ユッカロストラータはシャープな葉が印象的な観葉植物です。植物は長く育てていると、植え替えが必要になるものです。
そこで、ユッカロストラータの植え替えが必要なタイミングや、植え替えの手順、植え替え後の注意点などをご紹介します。
植え替えと聞くと、ちょっと難しそうと感じる方も多いと思いますが、手順通りに行えば初心者でもできる作業です。
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ユッカロストラータに植え替えが必要なタイミング
ユッカロストラータは細くシャープな葉と、そのボリュームがなんとも特徴的な観葉植物ですよね。
生命力が強くぐんぐん成長する植物なので、定期的な植え替えが必要になります。
ユッカロストラータの植え替えスパンは2年くらいが目安。
ですが、生長速度によっては1年程で植え替えが必要になる場合もあります。
鉢底から根が出てきていたり、水が染み込まない、鉢と植物とのバランスが悪いという場合には、植え替えてあげましょう。
植替えはユッカロストラータが元気に成長する、5~9月に行うのがおすすめです。
この時期のユッカロストラータはエネルギーに満ち溢れていますから、新しい根を生やす力も強いときです。
植え替え後の新しい土にも早く馴染んで、しっかりと根を張ってくれますよ。
反対に休眠期の植替えはおすすめできません。
ほとんど活動していないので、新しい土に馴染むことが出来ずに最悪の場合、枯れてしまうこともあるからです。
ユッカロストラータの植え替えの手順
ユッカロストラータの植え替えを行う時には、まず水やりをストップすることから始めます。
1週間ほどそのまま水を与えず鉢の土をしっかりと乾かしたいので、植え替えの日が決まっている人は、事前に調整してくだいね。
鉢の土を乾かすのは、古い土を落としやすくしてダメージをできるだけ与えないようにするためです。
水やりを控えて乾かしている期間に、必要なものを揃えましょう。
今よりもひと回り大きな鉢と、底石、新しい土が必要です。
観葉植物の鉢に関しては、大は小を兼ねません。
大きすぎず、小さすぎないものがベストです。
また、土は使い回さずに必ず新しい土を用意します。
古い土は団粒構造が崩れていて保水力が無く、栄養もすでに吸収されてしまっているのでカラカラの状態です。
準備が整ったら、植え替えを始めましょう。
ユッカロストラータの植え替え
- 鉢からユッカロストラータを取り出して、古い土を手で優しくほぐしながら取り除きます。
ひと回り大きな鉢に底石をいれ、土を注ぎましょう。 - ユッカロストラータを中央にセットして、土は鉢より3cmくらいまでにしてウォータースペースを確保します。
- 鉢を数センチ上から落としてトントンとすると土が根と根の隙間にも行き渡りますよ。
ただし、陶器などの場合には鉢が割れることがありますから、棒などを使って土を行き渡らせてくださいね。 - 仕上げにたっぷりの水を与えたら完成です。
ユッカロストラータの植え替え後の水やりで注意すること
植え替えはユッカロストラータにとってはとてもストレスのかかるものです。
ですから、少しお休みが必要になります。
普段は日光の大好きなユッカロストラータも、このときばかりは半日陰くらいの場所で休ませてあげましょう。
そして風通しの良い場所を選びます。
植え替え後の水やりは1週間を経過したあたりから開始します。
植え替え後すぐの根は、また新しい土に馴染んでいないので、どんどんお水を与えると根腐れを起こしてしまうのです。
水を与えないと枯れてしまうと心配になるかもしれませんが、ユッカは乾燥にも強い植物ですから大丈夫です。
市販の観葉植物用の土には肥料が含まれていることが多いのでチェックしてみましょう。
ユッカロストラータの植え替えで地植えにする場合のポイント
ユッカロストラータを植え替える時には、鉢へ植えかることが多いですが、地植えにしてしまうのも一つの方法です。
耐寒性は高くマイナス18度前後と言われているので、冬が厳しい地域を除けば広い場所で栽培できると思います。
冬の間雪が降り積もるような地域では、水はけの悪さなどによる根腐れの可能性もあるのであまりお薦めはできません。
地植えにするときのポイントは、植える場所です。
太陽を好むので日向の暖かい場所を選んであげると良いでしょう。
ユッカロストラータは水はけの良い土を好むので、深めに掘って鹿沼土などを混ぜ込みます。
また、冬の放射冷却を繰り返すことは枯れる原因となってしまうので、できるだけ防げる様に建物近くがベストです。
ただし、放射冷却土はマルチングで対策することもできますよ。
ユッカロストラータを挿し木で増やす方法
ユッカロストラータを増やしたいと考えているなら、挿し木に挑戦してみましょう。
挿し木は剪定後の枝を使うのがおすすめですよ。
もちろん、挿し木用に枝をカットしても構いません。
ただし、枝をカットするのは5~8月の間に行いましょう。
カットした枝の切り口に発根促進剤を塗ります。
日陰に置いて、土が乾かないように管理しましょう。
だいたい4週間ほどで根が生えてきます。
しばらくすると新芽が顔を出すので、そのタイミングで観葉植物用の土へ植え替えましょう。その後は植え替え後と同じ管理方法で馴染むまで優しく育て、根付いてきたら普段どおりの管理を行います。