モンステラの株分け方法!実際の手順と注意点・育て方を解説

インテリアとしても人気の高い観葉植物のモンステラは、株分けをすることで増やすことができます。ですが、実際に株分けの方法がわからなければ、うまく株分けをすることができないものです。

ここでは、モンステラの株分け方法についてお伝えします。実際の手順や注意点・株分け後の管理方法についてご紹介しますので、是非参考にしてみてください。

株分けをすることでモンステラを元気に育てることもできますので、是非株分けにチャレンジしてみましょう。

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モンステラの株分け方法・株分けの意味と適したタイミング

モンステラを育てていると段々と葉が生い茂って茎が伸び気根が出てきます。

成長するままに任せておくとモンステラを置いている一角はジャングルのようになってくることでしょう。それも素敵ではありますが、限られた部屋の中では掃除をしたりする時に邪魔になってしまいます。また、葉や茎が込み合うと空気の流れが滞り虫が発生する場合もあります。剪定をしてすっきりとさた方がよいでしょう。

上部が成長すると根も同様に成長しているので鉢の中は窮屈な状態になっています。2年から3年植え替えを行っていない場合には、植え替えてあげましょう。

株分けは植え替えで根を土から出した時に行うのが最適

通常植え替えはひとつ大きな鉢に行いますが、株分けをすると同じ鉢を使用することができます。

株分けは増やす目的以外に、鉢を大きくしたくない場合にも有効

株分けされたモンステラは成長がよくなり、ぐんぐんと大きくなります。

植え替えや株分けは植物にとっては大きなダメージを受ける作業です。そのため、成功させるためには適した時期に行うことが重要です。

春から夏にかけてモンステラが成長を始める時期に行うのが最も良い

具体的には5月から6月頃です。モンステラは熱帯の植物なので寒い冬の間は休眠状態となりほとんど成長しません。その時期に植え替えや株分けを行うと根が新しい土に根付かずに枯れてしまう場合があります。
また、8月など暑すぎる気候でも負担が大きくなるので、8月になってしまった場合には暑さが過ぎるのを待ち、9月に行う方がよいでしょう。

モンステラの株分けに必要なもの・必ず手袋を着用しよう

株分けをするには土を入れる時に使用する園芸用シャベルとモンステラに適した水はけの良い土、鉢底石と鉢底ネット、新しい鉢を用意します。
鉢底石は次の植え替えの時も洗って乾かすと再利用できます。しかし、土と鉢底石を分けるのが以外と手間です。ふるいにかけるのが早くて簡単ですが、最近ではとても便利な商品があります。

鉢底石がネットに入っている便利商品を活用

そのままネットごと入れて使用できるものです。これだと次の植え替えで取り出した時に土と分ける作業が不要となります。とても画期的です。この製品が出てからはもうふるいも必要なく、植え替えの時間がかなり短縮されました。

鉢底ネットも用意

鉢の底にネットを入れておくと、鉢の底からナメクジやワラジムシが鉢の中に入るのを防ぐことができます。中に卵でも産んで繁殖されると厄介なので、鉢底ネットを入れて高さのある場所に置くかなりそういった虫が入るリスクを下げることができます。

モンステラが折れたり葉がちぎれると白い樹液が出ます。これが付くと皮膚によくありません。そのため植え替えや株分け、剪定をする時には園芸グローブをはめるとよいでしょう。

モンステラの株分け方法・実際の手順

まずはモンステラの生え際を掴んで根を土ごと鉢から引き出します。鉢底の穴に根が絡んでいると出づらいのでカットしましょう。

  1. 鉢から出したら大まかな土を落として腐っている根がある場合には切り落とします。
  2. 全体のバランスを見て株分けする部分を切り分けます。
  3. 新しく植える鉢に鉢底石を敷きます。
  4. モンステラを入れた時に鉢の縁から4センチメートル程度下がった位置が地表となるように高さを調節して土を入れます。
  5. モンステラを入れて真っ直ぐになるようにおさえて根の周囲に土を入れていきます。
  6. 根の間に隙間ができないように丁寧に土を入れましょう。

完了したらたっぷりと水をかけてあげましょう。

株分けしたモンステラの正しい管理方法

植え替えを行うと太い根から出る細い根が多く切れてしまいます。それはモンステラにとっては大きな事故に遭ったような状態で、療養が必要です。

強い日差しを避けて半木陰で風の当たらない場所に置いてあげましょう。一週間から二週間程度たち元気が出てきたら通常通りに管理しても大丈夫です。

モンステラの基本的な育て方

モンステラは日当たりの良い場所で元気に成長します。日陰でも直ぐには枯れない耐久性がありますが、長期間日陰に置いておくと弱々しくなり枯れてしまいます。

日の入る明るい屋内であればどこに置いても大丈夫

窓の近くに置く場合には直射日光が当たらないように気をつけましょう。直射日光が当たると葉やけを起こして色が変わってしう場合があります。そうなると元には戻りません。直射日光が差し込む間はレースのカーテンやブラインドなどで遮ってあげましょう。

水は土の表面が乾いてからあげるようにします

しかし、冬の間は休眠してあまり水を吸わなくなるので、土の表面が乾いてから5日程度経過してからあげるようにしましょう。

水をあげすぎると土が湿った状態が続き、根が腐ってしまう場合があります。観葉植物の世話でもっとも失敗しやすいポイントなので気をつけましょう。

一度にあげる水の量は、鉢の底から水が出てくる程度

鉢内全体に水が行き渡るようにたっぷりとかける必要があります。底から出てきた水は鉢皿に溜まります。この水をそのままにしておくと底の穴が塞がれた状態となり空気が流れません。

そうなると根腐れを起こす原因となるので、鉢皿に水が溜まりきったら捨てるようにしましょう。

大型の鉢になると鉢皿を取り出すのが容易ではありません。鉢を容易に持ち上げられない場合にはスポンジで吸い取っては絞って鉢皿の水を除去しましょう。

風通しが悪いと病気になったり虫が付いてしまう場合があります

また、葉が乾燥しがちだと虫が付きやすくなります。病気や虫が付くのを防ぐためには風通しの良い場所に置き、霧吹きで葉に水をかけてあげるとよいでしょう。

水をあげすぎると根腐れの原因となるので厳禁ですが、葉に霧吹きで水をかけるのは毎日行っても大丈夫です。

その際は、葉の表側だけではなく裏側にもかけてあげましょう。葉に埃が積もると光合成や蒸散の妨げにもなるので、数日に一度濡らしたタオルで拭き取ってあげましょう。

このときに、葉の表と裏側をよく見て虫などがついていないか確認するとよいでしょう。