「幸せの木」と呼ばれる観葉植物はインテリアとしても人気がありますが、新築祝いや開店祝いにも定番の贈り物となっています。
幸せの木の別名はドラセナ・マッサンゲアナといいますが、その中には定番の種類や珍しい種類などがありました。
ここでは幸せの木=ドラセナについての育て方を紹介します。
植物を育てるうえで大事なポイント、水やり・日当たり・土や肥料のことについて確認してください。
観葉植物初心者の多くの方が間違えてしまうのが水のやり方です。
水は毎日あげるものだと思っている人もいるようですが、水のやり過ぎには注意です!
また日光が必要といっても、日に当て過ぎるのも葉焼けの原因になってしまいます。
幸せの木の育て方を確認して、元気にすくすくと育ててあげてください。
スポンサーリンク
関連のおすすめ記事
-
ドラセナが花をつけたらなぜ切るの?花を切る理由とお手入れ方法
幸福の木という別名が有名な観葉植物のドラセナ。数年育てていると花を咲かせることがあります。 な...
-
観葉植物が植え替え後に元気ない時の原因と対処法とその後のケア
観葉植物の植え替え後に「元気ないな」と感じていませんか。 植え替えをした後に観葉植物の元気がな...
スポンサーリンク
観葉植物、幸せの木の育て方で水やりの方法と見極め方
育てやすい、お祝いなどの理由で一家に1つという感覚で育てられてる観葉植物ですが、今回は人気の高い「幸福の木」について紹介していきたいと思います。
幸せの木、ドラセナの特徴
アフリカ熱帯地域原産で熱帯地域によってはとっても強い生命力を持っています。
本来の名前はドラセナと呼ばれていますが、日本では縁起がよい植物とされているため「幸福の木」という別名も存在するのです。
太い幹の途中、又は頭頂部に細長い艶のあるしっかりとした葉を付けているのが特徴的な植物です。
ドラセナの水やり方法
ドラセナには一年を通して生育期と休眠期が存在しています。
熱帯地域原産な植物ですので、一般的には春~秋にかけてを生育期、逆に冬は休眠期という発育スタイルを持っています。
ですので、一年中同じペースで水をあげると冬場の休眠期には水をあまり吸わないため、土の中の多湿の環境が根腐れという現象を起こし枯らしてしまう場合があるのです。
では、どのようなペースで水をあげるのが好ましいのかお伝えしたいと思います。
土が白っぽく乾いた状態まで水やりは控える
これは、水をあげない状態が続くと土の色が自然と白っぽくなるという原理で、逆に水を上げた直後の土の色は濃い茶色に変化します。
白っぽくなっている状態が水やりのサインと思って下さい。
受け皿に水をためておかない
これは、水やりの際に水をあげすぎて受け皿にもヒタヒタに水が残ってしまったとします。そうすることで、土がその水を吸い上げますが、逆に常に土に水分が残っていることになり根腐れを起こし枯らしてしまうという現象にもつながるからです。
日に当てたい観葉植物。幸せの木の育て方、葉焼けに注意
上記では水やりについて紹介しましたが、次にお伝えするのは日々の管理や育て方です。是非参考にしてみて下さい。
幸せの木の育て方
基本的には、陽に当たることを好んでいるので、室内で生育させている場合はレースカーテン等の直射日光を避けて育てて下さい。
直射日光での生育環境の場合は葉が焼けてしまう現象を引き起こしてしまうことがあります。葉焼けを起こすとその部分は枯れてしまったことになりますので、最悪の場合どんどん進行して全体を枯らしてしまうなんてことも考えられるのです。
ですので、日差しを直接あびる環境は注意しなくてはいけません。
屋外で生育してる人もいますが、そこはとても注意しながら育てています。
直射日光が当たりすぎないようにネットを張った環境下で育てる、などの方法を用いている人もいます。
幸せの木はできれば室内での生育がオススメ
例えば、普段は室内の陽のあたらない環境で生育していたとします。
そんな場合は日中の陽の出ている時にレースカーテン越しの窓際に置いてあげる等の工夫が必要かもしれません。
日中仕事をしている人であれば、朝窓際に移動させて帰ってきたら元の場所へ戻すというような日常の管理が適しているといえるでしょう。
湿度管理も大切
上記でも水やりの時に説明しましたが、多湿の場合は鉢の中で根腐れを起こしかねません。
できるだけ風の通るような場所を選んで置くよう心がけましょう。
かといって、エアコンの風が直接当たる、暖房の熱風が直接当たるような環境では弱ってしまいます。ですので、風が自然に流れるような環境のところで育てることもポイントになると思います。
観葉植物、幸せの木を元気に育てる育て方
では、さらに元気にスクスクと育てるために必要なことはあるのでしょうか?
