家庭菜園の土の深さは何センチあればいいのか紹介。耕し方も確認

野菜は収穫したてが一番美味しいと思いませんか?家庭菜園で色々な野菜を育ててみましょう。

まずは重要な土作りですが、どのくらいまで土の深さがあったら十分なのでしょうか。
今回は家庭菜園の場合の土の深さについて詳しくみていきましょう。

必要とされている一般的な土の深さは20~25㎝。土を耕す時の道具や、耕し方のコツややり方も紹介します。

よく土を耕すといいますが、土を耕すことに意味はあるのでしょうか?その意味も知っておきましょう。

また野菜作りに重要な土には土の酸度が生育に関係してきます。土の酸度や適した野菜も紹介しますので参考にしてみてください。
この方法で美味しい野菜の収穫が楽しみですね。

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家庭菜園を始めよう。まずは土の深さの目安を紹介

家庭菜園は自宅で安心安全な野菜を収穫することが出来ますし、なにより収穫したての野菜を頂くことができます。
収穫したては野菜が最も美味しい時ですよね。

自宅にお庭があるなら、土を耕して、ぜひ家庭菜園をはじめてみませんか?

庭で家庭菜園を始める時に、一番始めに取り掛かるのは、「土づくり」です。
しかし、初めての場合にはどのくらいの深さを耕せば良いのかすらわからないと思います。

実は、土を耕す深さは「深ければ深いほど良い」と言われています。
しかし、実際に行ってみるとわかりますが、深く耕すというのはかなりの重労働です。

そこで欲しくなるのが、目安ですよね。

一般的には、30cm程度の深さがあれば良いと言われます。
市販のシャベルやスコップなら、先端がすっぽり土に埋まる程度です。

ただし、これは植える野菜にもよります。
当然ですが、ごぼうや大根など土に深く伸びて成長する根菜類の場合には、それらが成長できるだけの深さが必要になります。

家庭菜園の土の深さと土の耕し方と道具について

それでは早速、家庭菜園で土を耕す方法についてご紹介しましょう。

【土を耕す道具】

  • シャベル(スコップ)
  • 半月鍬

【土の耕し方】

土を耕すというのは、一般的に土を耕して畝(うね)を作ることをいいます。
畝は一段高くすることで雑草を防いだり、作業をしやすくするという目的があります。
多くの野菜に向いていると言われる畝は、「高さ20cm、幅は肩幅」と言われます。

  1. まずは深さ30cm、幅は肩幅の溝を掘ります。
  2. 掘り出した土は溝の両サイドによけておき、しばらく空気に触れさせましょう。
  3. 掘り出した土をふんわりと溝に戻して、高さ20cmになるように畝を作りましょう。
  4. 掘り起こされた土は空気を含んでボリュームが出ているので、押さえつけたりせずにふんわりと盛り、高さを出しましょう。
  5. また、畝と畝の間は人が通ったり作業できるくらいの幅にすると良いでしょう。

家庭菜園の土を耕すことの意味と土の酸度

家庭菜園の中でも、土を耕す作業はもっとも重労働で楽しくない作業かもしれませんね。
しかし、これを怠るのはおすすめできません。

固くなった土を耕すことは、土にすきまを作り通気性や排水性を改善する目的があります。
他にも、雑草を土の中にすき込むことで枯れさせる、除草効果もあるのです。

先程土の耕し方の時には基本的な畝作りについてだけをご紹介しましが、土を耕す時には石灰などを使って土の酸度を調整することも出来ます。

野菜によって異なりますが、多くの野菜は中性に近いpH6.0~6.5の土壌を好みます。
土壌が酸性に傾くと植物の根の働きが悪くなったり、リン酸だけを極度に吸収することで、生育に悪影響を及ぼすのです。
しかし日本では、雨によってアルカリ成分が流れてしまい、酸性に傾いていることがほとんどです。
そこで、アルカリ性である石灰などをすき込んで、土壌改良を行う必要があるのです。

土作りはとても大変な作業ですが、野菜が元気に育つためにはとても重要な作業なのです。

家庭菜園の土に重要なのは深さと酸度。酸度と野菜の関係について

家庭菜園の土づくりで重要なのは、ここまでご紹介したように土の深さと酸度です。
特に酸度は野菜の生育に直接関わってくるので、とても重要になります。

土の酸度を測るためには、「土壌酸湿度測定器」を使う方法や「pH試験紙」を使う方法があります。

主な野菜が好む土壌酸度

  • pH5.5~6.0…じゃがいも、サツマイモ、スイカ、メロンなど
  • pH6.0~6.5…トマト、きゅうり、ナス、ピーマン、かぼちゃ、いんげん、枝豆、ゴーヤ、レタス、小松菜、キャベツ、大根、人参など
  • pH6.5~7.0…えんどう、そら豆、ほうれん草、ねぎ、ごぼうなど

土の酸度を測った結果、栽培したい野菜に適した酸度であれば問題ありませんが、酸性に傾いている場合には石灰を混ぜて調整しましょう。

家庭菜園での重要な土作りの基礎。美味しい野菜が出来る土

家庭菜園では土作りはとても重要で、野菜の生育に影響する作業です。
植物は根から水分や養分を吸い上げて成長しますから、元気に育った美味しい野菜を収穫するためには、良い土であることがポイントになるのです。

美味しい野菜ができる良い土の条件

  • 通気性が良い
  • 水性が良い
  • 排水性が良い
  • 保肥性が良い
  • 健康な土
  • 最適なpH

野菜の生長にはたくさんの酸素が必要ですし、十分な水も必要になります。
しかし、余分な水が土に残っていると根腐れを起こすので、水はけの良さも重要になるのです。
また、水やりで肥料が流れてしまい程度の粘着度も必要なのです。

連作すると土壌伝染性の病気を起こしやすくなりますから、土が健康であることも重要になるのです。

このようにたくさんの条件を並べると、とても難しく感じるかもしれませんね。
作業手順をお伝えすると、土壌のpHを確認して酸度調整を行うこと、しっかりと土を耕して、堆肥を入れて土をふんわりと柔らかく仕上げることが大切なのです。

土作りは家庭菜園のもっとも基本となる部分で、土の良し悪しが野菜に直接影響します。
育てる野菜に合わせた深さをしっかりと耕して、酸度調整などの土壌改良を行いましょう。
良い土で育てれば、スクスクと成長して美味しい野菜となってくれますよ!