リビングに緑豊かな観葉植物を!大型の植物を選ぶ場合の注意点

インテリアの雑誌などで大型の観葉植物が置かれているリビングを見ると、素敵だと思う人も多いでしょう。

しかし、観葉植物を育てたことがない人にとって、どんなお手入れが必要なのか、虫対策はどうすればいいのか、心配なことが多いのではないでしょうか。

今回は初心者向けのリビングに置くおすすめの大型観葉植物の特徴やお手入れ方法について説明します。これを読んでいただければ、何を基準で選んでよいのかわかっていただけるでしょう。

観葉植物にはいろいろな種類がありますが、置く場所によっても向き不向きがあります。置く場所を考えて、育てやすいものを選ぶようにしましょう。

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初心者にもおすすめなリビングに置ける人気の大型観葉植物の種類とは

初心者の方が室内で育てる観葉植物を選ぶポイントは、日当たりが必要かどうか、水やりや手入れが難しくないか、また大型の観葉植物であればスペースの問題などでしょう。

大型の観葉植物、オシャレで育てやすい種類

オーガスタ

オーガスタは南国のイメージがあり、リビングのシンボルツリーとしても人気があります。
葉が大きいので置く場所にはスペースが必要ですが、シンメトリーに飾ることでリゾート感が人気の観葉植物になります。
水やり
夏場は土が乾いたらたっぷりと水を与えるようにし、逆に冬場は成長がストップする時期なので水やりは土が乾いてから2~3日後くらいにします。
耐陰性があるので室内でも育ちますが、日光に当てたほうが元気よく育ってくれます。ただし直射日光に当てすぎると葉焼けを起こしてしまいますので、レースのカーテン越しくらいがちょうど良いでしょう。

パキラ

日が当たることで元気に育ちますが、日陰にも強いので室内でも十分に育ってくれます。直射日光で葉焼けを起こしてしまいますので、パキラもまたレースのカーテン越しくらいでちょうど良いです。
水やり
夏場は日が当たる場所とそうではない場所で変わってきます。日が当たる場所に置いている場合は土が乾いたら水をたっぷりと与えるようにし、日陰の場合は乾燥気味にしてちょうど良いです。秋から冬にかけては水やりは減らしていきます。土が乾いてから数日待って水やりをしてください。

ゴムの木

ゴムの木は丈夫で育てやすさに人気があります。寒さや乾燥にも強く、日陰でも育ちます。
水やり
土が完全に乾いていたらたっぷりと与えるだけで大丈夫です。乾燥に強いので数日水やりを忘れたぐらいでは枯れることはありませんが、水の与え過ぎには注意してください。
ゴムの木は種類も豊富で、大きく独特な存在感があります。大きめのゴムの木をリビングにダイナミックに飾ることをオススメします。

モンステラ

大きな葉に深い切れ目が入っているのが特徴的な、エキゾチックな観葉植物です。日が当たる場所に置くことをオススメしますが、耐陰性があるため日陰でも十分育ちます。
水やり
寒さには弱いので、水やりは気温によって変えてください。夏場は土が乾燥したらたっぷりと与えますが、気温が10℃を下回ってきたら成長も止まりますので、水やりは夏場よりも控えめにします。

リビングに置く育てやすい大型観葉植物を選ぶ場合のポイント

リビングで育てる観葉植物を選ぶポイントは、日陰・乾燥に強く手入れがしやすいということです。

リビングは観葉植物を置くのに適しているか、環境を確認

リビングの日当たりの良い場所に大型の観葉植物を置くスペースがあるのなら問題ないのですが、よほど広いリビングではない限り観葉植物が室内に入る日差しを遮ってしまい、リビングが薄暗くなってしまいます。直射日光が必要な植物は日光に当たらないと枯れてしまうこともあります。成長期にだけ窓際に移動させるだけで、あとは日陰でも育つような耐陰性のある観葉植物を選ぶことがポイントです。

リビングはエアコンなどで空気が乾燥しがちです。また留守がちな場合は水やりもままならない場合があります。観葉植物は原産地が乾燥気候の品種が多いので、乾燥に強いものも多くあります。
また、留守などで室内が寒くなってしまうような家の場合は、耐寒性のある観葉植物を選ぶ必要があります。

一番重要なポイントは、手入れのしやすさです。水やりがラクで多少忘れても枯れず、害虫や病気にも強いものがオススメです。葉が落ちにくい品種を選ぶのも良いでしょう。成長が遅いものを選ぶと、鉢替えなどの手間もかかりません。

