観葉植物【カポック】の挿し木のポイントと育て方について

観葉植物のカポックを増やしたいときには挿し木がおすすめですが、この挿し木をするときにはどんなことに気をつけたらいいのでしょうか。挿し木をした後の育て方とは?

挿し木をするのなら、この時期やタイミングで行うと今まで育てた木を弱らせることなくできるのでぜひ参考にしてみてください。

挿し木の方法やポイントを紹介します。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

観葉植物を置くと虫がでやすい?土からでる虫の対処方法

観葉植物の近くにいつも虫が飛んでいる。この虫はどこからでてきているのでしょうか? 窓から入って...

観葉植物ウンベラータに元気がない原因・虫や病気の対策を紹介

自宅で育てている観葉植物のウンベラータに元気がない・枯れてきたなどのトラブルが起きた時は、虫や病気が...

観葉植物のウンベラータに素敵なアクセント、曲がりをつける方法

観葉植物のウンベラータは、まっすぐと伸びているものもありますが、園芸店て並んでいるものは曲がりがある...

失敗しないユッカ(観葉植物) の剪定方法と挿し木の仕方について

観葉植物のユッカは青年の木とも呼ばれ、育てやすいという特徴から、おうちのインテリアとして室内に置いて...

観葉植物初心者でも育てやすい!狭い室内でも栽培可能な観葉植物

これから室内に観葉植物を置きたいと考えている人もいますよね。ですが、観葉植物を栽培した経験がなければ...

観葉植物の水やり方法・旅行で1週間家を空ける時の水やり方法

1週間程度の旅行を計画したとき、自宅で観葉植物を育てている人は、その間の水やりをどうしたらいいのか悩...

モンステラの気根が伸びないのはナゼ?気根の育て方

モンステラの気根が伸びないときにはどんなことが原因なのでしょうか。 気根を伸ばして増やしたいの...

ドラセナの挿し木は時期が重要?失敗しない挿し木のコツ

ドラセナは育てやすい観葉植物と言われ、お家で育てている方も沢山いらっしゃいます。 しかし育てや...

観葉植物の育て方の基本。ドラセナに注意したいのは温度管理

「幸福の木」という別名を持つ観葉植物・ドラセナ。 丈夫で育てやすいので初心者の方にもおすすめで...

室内の観葉植物にカビが発生してしまう原因とカビの除去方法

室内で観葉植物を育てていると、土に白っぽいフサフサとしたものを目にしたことはありませんか?それは、カ...

フィカス・アルテシマの育て方、枯れずにイキイキ育てる方法

観葉植物のフィカス・アルテシマをインテリアとして置く場合、育て方を間違えてしまうと葉が全て落ちて丸裸...

観葉植物を癒やしのインテリアに。北欧インテリアに合うグリーン

北欧風のインテリアは女性を中心に人気ですよね。大人の女性にも取り入れやすく、シックな色合いの中に、鮮...

観葉植物を置きたい。おしゃれで小さいタイプでおすすめを紹介

おしゃれな観葉植物を置きたいけれどあまりスペースをとりたくないという方。 ちょっとの隙間におしゃれ...

観葉植物につくコバエの発生原因についてと対処法も紹介

室内に観葉植物を置いている時に困ってしまうのが、コバエ問題ではないでしょうか。 いつの間にか発...

ストレリチアとオーガスタの違いは?見分け方をご紹介

ストレリチアとオーガスタは見た目がそっくりで、どちらなのか見分けがつかず困ってしまいます。 し...

スポンサーリンク

観葉植物のカポックの挿し木のタイミング

カポックはとても生命力の強い植物なので、挿し木で容易に増やすことができます。
但し時期が悪いと根が出ないで枯れてしまう場合があります。

カポックは熱帯で育つ植物なので、日本で栽培していると寒い冬の間には生長が止まり休眠状態となります。

挿し木は根の無い場所に根が生えるという大変な生長力が必要であり、休眠している間では到底成し得ない事柄です。

挿し木はカポックがよく生長する5月から6月の間に行うと成功率が断然高い

挿し木は是非とも5月から6月の間に行いましょう。ただ、この時期を過ぎると全く駄目という訳ではありません。9月頃までならばチャレンジしてみて下さい。出来れば真夏の暑さの中では行わない方がよいでしょう。

挿し木に限らず植え替えや剪定などカポックに負担を与える作業は春から秋までの間に行うようにします。冬の休眠中はとにかく何もせずにそっと休ませてあげると春になったらまた元気に生長してくれます。

2年程度で鉢内が根で込み合うため植え替えが必要

カポックは大きくなっているので植え替える度に鉢をワンサイズアップさせる必要があります。しかし、もう鉢を大きくしたくない…という場合には大胆に剪定して小さく形を整えます。それ以外でも枝が込み合ってきたら病害虫の予防や根の負担を減らすためにも剪定が必要です。

