収穫が待ち遠しい家庭菜園。どんな野菜を栽培していますか?
ナスの栽培は難しいイメージがあるでしょうか。意外と簡単に育てることが出来ますが、栽培の工程でいくつか必要な作業があります。
その中に切り戻しという作業がありますが、いつ行うのかどのくらい切り戻しをしたら良いのかなどわからないことがあるでしょう。
今回はナスの切り戻しについて詳しくみていきましょう。
ナスを長く元気に収穫するための切り戻しのやり方、行う時期や更新剪定についてご覧ください。
また切り戻しをしたナスには、肥料もしっかりあげましょう。肥料をあげる時のポイントも紹介します。
最後に収穫のやり方やタイミングについてお届けします。
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ナスの栽培で必要な切り戻しや剪定のやり方
その中でもナスは、幅広い年代に好まれる野菜で様々な料理に使えることもあり、家庭菜園でもとても人気があります。春に植えた苗がすくすくと成長して、花が咲いた時にはホッとしますよね。
そして、収穫を待ちわびることでしょう。
さて、その収穫ですが、どんなを収穫したいと考えていますか?
実はこれはとても重要で、それによって育て方が変わってくるのです。
それとも、たくさん収穫できる方が良いですか?(収穫量重視)
ナスを栽培している時には、剪定が必要になりますが目指す収穫によって剪定方法が変わってくるのです。
ナスを育てる枝を決めて、果実の成長に株が集中できるように不要な枝を剪定する方法です。反対に収穫量を増やしたい時には、ある程度放任して育て、風通しなどのために整える程度の剪定にとどめます。
たくさんの実をつけて疲れてきた時には、さらなる収穫のために更新剪定を行います。
ナスの栽培方法、切り戻し【更新剪定】とは
ナス栽培で必要になるのが、「切り戻し」です。
また、収穫量を重視する時には、ある程度果実をつけて株が疲れてきた時に、復活させるために行います。
この復活させるために行う切り戻しを更新剪定と呼びます。
切り戻しを行うと、約1ヶ月でまたナスを収穫できるようになりますよ。
ナスの枝から2節ほど残して先端をカットします。
こうすると新しい芽を出してくるので、秋にはまた元気にナスを実らせれてくれます。
すべての枝を切り戻しても問題ありませんが、元気な枝は残して疲れてきている枝だけを切り戻しても良いでしょう。
この方法を加減剪定といいます。
剪定の名前が出てくるとややこしく感じますが、新しい果実を元気に実らせてくれるように枝を整えると考えると良いでしょう。
切り戻しなど栽培しやすくするために先端をカットする方法
ナスの栽培をしていると、ぐんぐん成長しますよね。
しかし、あまり高く成長してしまうと、脇芽かきや切り戻し剪定などの作業が難しくなってしまいます。
そこで、ある程度の高さまで成長したら、先端をカットしてしまいましょう。
一般的には支柱の高さくらいで、120cm位を目安にすると良いでしょう。
そうすると一番高い果実でも150cmくらいになるので、作業しやすい高さで育てることが出来ます。
切り戻し方法は、単純に先端をカットするだけです。
そのため、ラストの1ヶ月は摘心や切り戻しはなどは行わず、放任のまま育てましょう。
気温が下がると成長が緩やかになるので、枝を切り戻して新しい脇芽を伸ばすよりも、そのまま育てた方が収穫できるはずです。
ナスの切り戻し作業の後は肥料をあげて
ナスの栽培では、品質や収穫量のために切り戻しを行います。
切り戻しは新たな脇芽を伸ばすのが目的で行いますが、ナスが脇芽を伸ばすためにはエネルギーが必要になります。
ですから、切り戻しを行った後には必ずエネルギー補給してあげてくださいね。
ナスはそもそも肥料をたくさん必要とする植物です。
そんなナスが新たな脇芽を生やすには、さらにたくさんの肥料が必要になるのです。
目安は1平米につき化学肥料50gです。
だいたい一握り程度を目安にしてくださいね。
ナスの株周りにばらまいてから土寄せしましょう。
ナスは2週間に1度追肥が必要になるほど、肥料が必要な野菜です。
そんな時にはナスの花を見てみましょう。
追肥してあげてくださいね。
ナスの花を定期的に観察すると、栄養状態を把握でいるのでおすすめですよ。
ナス栽培の他の作業や収穫のポイント
ナス栽培でもっとも楽しみな作業といえば、収穫です。
この喜びの瞬間は、家庭菜園ならではですよね。
ナスを収穫する時のポイントは、収穫したら切り戻しも行うことです。
ナスは次々と脇芽を出して、それぞれの節に果実を実らせます。
そのため、収穫した枝は下の1~2枚の葉を残して切り戻してしまいます。
こうすることで脇芽が伸びて、新たな果実を実らせてくれます。
もう一つ作業したいのは、根切りです。
更新剪定など切り戻しをした時には、土にスコップを差し込んで根を切り落としてしまいます。
枝を切った時には根も切っておかないと、不要になった根が根腐れなどを起こして病気になってしまう可能性があるのです。
そのため、切り戻して追肥する前には、根切も行いましょう。