自宅のインテイリアとして観葉植物をプラスしようと考えている人におすすめの観葉植物が「アガベ・アテナータ」です。
アガベ・アテナータは、観葉植物初心者でも育て方が簡単な観葉植物の一つです。
ここでは、アガベ・アテナータの特徴や基本的な育て方についてお伝えします。初心者の人にもピッタリの観葉植物ですから、是非インテリアとしてプラスしてみてください。
楽しみながら育てることで、毎日の生活を魅力的にしましょう。
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アガベ・アテナータの育て方は初心者でも簡単!育てやすい植物
アガベ・アテナータはアメリカ南西部などの暑くて乾燥した地域の植物です。
長くて尖った葉の形が龍の舌のように見えることから日本では「リュウゼツラン」とも呼ばれています。
とても丈夫で生命力の強い植物で、暑さに強く寒さもマイナスにならなければ耐えることができ、水を多く必要としません。そのため育てやすい観葉植物として人気です。
アガベは成長すると大きくなる品種が多いのですが、その中ではアガベ・アテナータは成長しても1メートル程度と小さい方です。アオノリュウゼツランは成長すると4メートルにもなるので屋内向きではありません。アガベ・アテナータ・バリエガータは葉がふっくらと太めの優しい印象で半入りは色のコントラストが美しく人気です。
育て方は簡単!アガベ・アテナータの季節ごとの水やり
アガベ・アテナータは手間のかからない観葉植物です。
「忙しくて植物の世話なんてしていられない…」「しばらく水あげるの忘れていた…」というのが調度良いくらいです。
鉢の土の表面が乾いていると水をあげたくなりますが、乾いて直ぐにあげるとアガベ・アテナータにとっては多すぎます。乾いてから4日程度してからあげましょう。その際には鉢の底から水が出てくるくらいあげましょう。水をあげてしばらくすると鉢の受け皿に水が溜まります。これをそのままにしておくと鉢の底が密閉された状態になり根が腐る原因になります。受け皿に水が溜まりきったら捨てるようにしましょう。
寒くなるとアガベ・アテナータが水を吸う量が減り、自然と蒸発する水の量も減ります。そのため温度に合わせて与える水の量を調節する必要があります。
秋になり寒くなってきたら土の表面が乾いてから4日だったのを5日、6日と段々と乾燥している期間を長くしていきます。冬季は月に1回程度で充分です。乾燥には強いので、水不足よりも水をあげすぎないことに気をつけましょう。
春が近づき温かくなってきたら徐々に乾燥させる期間を短くしていきます。
アガベ・アテナータの育て方~日当たりと置き場所について
アガベ・アテナータは熱帯の乾燥した地域で生育する植物です。そのため日本では夏の間に元気に生長します。日本よりもずっと暑い地域で日差しを浴びて育つので日本の真夏の直射日光くらいは何てこと無いように思われますが、人と同じように植物も長い間いる環境に馴染むものです。
空気が流れない場所では湿気がこもり、病気になったり虫が付きやすくなります。風通しの良い場所を選びましょう。
しかし、冷暖房の風が直接当たると乾燥しすぎて枯れたり虫がつきやすくなるので、冷暖房の吹き出し口近くには置かないようにしましょう。
アガベ・アテナータの植え替えと増やし方
鉢内は2年程度で根でいっぱいになります。そうなると水や栄養をうまく吸い上げられなくなり枯れてしまうので、植え替えてあげる必要があります。
アガベ・アテナータの植え替えにはワンサイズ大きな鉢を用意します。
あまりに大きすぎると鉢内の根から遠い部分の土の水が吸われないで常に残り、鉢内の環境が悪化して枯れる原因となってしまいます。
植え替えはアガベ・アテナータが休眠から覚めた時期に行います。休眠中に植え替えると枯れてしまう場合があります。
地域により温度が異なりますが、5~6月頃を目安としましょう。
鉢から土ごと取り出して根の周りの土を軽くほぐして新しい鉢に植えます。古い土は栄養がなくなっているので新しい土を使用しましょう。必ず鉢底に鉢底石を入れて水はけの良い土を選びましょう。夏の間屋外に出す場合にはネットを敷いておくと鉢底からのナメクジなどの害虫の侵入を防ぐことができます。
子株が出てきた場合には株分けして増やす事ができます。根ごと分離して別な鉢に植えつけます。
胴切りをして新芽を出させて増やす方法もあります。
この作業には思い切りが必要です。アガベ・アテナータの幹で茶色から緑に変わった先の部分。この緑の部分の中程で切断して幹に新芽を芽吹かせます。芽吹いた芽は葉が4~5枚程度になったら根元から切り取り土に挿します。切断した部分は下部の葉を取り除き2~3枚程度の葉を残して土に挿しておくと根が出て、こちらもまた成長を続けます。
アガベ・アテナータは育て方を楽しむのもおすすめの観葉植物
アガベ・アテナータは一生に一度だけ花が咲き、咲き終わると枯れてしまうので毎年花を楽しめる植物ではありません。
美しい葉の色や形を楽しみましょう。植物を育てているとその成長振りがとても喜びとなります。