リビングの窓のそばに大型観葉植物を置く場合の注意点

リビングでも日当たりの良い場所に観葉植物を置きたい場合について、お話します。

日光に強い観葉植物を選ぶ

トラノオ(別名 サンスベリア)

乾燥や暑さに強く、育てやすい観葉植物です。水やりは土が乾いたらたっぷりと与えます。逆に水を与えすぎることで根腐れを起こしてしまいますので、多少水やりを忘れても心配いりません。葉はまっすに上に伸びて横に広がらないため、大型の観葉植物の中でもスペースが必要ないのも特徴です。

オーガスタ

日光を好むので、日に当てることで元気に育ちます。水やりも夏場は土が乾いたらたっぷりと与え、冬場は休眠期にはいるので夏場よりも控えます。
大きな葉には蒸散作用があり、空気の浄化作用があります。

ストレリチア レギネ

乾燥や寒さにも強いので育てやすい観葉植物です。明るい場所を好む植物なので、窓際がぴったりです。オレンジや黄色の花を咲かせます。
直射日光には強くなくても、レースのカーテン越しが向いている観葉植物もあります。

ベンジャミン

観葉植物としては有名なので、至る場所で目にすることが多いことと思います。インドでは「聖木」と言われています。
明るい場所を好みますが、風通しも良くしてあげてください。

ユッカ

丈夫で力強さがあることで「青年の樹」とも呼ばれています。乾燥に強く耐陰性もあるので、日当たりが良い場所でも日陰でも育ってくれます。寒さにも強いので、寒い時期に窓際に置いても大丈夫です。

ポニーテール

「トリックラン」とも呼ばれています。日当たりの良い場所が向いていますが、耐陰性もあります。乾燥にとても強く、また耐寒性もあるとても丈夫な観葉植物です。

大型観葉植物の値段の目安とお手入れ方法について

大型植物は大きさからも価格が気になるところです。あまり高価なものを買っても枯らしてしまってはと心配になるかと思います。大型の観葉植物の目安の価格と、せっかく買っても枯らしてしまわないよう手入れの方法をご紹介します。

  • パキラ
    高さや葉の付き方、形から価格も異なりますが、大体6000円~1万円位を目安にすると良いでしょう。
    明るい場所を好みますが、日陰に置く場合は定期的に日光に当てると良いでしょう。成長が早いので、葉をカットする必要がありますが、バランスを見ながら楽しんでみてください。
  • ゴムの木
    大きさによって1万円~2万円位の予算で購入できます。
    明るい場所を好み、日を当てることで葉の色が濃くなり丈夫に育ちます。寒さにも強く、育てやすい観葉植物です。
  • モンステラ
    大きさや葉のつき具合で、1万円~1万5千円位を目安にしてください。
    日当たりを好みますが、日差しの強い季節は直射日光に気をつけてください。大きな切れ込みが特徴的はモンステラは観葉植物の中でも育てやすく人気があります。

大型観葉植物の虫対策方法とは

植物は水やりや日光などの他に、虫対策が必要です。虫と聞くと抵抗がある方も多いかもしれません。虫がつかないような対策をとることも必要ですが、どうしても苦手な方は虫がつきにくい観葉植物を選ぶと良いでしょう。

虫がつきにくい観葉植物に「シュロチク」があります。耐寒性があり日陰に強いですが、直射日光を嫌います。乾燥に弱く、乾燥させてしまうことで虫がつくことがありますので、土が乾いたら水をあげるようにします。

他には「ガジュマル」も人気の観葉植物です。生命力のある丈夫な観葉植物ですが、カイガラムシがついてしまうことがあります。カイガラムシには専用の殺虫剤がありますが、見つけたらすぐに取ることが肝心です。

パキラには、葉の表面にハダニという虫がつきますが、これはダニではなく、クモに近い種類の虫です。ハダニを見つけたら、葉を拭き取ることで駆除できます。

アスプレニュームはシダ科の観葉植物で、湿気のある場所を好みます。アスプレニュームにつく虫はカイガラムシとナメクジです。見つけたら取り除き、予防用の薬もあります。
植物には虫がつきものです。小さな虫なので見つけたら取り除き、薬などで予防してあげましょう。大切に育てている観葉植物なので、虫にも慣れてきて、的確に駆除できるようになります。愛情込めて世話をしてあげてください。