【観葉植物の育て方】ユッカの水やり、日当たり、肥料や植替え方法

観葉植物の中でも人気が高いのが「ユッカ(青年の木)」です。これから自宅に置こうと考えている人もいますよね。

自宅にユッカを置く場合は、正しい育て方を知ってきちんと管理をすることが大切です。では、一体どうやって育てるのが正しい方法なのでしょうか。

ここでは、自宅でユッカを育てる時の水やりや日当たり・肥料など、基本的な育て方についてお伝えします。正しい栽培方法が分かれば、初心者でも戸惑うことなくユッカを育てることができます。

ユッカには生長期と休眠期がありますので、時期ごとの育て方のポイントを知ってうまく管理してあげましょう。

自宅にグリーンを置いて、素敵な癒やしの空間にしてくださいね。

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観葉植物のユッカの育て方、水やりについて

ユッカは観葉植物の中でも男女問わず人気がある種類です。
幹も葉っぱも真っ直ぐ上に伸びるのが特徴で、新芽もグングン出てくるのが青年を連想させるので「青年の木」とも呼ばれます。
上へ成長するため、場所もとらないので室内インテリアとしてとても好まれます。
また、ユッカは風水的には金運と仕事運に効果があると言われているんですよ。

さて、そんなユッカですが、自生地は北米~中米にかけた地域です。
植物は自生していた環境がもっとも得意な環境となりますから、ジメジメとした土や湿度には注意が必要になります。
水やりは季節によって回数を調節しましょう。

ユッカは春~秋にかけては生長期にあたるので、しっかりとした水やりが必要

水やりは「土の表面が乾いたら、たっぷりと与える」のが基本です。
土の表面が白っぽくなるまでしっかりと土を乾かします。
水を与える時には、鉢底から水が染み出すくらいたっぷりと土全体に水を行き渡らせましょう。
最後に鉢受けの水は捨てます。

冬はユッカは生長が緩やかになる休眠期

この期間は吸い上げる水の量も少なくなりますから、回数を減らします。
土の表面が乾いてから、さらに5日~1週間程度待ってから水やりします。
環境によってことなりますから、土やユッカの状態を見ながら調整しましょう。
回数は減らしますが、水やりの量は生長期と同様に、底穴から水がしみ出るくらいたっぷりと与えます。
この時期に水やりの回数が多いと、土に水分が残って根腐れの原因となりますから、乾燥気味に育てるようにしましょう。

ユッカは湿った土が苦手なので、根元への水やりは「乾燥気味」を意識しながら行います。
しかし、それでは葉っぱが萎れたり、幹が乾燥してしまうことがあります。
特に冬場はヒーターなどを使いますから空気が乾燥していますよね。
そういう時には、「葉水」を行いましょう。

葉水は霧吹きを使って、葉っぱの表面や裏側・幹に水を吹きかけることです。
葉水には乾燥だけではなく、ホコリなどのゴミを取り除いて光合成を行いやすくしたり、病害虫を予防するというメリットがあります。
葉っぱに元気が無いと感じた時には葉水してあげてくださいね。

ユッカを元気に育てるポイント

  1. 乾燥気味に育てる
  2. 春から秋にかけてはしっかりと水やりして、休眠期の冬には回数を減らす
  3. 葉水を行う

この3つのポイントを意識すると、元気に育てることが出来ますよ。

観葉植物ユッカは日当たりの良い場所に置く、その育て方について

植物にとって必要なのは、水と光と栄養です。
ユッカの水やりについては、先ほどご説明しましたので、次は光についてお話しましょう。

ユッカは乾燥地帯に自生していた植物なので日当たりを好みますが、直射日光にはあまり強くありません。

ユッカは強すぎる光を浴びると、葉焼けを起こしてしまうので置き場所には注意が必要

30~50%程カットするのが良いとされています。
また、気温が高すぎても葉焼けを起こしやすくなります。

室内で育てる場合、レースのカーテン越しなどがベストポジション

また、日照時間が少なく柔らかな光になる冬場なら、窓ガラス越しでも良いでしょう。

春から秋にかけては屋外でも育てることが出来ますが、夏場にアスファルトやコンクリートの上に直置きすると、照り返しで温度が上がってしまう事があるので注意が必要です。
直置きは控えて、半日陰などで管理するようにしてくださいね。

室内でユッカを育てる場合には、光の量で置き場所を検討すると思いますが、もう一つ気にかけなくてはいけないことがあります。
それは、エアコンやヒーターなどの風です。
これらの風が直接当たる場所では、葉っぱが傷んでしまったりするので、注意しましょう。

ユッカは耐陰性がありますから、室内でも日光の入る場所であれば大丈夫です。
置き場所を上手に選んであげることは、ユッカの生長や健康に大きく影響します。
必要であれば、その都度移動するなどして対応してあげましょう。

観葉植物の育て方、ユッカに与える肥料について

植物にとって大切なのは、水と光、そして栄養です。

植物の栄養に関わるのは、土と肥料です。
ここでは、肥料についてお話しましょう。

ユッカを育てる時には、園芸店やホームセンターなどから購入することが多いと思います。
こういった場所から鉢植えになっているユッカを購入した場合には、大抵はすでに肥料が与えられています。
これから購入する場合には、事前に聞いてみると良いでしょう。

