観葉植物のパキラの育て方とは?基本的な置き場所や水のあげ方

室内で育てやすい観葉植物のパキラ、どんなお部屋の雰囲気にも合わせやすいので候補のひとつにしている人は多いのではないでしょうか?

実際に育て方は簡単なのか気になりますよね。いくら育てやすいといっても置き場所や水やりなど基本的なことを守らなければ枯れてしまいます。いったいどのように育てたらいいのでしょうか。

また、大きく育ってきたらこのようにしてお世話をしてあげてください。縁起がよいと言われているパキラの育て方を紹介します。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

観葉植物は風水的におすすめ!トイレの観葉植物で運気アップ

自宅のトイレに観葉植物を置きたいと考えている人もいますよね。でも。トイレに観葉植物を置くことが風水的...

観葉植物「セローム」の植え替え方法と植え替え後のケアについて

観葉植物のセロームを植え替えするときにはどのように行えばいいのでしょうか? 元気のない観葉植物...

エアプランツの飾り方や吊るし方や吊るす場所は色々。注意点も

見た目もかわいくて育てやすいエアプランツは、土がいらないので部屋のあちこちに飾ることが出来ます。 ...

失敗しないユッカ(観葉植物) の剪定方法と挿し木の仕方について

観葉植物のユッカは青年の木とも呼ばれ、育てやすいという特徴から、おうちのインテリアとして室内に置いて...

観葉植物をインテリアに。大型でもリビングに適した種類とは

観葉植物で大型のものと言えば、一般的には150センチ以上のものを指します。 大型の観葉植物で代...

観葉植物【モンステラ】の植え替え方法やポイントを紹介します

特徴的な葉っぱの観葉植物、モンステラが最近元気がないような…。そんなときは植え替えのタイミングかもし...

エアプランツの育て方を確認。枯れる原因と対処法があります

エアプランツは育てやすいといいますが、実際はどうなのでしょうか。 気がついたら枯らしてしまった...

【観葉植物モンステラ】風水のパワーを効果的にする飾り方

風水では、観葉植物は効果の高いものとされています。 中でもモンステラは特に風水の効果を期待できる植...

観葉植物の土にカビが生えても慌てない。この対処法で解決

ふと見ると観葉植物の土にカビが生えている!とてもショックなことですが実はよくある光景なのです。 ...

ひまわりの花粉の落とし方!家庭でできる方法や注意点を紹介

ひまわりの花粉がうっかり服についてしまったときは、落とし方に注意しなければなりません。 うっかり安...

観葉植物【カポック】の挿し木のポイントと育て方について

観葉植物のカポックを増やしたいときには挿し木がおすすめですが、この挿し木をするときにはどんなことに気...

観葉植物の土でおすすめな専用タイプの土と配合の仕方について

室内に観葉植物を置く場合に気になるのが、土と土につく虫ではないでしょうka. 私も最初は何でも...

観葉植物を室内に。大型の人気タイプと大きくなっても安心な種類

室内に大型の観葉植物を置くだけで、ちょっとした癒やしの空間を感じることができます。 大型の観葉...

【ポトス】観葉植物の育て方!好む環境や水やり・基本の栽培方法

観葉植物の中でも人気が高いポトス。家に観葉植物を置きたいと考えている人の中には、ポトスを置くことを検...

観葉植物ウンベラータに元気がない原因・虫や病気の対策を紹介

自宅で育てている観葉植物のウンベラータに元気がない・枯れてきたなどのトラブルが起きた時は、虫や病気が...

スポンサーリンク

観葉植物パキラの基本的な育て方

人気の高いパキラは、名前を聞いただけで初心者でも想像できる植物とも言えることでしょう。
そんな簡単に育てられる「パキラ」について今日は色々紹介してみたいと思います。

  • 原産地   中南米
  • 属名・科名 パキラ属アオイ科
  • 別名    カイエンナッツ

見た目の特徴としましては、土部分からまっすぐに太い幹が伸び先端部分から緑色の茎にかわり大きな葉をつけているといったところでしょうか。
種類によっては、幹の部分がグルグルと「ジャックと豆の木」のように巻かさりながら伸びていくものもあり、おしゃれな感じも見受けられます。
そもそも原産地が中南米と聞いただけで、強い植物というイメージがつくかと思いますが、基本的には日当たりの良い場所を好む性質があります。
ただ、耐陰性も持ち合わせているので、部屋の窓がない場所でも育てやすいというのが特徴ともいえるでしょう。
ただ、弱点もあります。

暖かい地域原産のパキラは寒さにはとても弱い

室内なら5度以下にならないよう気をつけなければなりません。
日本で言ったら、関東あたりから南の地域ならおよそ年中気温を気にせず室内でも育てられるのではないでしょうか。
室外ならば、風が吹くということも考慮して考えなければならないので、15度以下くらいになったらすぐに室内に取り入れる方がよいでしょう。

