モンステラを増やしたいのであれば、気根が出てきたときが挿し木のタイミングとなります。
生命力の強いモンステラですが、挿し木を成功させるにはどんなことに気をつけたらいいのでしょうか。ポイントは土と挿し木の選び方です。
おすすめな挿し木の時期や方法を紹介します。モンステラを切るときや植えるときは、樹液に触らないよう気をつけましょう。
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モンステラに気根が出たら挿し木のチャンス!
モンステラは成長すると気根が出てきます。
葉の付けの根辺りから伸びてくる茶色い根のような部分の事です。
気根は土に入るとそのまま根になる
空気中にある間は空気中の水分を吸い取ったり、反対に水分を発散したりします。
気根はどんどんと伸びて周囲のものに巻きついたりしてモンステラが生息域を広げていく足がかりとなります。
挿し木は気根がある部分を利用すると成功率があがる
但し挿し木を行う時期が重要
モンステラがよく成長する暖かい季節に行うようにします。
熱帯の植物とはいえ暑すぎると元気がなくなるので、8月は避けた方が良いでしょう。8月になってしまった場合には反対に暑さが引くのを待ち、9月に行うことをおすすめします。
モンステラは冬季の休眠期間には殆ど成長しない
挿し木をしても新しい根が伸びてこなくて失敗してしまう可能性が高くなります。
気根があると根付きやすいのでそのままにしておくとよいのですが、伸びすぎた気根は植木鉢には入りません。
モンステラは生命力の強い植物なので、ある程度気根を切ってしまっても大丈夫です。そのため気根の長すぎる部分は切っておいても問題ありません。
モンステラの気根の部分を挿し木にする方法
挿し木は、植物の茎や葉などを直接土に植えて増やす方法です。モンステラは挿し木がよく根付きやすい植物なので、種から植えて育てるのよりも早くて簡単なため殆どが挿し木で増やされています。
- 全体のバランスを見て不要な部分を気根ごと切り取ります。
- 葉が多く付いている場合には2枚程度残して切ってしまいます。
沢山増やしたい場合には、葉の付け根の茎の部分で気根が生えている部分、または盛り上がっていて気根が生えてくる部分ごとに切り分けます。
モンステラの気根を挿し木として土に植えてみましょう
植木鉢に土を入れて挿し木をしてみましょう。
- 植木鉢の底石を敷き、土を入れます。土は挿し木用の土が最適ですが、観葉植物用の土でも大丈夫です。
- 気根が張っていたり事前に水に浸けておいて根が出ている場合には最初土を少なめに入れてモンステラを真っ直ぐと置いてから土をかけていきます。
- 土に刺す部分が真っ直ぐだったり小さい場合には鉢に土を入れてから割り箸などで調度入る程度の穴を開けて挿すとよいでしょう。
- 気根は多少切っても大丈夫なので、鉢につっかえてしまう部分がある場合には切り落として入れましょう。
モンステラを外に置く場合
鉢の底にネットを敷いておくとワラジムシなどの虫が入るのを防ぐことができます。
有害な成分が含まれているのでかゆくなったり炎症を起こしてしまう場合があります。手袋を履いて作業を行うようにしましょう。
モンステラの挿し木をした後の育て方
挿し木をした後は安静にしておきましょう。
モンステラは明るい日陰で育てる
また、風が当たると乾燥して枯れたり倒れてしまうので風が当たらない場所を選ぶか、大きなものを置いてガードしてあげましょう。
そのため水は最低限に土を湿らせる程度に与えます。その代わり葉全体に霧吹きで水をかけてあげましょう。4週間程度で根がある程度出るので、そうしたら根から水や栄養を吸えるので通常通りに管理します。
一ヶ月程度経過して根がしっかりと成長してきたら、ワンサイズ大きな鉢に植え替えてあげましょう。
その場合は根に負担をかけないように鉢の土ごと取り出して崩さないようにして新しい鉢に入れます。
モンステラの挿し木を成功させるポイント
モンステラは気根が出る植物なので、気根が付いている部分を挿し木すると非常に成功率が高くなります。反対に言うと、気根が付いていない部分は成功しづらくなります。
気根は水中や土中に入るとすぐに根が出てくるので、モンステラを増やしたいと考えている場合には気根をうまく育てることが大切です。
気根は株が大きくなると自然と出てくる
それを待って挿し木を行うとよいでしょう。
挿し木を行った後の置き場所と水のあげ方が重要
風の当たらない日陰に置く事が大切
挿し木を行ったばかりの時は赤ちゃんのようなもので、大人では耐えられる日差しや風に耐える事ができません。
水やリに不安がある場合
土が乾燥しないように水をあげる必要がありますが、土が常にじめじめしていると腐ってしまう場合があります。
根に適度な水分が行き渡るようにするには、土の表面が乾いたら水が鉢の底から浸み出る程度あげましょう。
気根など土に埋める部分に水を含ませたミズゴケを巻きつけておくとことをおすすめします。植え替える際にはミズゴケを取ると細い根まで切れてしまうので、ミズゴケはそのままにしておきます。