ガジュマルは生命力の強い植物です。
春と夏、そして秋と冬の水やり方法を間違えなければ、のびのびと育ってくれます。
ですが、ちょっとしたタイミングで、葉が全部落ちてしまうことも。
でも、諦めないで!春になると、また新芽が芽吹くこともあります。
室内で育てると、直射日光が弱いので、ガジュマルには足りない環境となってしまうことも。
室温・日光・水、に気をつけて、元気なガジュマルを育てましょう。
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ガジュマルについて
インテリアとしても心の癒やしの存在としても人気の高い観葉植物ですが、初心者の人でも育てやすいという点でもとてもオススメな植物ですよね。
今日はそんな中でも、身近な手に入りやすい存在の「ガジュマル」について紹介したいと思います。
購入して育てる前にまず、どんな植物なのか生態を知っておく必要がありますよね。
まず育てる前に、ガジュマルはどんな植物なのかお伝えしますね。
ガジュマルの生態
亜熱帯や熱帯地方に自生する温かい地域原産の樹木化の植物です。
日本でも温かい地域の屋久島や沖縄でも自生しているのが確認されています。
自生しているものは細い幹が幾重にも重なり、真っ直ぐ高さを伸ばしながら20m程も成長します。
一方で販売されている鉢植えのガジュマルは、なんとも言えぬ太い幹の頂上に葉をつける特徴がある、見る人によってはユニークにさえ感じることのできる植物です。
生命力が強く根はコンクリートさえ簡単に突き破ってしまうとも言われています。
そのため、鉢植えでも人気が高く、温暖な環境であれば初心者にもオススメとさえ言われている植物の一つなのです。
では、一年間のガジュマルの発育期について説明します。
成長期は春から秋、休眠期は冬にはなっていますが、不定期で花を咲かせるのも特徴といえる植物でしょう。
日光をとても好みますが、直射日光は葉焼けをおこしますので、レースカーテン越しの窓際なんか最適ではないでしょうか?
耐陰性にも優れているため玄関などに置いても良いのですが、日中の日が出てる時間帯には日光浴をさせる、など手をかけてあげる必要があります。
耐寒性は、熱帯地方原産なだけあって弱いのが特徴的です。
基本的には10度前後以上の環境で育ててあげる必要があります。
万が一、霜がつくような環境で育ててしまうと枯れてしまいます。
では、耐寒性の弱いガジュマルの冬の水やりは、どの位の頻度が必要なのでしょうか?
下記で説明します。
ガジュマルの水やり【冬】
ここから説明する内容は、植物全般的に言えることであって大概の植物には成長期と休眠期があることは覚えておいて下さい。
成長期にはよく育ち、休眠期には成長がパタッと止まることを表しています。
そのため、夏場や冬場での水やりの量や頻度は調整しなくてはいけません。
例えば、春先から夏にかけては、たくさん栄養や水を吸収して育つので1日2回弱水やりを行っても十分育ってくれます。
その一方で秋口からどんどん気温の下がる季節に向かって、成長はゆっくりストップし始めます。水やりも1日に1回と半分など徐々に減らしていって下さい。
冬場の完全に成長がストップした休眠期には完全に土が乾いた状態から2、3日経過してからたっぷり一度水をあげるという作業を繰り返す事で年中元気にいてくれるのです。
ガジュマルの育て方。春・夏・秋・冬、季節ごとに気をつけること
では、年中通しての育て方をもう少し詳しく紹介します。
- 春
休眠期から徐々に目を覚まし活動を始める時期です。
一気に増やすのではなく、この場合も全開水をあげるペースまで徐々に持っていきます。 - 夏
熱帯地方原産のガジュマルですので、網戸越しの窓際など、たくさん光を与えてあげて下さい。ある程度の耐暑性はとても優れているのである程度は心配ないですよ。この時期、もっとも成長が著しいこのシーズンですが、気をつけなくては行けないのが6月頃の梅雨です。
梅雨は日光を浴びることの環境が少ないだけではなく多湿な環境になってしまうので、頻度を考えず水やりをしてしまうと鉢の中で根腐れを起こし枯らしてしまう大惨事を引き起こします。
冬場の水やりとまではいかないものの、水分がなくなってから水をあげるというペースで過度の水やりには注意しましょう。 - 秋
徐々に寒くなってきますね。
水分量や環境を少しずつ変化させて下さい。
夏のまま水やりを続けてしまうと枯れてしまいます。ペースを下げて対応しましょう。 - 冬
上記でも説明しましたのであまり詳しくお伝えすることはないのですが、温度管理だけは気をつけて下さい。
日中日が照っていたからとベランダに出して、そのまま忘れてベランダに置いたまま・・・なんてことがあると、非常に危険です。
何度もお伝えしますが、目安は10度前後です。耐陰性があるため玄関に置くことも反対はしませんが、冬季間は寒くなりがちな玄関ですので、リビングに移動させるなどの対策も必要かもしれません。
ガジュマルは冬に水やりをしすぎることはNG
冬場の水やりについて説明していますが、では「土が完全に乾いてから水をあげる」という状況はどのように確認できるのでしょうか?
確認方法を紹介したいと思います。
まず用意する物は「割り箸」です。
水を上げて数日経過後、表面の土の色が白くなってきたら確認するサインです。
根を傷つけないよう慎重に割り箸を差し込み、優しく抜きます。
その時湿った土が割り箸に付着していれば、まだ水分がある証拠なので水やりは後日おこないましょう。
逆に土が付着してこなかった、乾いた土が付着してきた場合は、内部の土も乾いている証拠なので、たくさんの水をあげて大丈夫です。
ガジュマルの水やりに失敗?春になると芽吹いてくることも
ガジュマルの水やりに失敗すると、何かしらのサインが始まります。
そんなときの原因や対処法を紹介したいと思います。
葉が一部枯れている場合
- 乾燥しているか水のやりすぎ
- 温度管理ができていない
- 様々な理由がありますが、ガジュマルが苦しんでいるサインです。
その苦しんでいる理由を改善さえすれば、春に新芽を出してくれる可能性もありますので、しっかり対策が必要です。 - 日光が不足している、もしくは日光の当たりすぎ
なども原因の一つと言われています。
すべてが枯れている場合
「もうダメだ」とあきらめてませんか?
上記でお伝えしたとおり、ガジュマルはとても生命力が強い植物です。上記の1~3の問題点を改善すれば、新芽が出ることもあるのですぐに諦めて処分しないようお伝えします。
せっかく縁があってであった植物です。
自然界の大きさまでとは言いませんが、室内管理でも2m位の高さを持つ場合もあります。
手間ヒマかけて育ててあげることで、毎日の週間の一つとなりますので、ぜひ元気なガジュマルとの毎日を楽しんで下さいね。