ここからは、一番大切な土についてオススメなものを紹介したいと思います。
最近では100円ショップなどでも観葉植物専用の土が販売されているので、とてもコストを抑えて入手できるようになりました。
種類にもよるかと思いますが、基本的には100ショップの土には肥料がたくさん入っているため元気に育ちます。
ただ、ここで発生するのが「虫」の存在です。
気にならない人にはオススメできる100円ショップの土ですが、コバエが大量発生し大変な思いをしたことがあるので、殺虫成分の粉と混ぜて使用するなど工夫が必要になります。
ですのでその殺虫剤の値段を考えると、ドラセナ自体に向いている肥料と土を購入した方がコストの面ではお得かも知れません。
肥料は緩効性肥料が最適
様々な肥料が販売されていますが、この肥料の特徴はゆっくりと効果が長続きする肥料とされています。
土は観葉植物専用の土
ホームセンターでも一般的に販売している観葉植物専用の土です。
種類がわからない場合は販売員の人に相談してみることもオススメします。
幸せの木の葉っぱが枯れてしまったの方法
元気に育ったドラセナの木はまっすぐにどんどん伸びていきます。
葉は上部の方につくため高く育ったドラセナの下部分の幹は、なんとも寂しくも感じます。そんな時は、思い切って剪定を考えてみましょう。
剪定することで、より元気にスクスク育ちますよ。
幸せの木の葉っぱが変色した時
青々とツヤのある魅力的な葉ですが、放置しておくことで枯れてしまうことがよくあります。一度枯れてしまった葉は修復できないので、付け根部分から切り落としてしまいましょう。「可哀そう」と感じる人もいるかと思いますが、枯れた葉を放置しておくことで、枯れた箇所がドンドン広がり他の葉にも悪影響を及ぼす危険があるからです。
好ましい時期は生育期真っ只中の春から夏の間をオススメします。
虫等の病気
観葉植物に多い害虫の、ハダニが発生することがあります。
これは、葉の部分に乾燥状態が長く続くと白い小さいハダニを発生しやすいと言われていますので、日頃から葉に霧吹きで水を吹きかける等の対策が必要になります。
発生してしまったら、殺虫剤(ダニ用)を使い駆除する必要もあります。
あとは、「カイガラムシ」です。
カイガラムシは名前の通り硬い殻に覆われているため、殺虫剤でなかなか駆除できないこともあります。
手間ではありますが、ピンセットやブラシ等で優しく取り除いて駆除して下さい。
幸せの木の育てやすい品種を紹介
ドラセナの育て方について色々紹介してみましたが、参考になりましたでしょうか?
基本的な生育方法を掲載したのですが、ドラセナといっても種類は何十種類もあると言われているため、それぞれ特徴や見た目が違うので、育てやすい品種をここからは紹介したいと思います。
幸せの木、ワーネッキー
ホームセンターなどでも見たことがあると言われる基本的な品種のワーネッキーです。
葉の枠部分は白く彩られているため優しささえ感じさせてさせてくれる育てやすい品種の1つです。
幸せの木、ドラセナコンパクタ
こちらはワーネッキーと見た目は似ているものの、葉の枠部分が白色というわけではなく強そうなしっかりした緑色の葉が特徴的な品種です。
しっかりしている葉なので、乾燥した室内では毎日葉に霧吹きをかけてあげるだけで元気に艶を保ってくれるというのも特徴的な品種です。
ドラセナにはインテリアに最適な虹色のコンシンネという品種もありますし、まだまだ様々な種類があります。
幸福の木という名称なだけに、一家に1つ飾って置くというだけで毎日をより明るいものに変えてくれるのだとわたしは思います。