初心者さんでも育てるのが簡単といわれている観葉植物のパキラ。
すくすくと成長が早いので、枝が伸びすぎてしまわないように剪定が必要です。
剪定というとプロの仕事というイメージがありますが、初心者の方でも簡単に剪定ができます。
まずは剪定が必要なワケから確認しておきましょう。
剪定をするタイミングもよくわからないですね。タイミングや時期について紹介します。
また切り落とした枝は捨てないでください。挿し木という方法で増やすことができます。水耕栽培も出来ますよ。
パキラは育て方も剪定方法も簡単です。是非挑戦してみてください。
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観葉植物の剪定は必要?パキラの場合
パキラは観葉植物の中でも初心者が育てやすく、勧められることが多い植物ですよね。
その理由には、生命力が強く育てやすいことで人気があります。
しかし、その生命力ゆえに、どんどん葉が出てくるのもパキラです。
そのため枝が伸びすぎてアンバランスになってしまうことも多々あります。
その様な時には、余分な枝を切って形を整える「剪定」を行いましょう。
剪定のメリットは見た目が整うだけではありません。
風通しがよくなるので病害虫の予防の効果や、養分が効率よく使われる事によって生長も促す事に繋がるのです。
生命力旺盛なパキラの場合、剪定はいつかは必ず必要となります。
気になった今こそ、剪定にチャレンジしてみましょう!
観葉植物・パキラの剪定のタイミングとやり方
育てているパキラを見て、以下のような事に思い当たるなら、まさに剪定を考えましょう。
パキラの剪定の見極めのタイミング
- バランスが悪くなってきた
- 枝がヒョロヒョロになっている(徒長している)
- 葉が混み合って風通しが悪そう
- 葉が重なり合っていて、光合成がうまく出来ていなそう
- 小さく育てたいのに大きくなってしまった
室内で育てているパキラの場合は、剪定時期を気にしなくても問題ありません。
寒い時期の剪定の場合は、パキラの成長期とずれるので新芽の出るタイミングが遅くなる場合もありますが、剪定を行うこと自体は問題がありません。
ただし、室内でも窓辺などの外の冷気が当たる様な場所で育てる場合には、屋外同様に注意が必要です。
屋外で育てている場合には、暑い時期が成長期ですから、剪定はこの直前に行うと良いでしょう。
寒い時期は寒さに耐える事に一生懸命ですから、新芽を出すほどの力はありません。
パキラの剪定方法
パキラは生命力が強いので、剪定方法もあまり難しく考える必要はありません。
極端な話、丸坊主に剪定してもいずれ新芽を出します。
小さく育てたいのに徒長して広がってしまい、あまりに不格好のような場合には、丸坊主にして育て直すことも可能なのです。
ただし、成長点も切り落とすことになるので、新芽が出てくるまでには時間がかかることを覚えておきましょう。
パキラは「成長点」を残すと新芽が出やすくなり、美しいフォルムに仕立てやすくなります。
「成長点」とは、幹にある小さなダマのようになっている節のことです。
この成長点から新芽がでてくるので、成長点の上を剪定するようにします。
観葉植物のパキラがこんな状態なら剪定しよう。新芽が出るのは
パキラを育てているとバランスが悪くなったり、徒長していたりすると気になりますよね。
パキラ思いの人なら、風通しや光合成も気にかけることでしょう。
そういった事が気になったら、思い切って剪定しましょう。
剪定のコツは、よく切れるハサミを使うこと、そして思い切って切ることです。
多少失敗しても、また元気に新芽が出てきて大きく育ちますから、気負いすぎずにチャレンジしてくださいね。
- 剪定する時には「成長点」の上で切るようにします。
すると、切ったすぐ下から新芽が出てきますよ。 - 剪定する時には、全体のバランスをみて、新しく芽を出したい場所の成長点の上を切り落としましょう。
環境にも寄りますが、剪定後2~4週間程度で新芽が顔を出します。 - 剪定を暖かい時期の前に行ったなら、肥料を与えたり、日光浴をたくさん行うことで、新芽を促すことが出来ますよ。
ただし、寒い季節の剪定した場合には、この方法は行わないでください。
寒い季節のパキラは、寒さに耐えることに一生懸命で、新芽を出すほどの力は無いのです。
暖かい季節になれば、また新芽を出す方に力を注いでくれます。
パキラの剪定の時期について
パキラは先ほど少しご紹介しましたが、暖かい季節が成長期で、寒い時期には新芽を出すほどの力はありません。
室内で育てている場合、新芽の成長を特に気にしないのであれば、いつ剪定を行っても問題ありませんが、せっかちで早く新芽が見たい私のおすすめは、やはり暖かい時期です。
パキラが活発に活動している期間がもっとも剪定に向いています。
暖かい時期の直前、5月~7月はベストタイミングです。
成長期の入り始めなので、剪定してもすぐに新芽が出やすいのです。
活発に成長している時期ですから、新芽もぐんぐん成長して、早く形も整いますよ。
また、成長期なので肥料を与えることが出来ますから、剪定後のケアをしてあげることも出来ます。
室内でも5℃まで気温が下がるような場所ではパキラは寒さに耐えるだけで精一杯になってしまいます。
パキラの負担が大きくなるので、気温が低い時の剪定はおすすめできません。
剪定したパキラは増やすことができます。水栽培も
剪定してたパキラの枝を捨ててしまうのは、なんだか心苦しくなりませんか?
パキラは挿し木で増やすことも出来るので、余裕があったらぜひチャレンジしてみてください。
パキラの挿し木の増やし方
剪定後の枝を整えて、土に挿して置くだけで根付きます。
- パキラの枝を10~20cmの長さに整えます。
- 枝の切り口は斜めにしましょう。
- 鉢に鉢底ネットを敷き鉢底石を入れ、観葉植物用の土も入れて、土を湿らせておきます。
- 鉢にパキラの枝を斜めに半分程挿します。
- 土が乾いたらたっぷりとお水をあげながら、明るい日陰で管理します。
- 2~3週間で根付いてくるので、根付いたら普段どおりに育てましょう。
【パキラの水栽培】
- 剪定後のパキラを花瓶などに挿しておくと根が出来てます。
そのまま水栽培するには、根が触れるくらいの水で育てます。
水栽培で出てきた根は、土の中では水分や養分を上手に吸い上げることが出来ないので、水栽培のまま育てるか、ハイドロカルチャーで育てるのも良いでしょう。 - ハイドロカルチャーの場合には、水加減が難しいのでガラス容器を使うのがおすすめです。
容器にパキラの枝を入れてハイドロボールでぐらつかないように固定します。
水は容器の1/5程度にして、水がなくなってから2~3日後に水やりしましょう。
常に水がある状態にすると根腐れの原因になります。 - パキラは生命力が強く成長も早いので、いつかは剪定が必要になります。
暖かい時期を迎える時には、スッキリと剪定して上げましょう。
フォルムが整うだけでなく、風通しも良くなるので病害虫の予防にも繋がります。
多少剪定を失敗してもすぐに成長しますから、大丈夫です。
思い切って剪定してくださいね!