ドラセナの挿し木は時期が重要?失敗しない挿し木のコツ

ドラセナは育てやすい観葉植物と言われ、お家で育てている方も沢山いらっしゃいます。

しかし育てやすいドラセナだけに、大きく伸びすぎてしまう場合も。また小さなドラセナを他の場所に置きたいいう場合もありますよね。

そこでドラセナの挿し木や剪定について、挿し木に適した時期や失敗しないコツをご紹介いたします。挿し木以外の方法で増やす方法についてもご紹介をしていますので、ぜひ参考になさってください。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

観葉植物を置いて風水運を玄関から呼び込もう。おすすめを紹介

風水のことを考えて観葉植物を飾る方も多いと思います。 リビングに飾るだけではなく、風水を意識し...

観葉植物の土でおすすめな専用タイプの土と配合の仕方について

室内に観葉植物を置く場合に気になるのが、土と土につく虫ではないでしょうka. 私も最初は何でも...

ユッカは人気の観葉植物!育て方と管理のポイントを解説

ユッカは観葉植物の中でも人気の高い植物です。実際に家で育てている人もいるのではないでしょうか。 ...

ガジュマルの冬の過ごし方。屋外でも大丈夫な気温と保温と注意点

丈夫な観葉植物としても人気のガジュマルは、冬の季節は屋外で育てることが出来るのでしょうか? ガ...

ストレリチアとオーガスタの違いは?見分け方をご紹介

ストレリチアとオーガスタは見た目がそっくりで、どちらなのか見分けがつかず困ってしまいます。 し...

観葉植物を鉢カバーしている時の水やりの方法について

観葉植物を鉢カバーでおめかししている時の、正しい水やりの仕方について、ご紹介いたします。 ちな...

観葉植物のガジュマルにつきやすい虫と駆除・予防方法を解説

観葉植物のガジュマルは、初心者でも育てやすく、インテリアとしても人気の高い観葉植物です。 虫が...

観葉植物を室内に。大型の人気タイプと大きくなっても安心な種類

室内に大型の観葉植物を置くだけで、ちょっとした癒やしの空間を感じることができます。 大型の観葉...

観葉植物の育て方【ゴムの木】生命力の代名詞を育てよう

観葉植物の育て方について。 生命力の代名詞『ゴムの木』をあなたの部屋に迎えてみませんか? ...

観葉植物【カポック】の挿し木のポイントと育て方について

観葉植物のカポックを増やしたいときには挿し木がおすすめですが、この挿し木をするときにはどんなことに気...

観葉植物の土にカビが生えても慌てない。この対処法で解決

ふと見ると観葉植物の土にカビが生えている!とてもショックなことですが実はよくある光景なのです。 ...

パキラの植え替え時期の目安と植え替え方法・正しい管理方法

観葉植物のパキラは、植え替えをすることで大きく育てることができます。 パキラがどのような状態に...

パキラが根腐れした時の復活方法・植え替え手順と予防法を解説

育てているパキラに元気がなくなり、異変が見られるようになった場合、根腐れしてしまった可能性があります...

ガジュマルの根が白いことや白い物の正体と対処法を紹介

幹の部分や根っこの部分に特徴があるガジュマルですが、育てやすいこともあり人気の観葉植物でもあります。...

エアプランツのおしゃれで可愛い飾り方!百均を使ったアイデア

土を使わなくても育てられるエアプランツは、おしゃれなインテリアとしても人気です。飾り方もいろいろな方...

