ナスをプランターで栽培するとき、今までナス栽培の経験がない人は、どのように植え付けや支柱を立てれば良いかわからないものです。
せっかくナスの栽培に挑戦するのですから、美味しいナスを作りたいと考えますよね。
ここでは、プランターでナスを栽培するときのナスの植え付けや支柱の立て方・栽培方法についてお伝えします。どのように栽培すればいいのかを知って、初心者でも上手にナスを栽培しましょう。
自分で作った野菜は格別です。収穫の頃には、食卓に美味しいナス料理を並べてくださいね。
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ナスを栽培しよう!植え付けの方法
プランターで育てることもできるので、ベランダ菜園にも向いていますよ。
ナスはタネからではなく、苗を植え付けるのが一般的です。
タネから栽培することも可能ですが、なれるまでは断然苗の方が失敗がありません。
ナスは温かい気温を好み、28~30度が生育適温と言われます。
ですから 植え付けも暖かくなってくるゴールデンウィーク頃が一般的です。
寒冷地の場合には、それよりも約1ヶ月位遅く、5月下旬から6月上旬あたりが良いでしょう。
また、日当たりも大好きですから、日光のたくさん当たり風通しも良い場所で栽培しましょう。
プランターは、幅・深さともに30cm以上の大きめサイズがおすすめです。
株間は30cmほど必要になりますから、60cm幅のプランターで2株が目安です。
育てたい株数に合わせてプランターを選んでくださいね。
他に必要なものは、鉢底石と土です。
土は野菜用の培養土を用意するのが手軽でおすすめですよ。
新しい土に根が馴染むまでは、苗を乾燥させないのが成功の秘訣です。
プランターでナス栽培するときの支柱の立て方
プランターで育てるナス栽培では、他にもう一つ必要なものがあります。
それは支柱です。
成長期にはぐんぐん伸びてきますから、120~150cmくらいで用意すると良いでしょう。
最終的にはもっと支柱を立てることになりますが、植え付け後は1苗につき1本だけでOKです。
ただし、長方形の大きなプランターに2株植える場合には、いろいろな支柱の組み方ができるので、はじめから長いものではなく短い支柱でも良いでしょう。
支柱は、苗の根を痛め無いように、ポットサイズ分くらい離れた場所に立てます。
麻ひもを使って誘引しますが、きつく縛ると茎を痛めてしまいます。
「8の字」になるように緩めに括り、支柱側で結びます。
日が暮れると気温が下がるうちは、寒さ対策として寒冷紗で包むのがおすすめです。
プランターのナス栽培で支柱を組むタイミングについて
プランターでナスの栽培をする時も、苗の支柱は1本だけではありません。
1苗につき3本必要になります。
なぜなら、一般的に3本仕立てにして育てるのが一般的です。
3本仕立てというのは、主茎の他に一番花のすぐ下の脇芽2本を伸ばして育てる方法です。
ですから、一番花がついたら支柱を追加しましょう。
左右の脇芽を支えることができるように「Vの字」になるように2本支柱を追加します。
栽培スペース的にコンパクトにまとめたい時には、こちら方が良いかもしれません。
2本したての場合は追加する支柱は1本でOKです。
プランターに2株植えている場合には、いくつかの組み方から選べます。
2本の縦の支柱に横1本の支柱で組む交差型、縦3~4本、横3~4本の支柱で組む交差型、合掌屋根のような形に組む合掌型、四角い家の様な形に組むハウス型があります。
プランターの設置場所に合わせて、選ぶと良いでしょう。
プランターでナス栽培・支柱を立てるメリット
プランターでナスを栽培する時には、支柱を立てるのが一般的です。
支柱は茎を誘引するために使いますが、他にもメリットがあります。
- まず、支柱に誘引することで風通しが良くなります。
風通しは、病気や害虫予防に効果的ですし、もし発生した場合でも対処がしやすくなります。 - もう一つのメリットは日当たりです。
茎を広げるよう誘引できますから、それぞれの茎や葉っぱへの日当たりも良くなります。
美味しいナスの為には、たくさんの太陽光が必要になります。 - 最後のメリットは、収穫のしやすさです。
茎や葉っぱがに邪魔されにくいので、収穫も簡単に行えます。
食育も兼ねて家庭菜園する場合、お子様にお手伝いしてもらうので、こういった点はとても重要になりますよね。
美味しいナスの栽培方法・水やりと追肥について
美味しいナスを育てる為に欠かせないものは、水やりと追肥です。
ナスは太陽が大好きなので日当たりの良い場所で育てますが、乾燥は大敵となります。
水不足が深刻になると株が弱って、果実や収穫量に影響が出てしまいます。
しかし、水を好むからといって常に土が湿っている状態も根腐れの原因となるのでNGです。
水やりの秘訣は、こまめな観察です。
ナスからの「水が欲しい!」というサインを見逃さないようにしましょう。
ナスの葉が下向きになっていたり、少ししんなりしているなら、それはナスからのサインです。
水やり同様に重要なお世話が追肥です。
ナスは栄養をたくさん必要とする野菜で、一度でも栄養不足になるととたんに株が弱って収穫に影響してしまいます。
追肥は植え付けの1ヶ月後からスタートして、2週間に1度のペースで行います。
肥料は液肥でも固形でもOKですよ。