観葉植物の育て方【サンスベリア】枯れる原因と対処法を解説

育てている観葉植物のサンスベリアが枯れる事に頭を悩ませている人もいるのではないでしょうか。

サンスベリアが枯れる原因がわからないと、どのように対処をすれば良いかわからないものです。

ここでは、サンスベリアが枯れてしまう原因と、それに合った対処法についてお伝えします。原因に合った対処を行い、サンスベリアの元気を取り戻しましょう。

また、サンスベリアの基本的な育て方についてもご紹介しますので、こちらも併せて確認してみましょう。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

観葉植物の水やり過ぎは根腐れの原因に!早めにできる対処法

観葉植物を初めて育てるという方は、水枯れを心配して、土が乾く前に水やりをしてしまうという方も多いと思...

観葉植物を室内で育てる時は『土』で育てることをおすすめします

観葉植物があると、室内の空気がスムーズに流れる気がしますよね? 緑が育つには『水』『日光』『風...

室内の植木の土にカビが発生!原因と対処法を知って上手に栽培

室内で育てている植木の土にカビが発生してしまうと、そのカビをそのまま放置しても良いのか、それとも取り...

観葉植物で風水からみる寝室に置きたい物とその効果

観葉植物はインテリアや癒やしの効果だけではなく、風水を気にして飾ったり置いたりしている方もいます。 ...

観葉植物の育て方。パキラの置き場所や水やりや元気に育てるコツ

観葉植物の中でもパキラは育てやすく、人気があります。 日が当たる場所を好みますが、あまり日が当...

観葉植物の虫対策!土からコバエが発生した時の対策と予防方法

家に置いている観葉植物からコバエが発生すると、とても嫌な気持ちになりますよね。家の中をブンブン飛び回...

ガジュマルが枯れる。復活させる方法を枯れる原因別で紹介

観葉植物の中でもガジュマルは丈夫な方とされていますが、お世話の仕方によっては残念ながら枯れてしまうこ...

エアプランツの育て方。ウスネオイデスはおしゃれ女性に人気

エアプランツの中でも「ウスネオイデス」という種類は、葉っぱがふわふわしているのが魅力で素敵ですね。 ...

フィカス・アルテシマの育て方、枯れずにイキイキ育てる方法

観葉植物のフィカス・アルテシマをインテリアとして置く場合、育て方を間違えてしまうと葉が全て落ちて丸裸...

観葉植物の植え替えのタイミングは?鉢の選び方や植え替え方法

観葉植物をお部屋のインテリアとして置いている人もいますよね。観葉植物を上手に育てるには、状態を見て鉢...

ガジュマルの冬の過ごし方。屋外でも大丈夫な気温と保温と注意点

丈夫な観葉植物としても人気のガジュマルは、冬の季節は屋外で育てることが出来るのでしょうか? ガ...

観葉植物の虫の正体は?白いコナカイガラムシの駆除・予防方法

観葉植物を見ると、白い綿のような虫を発見!それは、「コナカイガラムシ」という害虫の可能性があります。...

観葉植物の育て方の基本。ドラセナに注意したいのは温度管理

「幸福の木」という別名を持つ観葉植物・ドラセナ。 丈夫で育てやすいので初心者の方にもおすすめで...

【観葉植物の育て方】モンステラの基本的な栽培方法を解説

自宅でモンステラを育てたいと考えている人もいますよね。観葉植物は育て方を知って上手に育てることで、初...

観葉植物ユッカの植え替えが必要なタイミングと植え替え方法

観葉植物のユッカは成長が盛んな植物です。今の鉢のままでは窮屈で、元気に育てなくなってしまいそうな時に...

スポンサーリンク

観葉植物のサンスベリアが枯れる原因・水や肥料・日当たりについて

観葉植物の中でも、その育てやすさから初心者にも人気の高いサンスベリアですが、うっかり枯らしてしまった場合は、まずはその原因を探ることが先決です。枯れる原因さえ分かれば対処法が見えてきますので、ぜひ今後の育て方の参考にしてみてください。

サンスベリアが枯れる状態

サンスベリアにはたくさんの品種がありますが、その多くは下から上に向かって濃い緑色の細長い葉をまっすぐに伸ばしています。しかし、何らかの原因によって枯れると、上に勢いよく伸びていた葉が力なく垂れ下がり、葉の色も濃い緑色から黄色っぽく変色した状態になってしまいます。

枯れてしまう原因は水やりの頻度

観葉植物が育つには水が不可欠ですが、実は水が不足することで乾燥して枯れるだけでなく、反対に水やりが多すぎる場合にも枯れることがあるということを理解しておく必要があります。

