観葉植物のモンステラを育てている人の中には、挿し木をして増やそうと考えている人もいるのではないでしょうか。
実際に挿し木をしようと思っても、その知識がなければうまく管理をすることができないものです。
ここでは、モンステラを挿し木で増やす方法についてお伝えします。挿し木で増やすメリットや正しい管理方法についてもご紹介しますので、是非参考にしてみてください。
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観葉植物モンステラは挿し木で増やそう!挿し木について
観葉植物の増やし方
- 葉を使って増やす事を「葉挿し」
- 茎を使って増やす事を「茎挿し」
- 芽を使って増やす事は「挿し芽」
- 根を使って増やすのは「根挿し」
モンステラを増やすには気根を利用するのが最適です。気根の付いた部分の茎を切り取り土に埋めておくだけで簡単に根付きます。
気根の生長は目覚しく、その生命力には驚かされます。
伸びて壁に接触してる気根もあったのですが、ある時気がつくと壁にめり込み始めていました。いくらモンステラが可愛くても家の壁に根を張って生長されるのは遠慮したいものです。
慌てて引き剥がしましたが、壁が少し窪んで跡が付いてしまいました。家の壁の中にまで根を張り生長する様子には空恐ろしさを感じ、とっても生命力が強い植物であることを実感しました。
観葉植物モンステラの挿し木の方法・挿し穂の作り方
モンステラの挿し穂を作ってみましょう。
モンステラは生長が早いので、どんどんと大きくなります。
大きくなりすぎて困る場合や葉が込み合ってきた時は剪定する
挿し穂は剪定して切り取った部分を利用すると親株の形は整い、切った部分が無駄にならずにとても効率的です。
親株のバランスを見て、不要な部分を茎から切り取ります
そのなかで気根の付いた部分を挿し木にしましょう。気根が出ている部分を気根の下の節で切ります。切る時にはできるだけ細胞を潰さないように良く切れるハサミを使用しましょう。挿し穂にする部分に葉が沢山ついている場合には1枚だけ残して切り落とします。
残した一枚も大きい場合には先から半分程度切り落とします。葉に栄養が行ってしまったり葉から蒸散すると発根するエネルギーが確保できなくなってしまいます。
モンステラを挿し木で増やす時の管理方法
挿し穂ができあがったら挿し床に挿します。挿し床に使用する土は市販されている観葉植物用の土か挿し木用の土を使用するとよいでしょう。
気根が全て隠れるように、気根と茎の形に土に穴を掘ります。そこに挿し穂を入れて土を被せます。
挿し木を成功させるには時期がとても重要
モンステラはジャングルで自生する植物で寒い気候は苦手です。そのため日本では冬の間には休眠状態になり、その間はほとんど生長しません。
休眠状態の間に挿し木をしてもまず成功しません
春から秋までの暖かい時期には元気良く生長するので、挿し木はその間に行うと成功する確率が高くなります。
休眠が明けて温かくなり活動が活発になる時期で、冬になるまでの期間が長く確保できます。そうすると挿し木をして根付いてからある程度生長できるので、冬の休眠前にしっかりと体力をつけておくことができるのです。
真夏の暑さはモンステラにとっても負担となり、暑さで腐ってしまう危険性が高くなるので8月は避けた方がよいでしょう。
挿し木後のお手入れ
明るい日陰に置き、風が当たらないように注意しましょう。また、水は土の表面が乾くまではあげないようにします。水をあげすぎると挿し穂が腐ってしまいます。
モンステラを挿し木で増やすことにはメリットもある
そのため観葉植物を自分で購入した事はありません。
しかし、モンステラは両親は栽培していませんでした。私はモンステラの大きな切れ込みのある葉に一目惚れして手に入れたいと考えたのですが、いざ購入しようと思うと以外と高いものです。
栽培している人から増えたものをもらう有り難味を実感しました。
剪定した茎を土に挿しておくだけで増やすことができるます。
挿し木に大きくなったモンステラを剪定した茎を使用すると、挿し木のために泣く泣く切り取るのではなく、不要な部分を切り取り捨ててしまうものを生かしてあげることができます。これは大変なメリットであると言えるでしょう。
モンステラは生長が早く2年程度で鉢の中で根がぎゅうぎゅう詰めになってしまいます。そうなるとひとつ大きな鉢へ植え替える必要がありますが、大きくしたくない場合には剪定したり株分けをして小さくしてまた同じ鉢に植えることができます。
観葉植物モンステラを元気に育てよう!好む飼育環境
モンステラはジャングルに自生するので暑さに強いのですが、ジャングルでは木々が生い茂っているので以外と日光が当たらないものです。
モンステラは直射日光には弱く木陰が調度良い置き場所
部屋の中に置く場合には、日の良く当たる窓際を避けた方がよいでしょう。しかし、日があたら無すぎるとヒョロヒョロになってしまうので、日のよく入る室内で窓際を避けた場所が最適です。
風通し
悪いと虫が付き易くなるのですが、風が常に当たっていると乾燥したり葉が擦れて傷んでしまいます。冷房や暖房の風が当たる場所は避けて置きましょう。
水
土の表面が乾いたらあげるようにします。冬場は休眠しているので乾いてから4日程度経過してからあげるなど水をあげる回数を減らしましょう。
肥料
春から秋までの生長期に与えます。冬場は5度以下になると枯れてしまうので、温度管理には気をつけましょう。