してくれますよ。

病気かもしれない不調な葉や枝に関しては、潔く切り落としてしまいましょう。
また、葉が込み入っている部分も少しすいて風通しをよくしてあげると、病害虫予防になります。

剪定のときにポイントになるのは成長点ですが、もしもすべての成長点を切り落としてしまったとしても、枯れることはないので安心してくださいね。
時間はかかりますが、ちゃんと新しい芽が出てきますよ。

剪定をしたらパキラの植え替えをしましょう

パキラがぐんぐん育ってくれるのは、管理者としては嬉しい限りですよね。
しかし、大きくなると心配になるトラブルもあります。それは、根詰まりです。

根詰まりを見極めるポイントは鉢底

鉢の底穴から根が出てきているなら、鉢が小さい証拠です。

植え替えの適期は剪定と同じで5~6月です。
根張りと地表部分の成長は連動していますから、ぐんぐんと育って来て剪定が必要ということは根詰まりの可能性も高いので、剪定前に鉢底もチェックすると良いでしょう。

植え替えは今よりもひと回り大きい鉢を使います。
大きすぎる鉢は根腐れの原因にあるので控えましょう。

土は必ず新しいものに入れ替える

市販の観葉植物用の土が手軽ですが、自分で作りたい方は保水性と腐植土を好むので、腐葉土やピートモスを使って配合してみてください。

赤玉土小粒7に対して、腐葉土やピートモスを3くらいの割合を目安にしましょう。
腐葉土やピートモスを少し減らして軽石を加えてみるのもおすすめです。

管理する場所に合わせた配合率で、ベストな土を作りましょう。

必要なものを揃えながら、植え替え準備もすすめていきます。
植え替えの1週間くらい前からパキラへの水やりは控えて、土を乾燥させます。

準備が整ったら、植え替えです。

  1. 鉢からパキラを取り出して、土を優しくほぐしてだいたい取り除きます。
  2. 根腐れを起こしている根はカットして整えて、新しい鉢へ植え付けます。
  3. 仕上げに割り箸などでつついて土を根の隅々まで行き渡らせて、勢いよくたっぷりと水を与えます。
  4. 水を与えると水の勢いと重みで土がしっかりと締まります。

たくさん沈んでしまったときは、上から土を被せて上げてくださいね。

パキラの植え替えをした後の育て方

パキラの植え替え作業は、新しい鉢に植え付けるまでではありません。

植え替えはパキラの根が新しい土に馴染むまで

植え替え後の管理を間違ってしまうと、枯れてしまうこともありますよ。

まず、置き場所は明るい日陰がベストです。
明るいというと太陽に当ててあげたくなると思いますが、ダメージを受けているので直射日光は強すぎます。

また、風通しの良い場所を観葉植物は好みますが、直接風が当たるのも回復の妨げとなるので避けましょう。
室内であれば、レースのカーテン越しがベストです。

植え替え後の管理

植え替え後のパキラはまだ根が土に馴染んでおらず、上手く水分や養分を吸い上げられない状態です。
そのため土が湿りがちになってしまうので、水やりは土が乾いたら与える程度にしましょう。
また、根から水分を上手に吸い上げられないので、そのままでは葉に元気が無くなってきてしまいます。

葉水をこまめに行うようにしてくださいね。
根は水だけではなく養分もあまり吸収できません。

そのため、肥料を与えると機能障害などをおこしてしまう可能性が高いので、根が新しい土でいつもどおりに役割を果たせるようになるまでは与えません。

植え替え後、とくに注意しながら育てるのは1週間程度です。
回復してきたら置き場所や水やりに関しては普段どおりの管理に戻しましょう。ただし、肥料は1ヶ月程は控えた方が良いです。

パキラの剪定をして植え替えるのが不安というときは増し土がおすすめ

パキラの剪定後に植え替えを行う時、枯れてしまわないか心配になる方はたくさんいらっしゃいます。
実際、管理方法がパキラにあっていないと枯れてしまうこともあります。
しかし、植え替えをしないと古い土を使い続けることになるので、栄養がなく崩れた土で育てることはパキラにとっては良い環境とは言えず、いずれ根腐れなどを起こす原因となってしまいます。

植え替えがとても不安という方には、増し土することをおすすめします。

増し土とは?
今の鉢にある土を5cm程度の取り除き、空いた部分に新しい土を入れる方法です。

注意するのは、土を取り除く時に根を傷つけないようにすること。
新しい土を入れたら、たっぷりとお水を与えて完了です。

ただし、この方法では根詰まりは解消しません。
栄養分のある土を補給したに過ぎません。すでに鉢底穴から根が出ているような状態であれば、植替えが必要になります。