ユッカ購入時に肥料が含まれている場合には追肥は必要ない

ただし、肥料成分の無い土を使っているような場合には、肥料が必要になります。

ユッカに肥料が必要になるのは生長期にあたる5月~10月の間

この間は薄めた液体タイプの肥料を10日置きに与えてあげましょう。
また、液肥には土の上に置くタイプもあります。

肥料は、植え替えの時にも必要になりますから、次は植え替えについてご説明しましょう。

観葉植物のユッカの植え替えについて

ユッカを育てていると、生長に伴って植え替えが必要になります。
生長して鉢の中で根がパンパンになって根詰まりしている状態では、枯れてしまいます。

ユッカの植え替えのタイミング

2~3年に1度が植え替えの目安です。
植え替えは、生長期前の5月ごろに行うのがもっとも適しています。

植え替えに必要なもの

  • 鉢(一回り大きな鉢を用意します。)
  • 鉢底ネット
  • 鉢底石
  • 観葉植物用の培養土
  • 細長い棒(割り箸や菜箸など、鉢のサイズに合わせて用意します。)

植え替え前の準備

土が湿っている状態では鉢から観葉植物を取り出しにくく、根の土も落としにくいので、植え換え前には水やりを控えて、土をしっかりと乾燥させてから行います。

植え替えの手順

  1. 新しい鉢に鉢底ネットを敷き、鉢底石を鉢の1/3くらいまで入れます。
  2. 1に観葉植物の土を少し入れておきます。
  3. ユッカを鉢から取り出して、根についた土を優しく揉みほぐすようにして落とします。
  4. 新しい鉢の中心にユッカを置いて、土を入れていきます。
  5. 鉢の縁より3~4cm程下まで土を入れたら、細長い棒を使い土と根を馴染ませましょう。
  6. たっぷりと水やりします。
  7. 涼しい日陰で1週間ほど管理してから、普段の場所に移します。

用意する鉢は、大きすぎると土がなかなか乾燥せず根腐れの原因になってしまいますから、ちょうど良いサイズで用意するようにしましょう。
大きな鉢に移ったらまた根を生長させることが出来ますから、スクスクと育ってくれますよ。

育て方を間違えた?ユッカが枯れてしまう原因

ここまで、ユッカを上手に育てる方法をご紹介してきました。

比較的育てやすい観葉植物のユッカですが、絶対に枯れないわけではありません。

葉先が茶色くなったり色が薄くなった、葉が萎れて垂れてきた、幹が柔らかいなどの症状が見られたら注意が必要です。

ユッカが枯れてしまう原因

水のやりすぎが原因

土がしっかりと乾く前に水やりをしていると、常に土が湿った状態となり、根腐れを起こしてしまいます。
根腐れが原因の場合には、植え替えることで元気になる場合があります。
早めの対処が肝心です。

強い光が原因

夏場に直射日光を上げすぎてしまうと、葉焼けを起こして枯れてしまう事があります。
気づいたらすぐに場所移動しましょう。
レースのカーテン越しなどがベストです。
正しい管理に切り替えることで、枯れるのを防ぐことが出来ます。
日光不足も枯れる原因となりますから、適度な光量を心がけましょう。

害虫が原因

ユッカの元気がなく、萎れてきたら害虫が原因の場合もあります。
葉っぱの表面や裏側を良く調べてみましょう。
小さな虫がついていたら、害虫が原因です。ハダニの場合には、割り箸などで捕獲して駆除します。
カイガラムシの場合には、成虫は爪楊枝やヘラなどを使って取り除きますが、幼虫の場合は薬剤を使って駆除します。
病害虫の予防のために、葉水を行うようにしてみてください。
ハダニは乾燥しているのが発生原因となりますから、特に効果があるはずです。

他にもエアコンやヒーターの風があたって乾燥しすぎている場合や、根詰まりが原因の場合など、いくつか原因が考えられます。

基本的には、これまでお話した育て方のように管理すれば防げるものが多いです。
正しく管理して、元気な姿を保って上げましょう。

ユッカの特徴と栽培のポイント

元気に育てるために、ユッカの特徴と育て方のポイントをまとめました。

ユッカの特徴

ユッカは耐陰性があり、室内でも育てやすい観葉植物です。
日当たりを好みますので比較的高温も強く、乾燥にも強い植物です。反面寒さには少し弱いので、冬場の温度には注意しましょう。

ユッカの育て方のまとめ

  • 春から秋にかけての生長期にはたっぷりと水やりし、冬の休眠期には回数を減らします。
  • 病害虫予防や葉っぱの乾燥を防ぐためには葉水が効果的です。
  • 日当たりを好みますが、直射日光には弱いので室内の場合にはレースのカーテン越しがベストです。
  • 日光不足になると元気がなくなるので、適度に光に当てましょう。
  • 過度な乾燥には弱いので、エアコンやヒーターの風が直接当たる場所は避けます。
  • 根詰まりを防ぐため、2~3年置きに植え替えます。

お部屋にグリーンがあるのはオシャレですし、何より癒やされます。
ユッカは剪定した枝先を使って、挿し木で増やすことも出来ますので、正しいお世話で長くユッカライフを楽しんでくださいね。