剪定して切り落とした枝を挿し木に利用すると無駄がありません

切り落とした枝も土に挿しておいたら育つのだと思うとなかなか捨てられないものです。

散歩をしていて大きなカポックと小さなカポック複数の鉢植えを見かけると、好んで増やしたのか、それとも捨てるのがかわいそうで増えてしまったのか…と考えてしまいます。

観葉植物のカポックの挿し木の手順と方法

まずは枝を切り、挿し穂を作りましょう

全体を見渡して込み合った部分の枝を切ります。茎の下部についている葉を切り落とし、上部の葉を1枚だけ残します。残した葉も全てを半分程度切り落とします。土に挿す部分は切断面が広くなるように斜めに切ります。これで挿し穂が完成です。

土は挿し木用の土、もしくは観葉植物用の土、必ず新しいものを使用しましょう

雑菌が発生すると切り口から腐ってしまいます。土に挿し穂が倒れない程度まで挿して、水が底から浸み出るまであげます。

カポックの挿し木をするときに気をつける事

挿し木をした鉢は日が当たる場所と風の当たる場所を避けて置きます。
水は土の表面が乾いたらすぐにあげましょう。

また、肥料をあげると栄養たっぷりで元気に根を出すのではないかと思いがちですが、根付くまでの間は根が無いので栄養を吸うことができません。その状態で肥料を入れても腐らせる原因となってしまいます。

根が出てしっかりと生長を始めるまでは肥料は与えないように注意して下さい。

観葉植物のカポックを挿し木して植え替えた後の育て方

根が出てしっかりと根付いたら通常のカポックと同様に管理します。

水の管理

水が足りないと枯れてしまい、あげすぎても根腐れを起こして枯れてしまいます。適切な量を与えるのはとても難しいように思われますが、どちらの場合も直ぐには枯れません。土の表面が乾いたらあげるようにしていれば問題ありません。

乾いてから1日2日経ったからといって直ぐには枯れないので、プレッシャーに感じずに気軽にお世話してあげましょう。冬の間は休眠しているので水を吸う量が減ります。そのため、土の表面が乾いてから3日程度経過してからあげるようにします。秋と春の気温が変化する時期には気温に合わせて徐々に回数を調節していきましょう。

但し、冬の間はカポックを置いておく場所の環境により水をあげる回数の調節が必要です。暖房が効いた温かい部屋では休眠しない場合もあるので、その場合には水をあげる回数は多くしなければなりません。暖房で空気が乾燥していると土から蒸発する量も増えるので、土の湿り具合を毎日確認しましょう。

冬の間は常に5度以上ある場所に置きましょう

それ以下になると寒さで枯れてしまう場合があります。
肥料は春から秋までのカポックが生長している間に与えます。休眠中に与えると肥料焼けを起こすので気をつけましょう。肥料は強すぎると植物にとっては害となってしまうので、必ず分量を守って与えて下さい。

観葉植物のカポックの元気がないときの対処方法

室内に置いておくとカポックの葉に埃が積もります。週に一度は埃を掃除しながら葉や茎の状態を見て元気かどうか確認しましょう。
葉に虫が付いた場合にはキッチンペーパーを濡らして拭き取ったり、ブラシで擦ったりして取り除きましょう。

カポックは元気な状態の時には葉に張りがありぴんぴんしています。葉がしおれたり先が枯れたりして弱っている場合には原因を探して改善してあげなければ枯れてしまうかもしれません。

2年以上植え替えを行っていない場合には根が込み合って水や栄養が充分吸えていないことも考えられます。春から夏の間に植え替えてあげましょう。

カポックは本来は広い大地に生えて自然環境の中で育ちます。
できるだけ自然の中で育てると元気に成長します。

夏の間は外に置いてあげることをおすすめします

外でもアスファルトやコンクリートの上に置くと地面からの熱で焼けてしまう場合があります。土の上に置いてあげましょう。暑い日にアスファルトで直射日光の当たる場所にいるとあっという間に熱中症になりそうですが、土のある木陰に入ると大変涼しく気持ちがよいものです。

カポックも同じで、アスファルトで日差しを遮るものが無い場所に置いておくとあっという間に元気を失い枯れてしまいます。

下が土で庭の木陰になる場所に置いてあげるとよいでしょう

木陰が無い場合には軒下に置いて簾を軒下に取り付けます。カポックを覆うように簾を斜め前に引っ張り重石を置いたりして固定すると良いでしょう。

日本の冬の寒さはカポックが自生する地域ではない寒さです。耐え切れずに枯れてしまうので寒い期間だけは室内に入れてあげましょう。
室内でも気温が低い場所では水をあげる頻度を減らして根腐れを予防しましょう。