観葉植物のパキラの育て方~水やり~

上記でパキラの特徴をざっくりお伝えしましたので、ここからは実際に育ててみましょう。

ホームセンター等で購入後、まずは置く場所を検討しなければなりません。
なぜなら、室温によっては水やりの頻度を変更しなくてはいけないからです。

  • 外気温が15度以上の場合 ・・・ 土の表面が乾燥してきたらたっぷりと水を与えるようにして下さい。
  • 外気温が10度以下の場合 ・・・ 成長が緩やかになってきます。

なので、水を必要以上あげないよう気をつけて下さい。
目安としては、土の表面が完走してから約2日位は放置し、水をあげるというスタイルでおこなってください。
水やりの回数を減らしたことによって、葉が落ちてきたりするようであれば回数を増やしてみるなどで対応しながら育てていって下さい。

パキラの水やりは土の状態を見てから与えますが、葉っぱには毎日霧吹きで水分を与えて下さい。
葉っぱに水を与える事で、ハダニやアブラムシの発生を抑制することができます。室内に置いていて、アブラムシやダニが発生したらショックですよね。
それを防止する意味も含めて葉部分への霧吹きは重要な作業と言えるのです。

観葉植物のパキラの育て方に必要な肥料とは

では、そもそもパキラを育てる上で重要な土選びはでどうしたらよいでしょうか?

他の観葉植物同様、パキラも肥料を与えることで元気に育ってくれますので是非実践してみましょう。

ここからは、肥料を与える上で注意して置きたいことを記載します。

パキラに適した肥料は緩効性化成肥料の固形タイプ

一般的に丸い固形の肥料です。
大きさは商品によっても異なるので店員さんに相談してみるか、肥料袋の裏面に適した植物の内容が書いてあるので確認してみるとよいでしょう。

与える時期は年2回位

年に2回以上は必要ありません。
与えすぎることで枯れてしまうことも考えられますので、大きく育てたいからたくさん肥料を与えたいという気持ちはグッと我慢して下さい。
適している季節は春から秋にかけてと言われています。

観葉植物のパキラが育ちすぎてきたら剪定をしましょう

適切な肥料と水やりの結果、パキラが元気に大きく育ってきたとします。
鉢から溢れそう、もしくは設置場所が狭くなってきたなんて状況になってきたら行うであろう対策について説明したいと思います。
それは、剪定です。
剪定なんて可哀そうと思いがちですが、剪定を怠ることで、新しい芽や花に栄養が行き届かず、結果枯らしてしまうなんて残念な事もあるのです。
枯らしてしまった方が可哀そうですよね。ですので、グングンのびてきたら剪定はおこなって下さい。

パキラの剪定方法や事前準備について

  • 剪定後のイメージを固める
    これは大切なことで、ただ闇雲に切っていっても切りすぎてしまって、インテリアとして悲惨な事になりかねません。どういう形にしたいか計画をねってから実行して下さい。
  • 上の枝を切る
    高くなればなるほど天井部分についてしまうほど伸びるので、そんな葉のほうが可哀そうです。上記でも説明したとおり新しい芽に栄養もいきとどかなくなることを抑えるためにも古い高い枝を切り落としましょう。
  • 切り口に癒合剤(ゆごうざい)を塗る
    癒合剤とは、切った部分の傷口を早く癒やすための薬剤です。
    極力ダメージを抑えるためにも癒合剤を利用することをオススメします。
  • 枯れている葉は元気な根元部分から剪定を
    葉が枯れている場合でもその茎部分がまだ緑色な場合が多々あります。
    枯れているところだけ剪定しても枯れる部分が広がってしまう可能性があるので、茎ごとバッサリ剪定して下さい。

パキラの成長は早い種類だと4週間以内には新芽をつけます。心配せずに栄養のいきとどいていない部分は剪定して下さい。

観葉植物のパキラの植え替え時期と植え付け方法

パキラは観葉植物にはおなじみの「植替え」作業も必要です。
こんな状態になったら植え替えサインと思って早めに植え替えをオススメします。

  • 鉢に対して株が大きく生長し明らかに窮屈に見える。
  • 購入してから2年以上経過している。
  • 鉢底の部分から根がはみ出してきた。

高くまっすぐ伸びていくパキラは成長も早いと言われていますので、鉢が小さいかなと思ったら植え替えを実践しましょう。

早速ここからは手順を紹介します。

  1. 軍手、新聞紙を多めに用意する(3日分位)。
  2. 大きく広げた新聞紙の中央にパキラの鉢を置き1/3程度株についてる土をおとす。
  3. 新しい鉢の鉢底に軽石などを約3cm敷き詰める。
  4. その上に2~3cm位土をサラッとのせる。
  5. パキラを中央部分に斜めにならないように置き、まわりに土をかぶせて株を固定する。
  6. 最後に新しい土のため、まんべんなく水を与えて完了。

ポイントとしては、黒っぽい根を見つけた場合、剪定して下さい。実は植え替える時期にもポイントがあり、5月~7月位とされています。
鉢のサイズは現在の鉢より直径3cm位多いきいものを選びます。

せっかく出会った植物です。
大切に適切な環境で育てれば必ず元気に答えてくれる観葉植物です。
パキラは大きくなると迫力もますので、部屋の雰囲気を華麗にかえてもくれる植物です。コストも低めなものが多いので、是非一度育ててみて下さいね。