ナスを種から育てることは少し難易度の高い栽培方法です。自宅のベランダなどで、ナスをプランター栽培するときは、一体どのようにしてナスを栽培すれば良いのでしょうか。
ここでは、ナスを種から・プランターで栽培する時の栽培方法についてお伝えします。
種まきの磁気や種まき方法・植え替えや支柱の立て方など、基本的な知識を知って上手にナスを栽培しましょう。
ナスがたくさん実をつければ、食卓に美味しいナスを並べることができます。栽培のコツやポイントを知って、たくさんナスを実らせましょう。
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種からナスを育てたい!プランターで栽培する時の種まき時期
5月中にナスをある程度の大きさまで成長させなければ定植はできないので、そうなるとナスの種をまくのは寒い冬の2月下旬となりますが、ナスの発芽には20~30度の温度が必要なため、自宅でナスの栽培を考えている方は、まいた種は温かい室内で保管して育てなければいけないということになりますので、ポットをおく場所が必要になります。
ナスの苗の定植時期は、住んでいる地域の気候によってことなります。
温かい地域では4月下旬から5月上旬に苗の植え付けができますが、北海道などの寒い地方では6月上旬にならないと定植ができない地域もありますので、種をまく時には定植予定日から、90日程前を目安にするようにして、定植期まで丈夫に育てられるように、挑戦してみましょう。
ナスの栽培方法・種まきに必要なものと手順・植え替えについて
ナスをプランターで育てる予定の方でも、種まきからやってみたいというのであれば、プランターだけでは道具が足りません。
ナスの種を発芽させるのに必要なのが、ホームセンターで入手できる「セルトレー」と「ポリポット(5号)」です。
トレーには土を入れなくては行けないのでプランターに入れる予定のものと同等の土と、ナスの種も用意しておきましょう。
セルトレーは2つ用意があると便利です。
まずは、セルトレーの片方の8分目くらいになるまで、均一に土を入れ空っぽのセルトレーで上から垂直に押さえつけます。
そうすることで土の上に種をまくための穴ができますので、一つの穴にナスの種を1~2粒ずつまいていきましょう。
種をまき終わったら、種の上から土をたっぷり掛けて、水を与えます。ナスは水が大好きなので、セルトレーの底から水が出てくる程度までたっぷりと水やりをしてください。
発芽から1ヶ月程経ったら、ポリポットの底に軽石を敷き、土を入れてからセルトレーの土ごと芽を移し替えて日の当たる場所に置いて育てましょう。
ナスの苗をプランターに植え替え!ナス栽培の植え替え方法
ナスの苗を定植できるくらいまでナスの苗が育ち、気候も安定してきたら、いよいよプランターにナスの苗を植え替えます。
プランターの底には、ポリポットの底に敷いたのと同様の軽石か鉢底石を敷いてから、野菜栽培用の培養土をたっぷり入れます。
天気の良い日に、元気に葉がピンと上を向いている、主枝が真っ直ぐと育ったナスの苗を選んで植え付けていきます。
ポリポットのナスにたっぷりと水を与えたら、プランターに苗を入れるだけの穴を掘り、根を崩さないように注意して植えましょう。
上から苗の周辺を押して、しっかりと苗が新しい環境に馴染めるようにします。
苗が新しい土に馴染むまでには時間がかかるので、それまでの期間は土全体が乾燥しないよう、水やりをしっかり行うようにして下さい。
プランターでナス栽培・支柱の立て方と支柱を組むタイミング
ナスの苗を植えたら、風などでナスの苗が傷つかないようにするため、すぐに支柱と組んで、ナスの苗を誘引します。
真っ直ぐに伸びたナスの枝と平行になるように、支柱を土に差し込んだら、麻ひもなどを使って、枝と支柱を8の字結びします。
ナスの苗に一番花が咲いたら、その花の下から伸びている元気な2本の側枝にも支柱を立ててあげなければなりません。
真ん中に立てた1本の真っ直ぐな支柱にクロスするように2本の支柱を足しましょう。
クロスした支柱が、ナスの側枝を誘引できるように、側枝の高さに合わせて支柱の角度を調整してくださいね。
生育が進むと、枝もだんだん伸びてきますので、伸びたらどんどん支柱に誘引し、枝が折れてしまうことがないように支柱を使ってしっかりと支えていきましょう。
ナス栽培のポイント・追肥や水やりについて
ナスはご存知の通り、みずみずしい野菜なので、育てるときにも水分がたっぷりと必要になります。
放っておいても成長することにはするのですが、水を与えたナスと自然の雨しかもらっていないナスとでは、味も食感も異なりますので、朝晩の水やりを欠かさないようにしましょう。
水やりは、気温の低い朝方と、日が落ちた夕方がベストタイミングです。
土の様子を観察しながら、ナスが水切れを起こさないように、必要な時に必要な分だけ与えられるようにしましょう。
ナスを栽培する時には、肥料を足す「追肥」という作業も大切になります。
ナスの花を観察して、雄しべよりも雌しべが短くなりかけている場合には、肥料切れを起こしている証拠となり、生育不良になりますので、苗周辺の土に肥料を混ぜ込んで、追肥してあげましょう。
できたナスを収穫しよう!ナスの収穫について
ナスの実ができたら、最初に出来た一番果と、次に出来た2番果を早めに収穫することで、その次から収穫するナスの収穫量を増やすことができます。