スポンサーリンク

ドラセナの挿し木に適した時期について

ドラセナは生命力の強い植物なので挿し木で容易に増やすことができます。ただし、挿し木を行う時期がよくないと強いドラセナでも枯れてしまう場合があります。

挿し木はゴールデンウィーク辺りから6月までの間に行うと非常に成功率が高くなります。

ドラセナは熱帯に自生する植物なので寒い日本の冬は苦手です。

冬の間は休眠して殆ど生長しません。その殆ど生長しない時期に挿し木を行うと成功率は格段に低くなります。

春になるとドラセナは休眠から覚めて生長を再開します。

生長し始めた頃は根も伸びやすく最も挿し木に適した時期となる

熱帯の植物なので暑いほど元気になるのかというとそうではなく、日本の7月後半から8月の暑さではパワーダウンします。

また暑いと挿し木から根が出る前に腐ってしまう場合もあるので、真夏の期間は避けた方がよいでしょう。

真夏に行うよりは9月になり暑さが落ち着いた頃に行うことをおすすめします。

ドラセナの挿し木には時期と同じくらい大切なポイントが

挿し木を行うときには、時期のほかに土の選択と水のあげ方が大切なポイントとなります。

土は必ず新しいものを使用

古い土だと雑菌が繁殖して切断面が腐ってしまう場合があります。土の種類は挿し木用の土か観葉植物用の土を選ぶとよいでしょう。

水は挿し木の作業を完了した時点でたっぷりあげる

その後根が出るまでの間は控えめにあげることが大事です。根が出るまでは水をあまり吸えない状態なのであげすぎると腐らせてしまいます。

また、肥料もあげてはいけません。はやり根がない状態では栄養は吸うことができず、ただ腐らせてしまう要因を増やすだけです。

ドラセナを剪定する場合も時期を選んで

挿し木にする部分は、挿し木を目的として切り取る場合もありますが、剪定して切り取った部分を利用すると無駄がありません。

ドラセナの葉が込み合ってきたら剪定して挿し木に利用すると良い

植え替えてから2年程度経過すると鉢内で根詰まりを起こしてしまう場合があります。そうなると植え替えてあげないと枯れてしまいます。

根詰まりしなくても鉢の中が根で渦巻くほどいっぱいになったら植え替えが必要です。

植え替える際には鉢のサイズをワンサイズアップさせるものですが、鉢を大きくしたくない場合には剪定して木を小さくして同じ鉢に植えます。

そのため、ドラセナを育て続けていると必ず剪定をする時期がやってきます。そんな時に挿し木を行うとよいでしょう。

剪定や植え替えはドラセナにとっては負荷がかかる作業です。これらはやはり元気に生長してダメージを克服できる生長期に行うようにしましょう。休眠中に行うと元気を失い枯れてしまう場合があります。

ドラセナの挿し木方法について

剪定して切り落とした枝で挿し木を行いましょう。

剪定は切断面が丸くなるように切る

切り落とした枝は土に挿す部分を斜めに切断して面積を広くします。茎の下の方に付いている葉は切り落として2~3枚だけ残します。葉が大きい場合には一枚だけ残す、もしくは半分切り落とします。これで挿し穂の完成です。葉が沢山ついていると蒸散して水分がなくなり、栄養分も余計に取られてしまうので、葉は少なめに残す、もしくは全てなくしてもよいくらいです。

挿し木用の土を用意して挿し穂を挿します

新芽を利用する場合には新芽の付いた枝を切り取り、切断面を斜めに切って土に挿します。

挿し木が完了したら水をたっぷりとかけてあまり日が当たらない場所に置きます。直射日光は厳禁です。風にも当てないようにして管理しましょう。

しっかりと根付いて生長を始めたら親株と同様に管理しても大丈夫です。

ドラセナは乾燥に強い植物

鉢で栽培する場合では水を与えすぎて根を腐らせてしまう場合が多くあります。水は土の表面が乾いたのを確認してあげましょう。

また、冬の休眠している間はもっとあげる回数を減らします。目安は土の表面が乾いて5日程度経過してからです。

冬季は置き場所の違いで温度や湿度が大きく異なるので、環境に合わせて適切な量を見極めましょう。

また、寒いのが苦手で5度以下になると枯れてしまう場合があります。昼間はよくても夜間に気温がぐっと下がるような場所には置かないように気をつけましょう。

いろいろなドラセナの増やし方

ドラセナを増やす方法はいく通りかあります。
ドラセナは大胆にメインの幹を切断してしまっても、わき芽が生えてきてまた大きく生長してくれます。

管挿し

切った先を葉のある部分と葉の無い幹だけに切り分けて、幹だけを挿し木しても育ちます。この幹だけを挿して増やす方法を「管挿し」と呼びます。

茎伏せ

ドラセナの茎だけを切り取り横にして土の中に埋める方法でも増やすことができます。この方法は「茎伏せ」と呼びます。

水挿し

葉の付いた茎を水に挿すと切り口から根が出てきます。この方法は「水挿し」と呼びます。

幹だけ、茎だけでも根が出て大きく生長できる生命力は素晴らしいものです。是非とも剪定して切り落とした部分は無駄にしないで増やしてあげてください。
芽が出てきたときには何ともいえない喜びを感じます。

ドラセナを購入するにはお金がかかりますが、増やしていくと土や鉢代を考えても非常に安価です。知人にプレゼントすると喜ばれる場合もあります。
ドラセナは増やす楽しみを大いに味わう事のできる植物です。