元々乾燥に強い性質を持つサンスベリアに関しては、多少土の表面が乾いた程度ではすぐに枯れるということはまず考えられません。むしろ、まだ土の中に水分が十分に残っている状態で水やりを行ってしまうと、根腐れを起こすことにより、徐々に元気がなくなって枯れてしまう可能性が高くなるのです。

水の与えすぎ以外にも、肥料のやりすぎや直射日光に長時間当てるなどの行為も、サンスベリアにダメージを与えて枯れる原因になります。

サンスベリアは根腐れで枯れることも

サンスベリアは乾燥に強く、水やりの頻度は極力少なくて済むため、観葉植物の中でも手間がかからない種類に分類されています。しかし、どうしても「植物には水を与えるもの」という認識が強いと、まだ水を必要としていないところに過剰に水分を与えることで、根腐れを起こして枯れる原因にもなります。

元々は雨の少ない地域に生息していた植物のため、多少乾燥したくらいで枯れてしまうことはないかわりに、湿度の高い日本の気候に合わせて観葉植物として育てるからには、水を与えすぎないように注意する必要があります。

サンスベリアが根腐れを起こすと

なんとなく葉っぱに元気がなかったり、黄色っぽく変色した葉を見つけた時は、根腐れを疑いましょう。根腐れの症状が進むと、葉先から全体的に乾いて薄茶色っぽくなり、まっすぐ伸びていられなくなります。

さらに、葉の多くが枯れてしなびたような状態になり、根元がカビたり悪臭がしたりといった症状ともなれば、かなり根腐れが深刻な状態にまで及んでいることがわかります。

サンスベリアが根腐れで枯れる時の対処法!観葉植物を元気に育てよう

水の与えすぎによってサンスベリアが根腐れを起こしてしまった場合は、そのまま放置するのは禁物です。まずは、元気な部分にまで被害が広がらないように、対処する必要があります。

根腐れの状況を見極める

根腐れがどの程度進んでしまったのかは、土に埋まった状態では判断できませんので、鉢から掘り起こして目で確かめるのが最も確実な方法です。

ごく一部の黒ずんでいる程度であれば、その部分のみを切り落として植え直します。葉先の一部まで枯れてしまった場合は、変色した部分も切り取ります。

この際、鉢のサイズが小さいようであれば、水はけを良くするために大きめの鉢に移し替えます。

すでに株の大部分が腐ってしまっている場合は、そこから元気にするのは難しいため、まだ生き残っている元気な葉を切り取って「葉挿し」を行うことで、新しい株を育てるとい方法もあります。

観葉植物の育て方・冬のサンスベリアの正しい管理方法

観葉植物の中でも育てやすさに定評があるサンスベリアは、春から秋のはじめあたりにかけて成長し、気温の下がる冬場には、動物で言うところの冬眠状態になります。この特徴を理解することで、季節問わず枯れるのを防ぐことにつながるのです。

冬はさらに水やりを減らす

冬になって気温が下がってくると、水の吸い上げが徐々に悪くなってきます。気温が10℃以下になったあたりでサンスベリアは活動をやめて水を吸わなくなるため、ここで水やりはストップします。

室内で育てている場合はこの限りではありませんので、水やりの頻度を減らして、極力乾燥気味になるように調整します。

サンスベリアは明るい場所を好みますが、なるべく直射日光が当たらないように、置き場所にも配慮が必要です。とくに冬場の窓辺は結露がついてしまう恐れがあるため、場合によっては置き場所を変えましょう。

サンスベリアの基本的な育て方を知って枯れるのを防ごう

最後に、サンスベリアを育てるうえで抑えておきたいポイントについてまとめてみます。

サンスベリアを元気に育てるために

観葉植物として室内で育てる場合は、なるべく明るく湿気のこもらない場所に置きます。直射日光を浴びすぎると葉が焼けて変色してしまう原因にもなりますので、レースのカーテン越しに日を浴びる程度が理想です。ベランダで育てる場合は、日よけを作って時々日陰で休ませるようにしましょう。

春先から夏場にかけては、土の表面が乾いてきたと感じてから数日おいて、水を多めに与えます。この際、鉢受けに溢れてきた水によって根腐れを起こさないように、水はその都度捨てるようにしてください。

気温が下がって来るのに合わせて水やりの頻度をさらに減らし、水を吸わなくなった時点で水やりを控えましょう。室内の温かい場所で育てる時は、2ヶ月に一度ペースの水やりで十分です。休眠中の冬場に関しては、肥料も必要ありません。

サンスベリアを大きく成長させるためにも、2年をメドに大きめの鉢に移し替えましょう。

育て方のポイントさえ抑えておけば、初心者にも育てやすいのがサンスベリアの最大の魅力です。
観葉植物として室内で育てる際には、葉っぱに溜まったほこりもマメに取り除いてあげてくださいね。