観葉植物のカポックは、初心者でも育て方が簡単な観葉植物でインテリアとしても人気が高いです。
色々な品種があるため、自分好みのカポックを見つけて育てると、初心者でも楽しく育てることができます。
ここでは、観葉植物カポックの基本的な育て方と、元気がないときのチェックポイント・対処法についてお伝えします。
カポックをうまく育てて、お部屋のインテリアとして癒やしをプラスしましょう。
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観葉植物カポックの育て方・水やりと肥料
カポックはとても丈夫で育て易い植物です。
水が足りないと枯れてしまいますが、多すぎても枯れてしまう
カポックは常に水を吸うわけではなく根から酸素も取り入れています。
土の中が常に水でジメジメした状態では酸素を取り入れることができずに根が腐ってしまうのです。
- 目安としては、夏の間はよく水を吸うので土の表面が乾いたらあげるようにします。
- あげるときは底から水が出てくるくらいです。
- 水をあげて一時間もすると鉢受けに余計な水が溜まりきるので、そうしたら捨てておきましょう。
そうしないと鉢内の土が常に湿った状態になってしまいます。
カポックは春から冬に入るまでの温かい時期には元気よく成長する
しかし、寒くなってくると段々と活動が低下して冬の間は休眠します。
水をあげる量は成長に合わせて少なくしてあげる必要がある
カポックが吸う水の量は減り自然に蒸発する水も減るのに夏場と同じだけ水をあげていると、鉢の中が常に水分過多になり根が腐ってしまいます。
温度が低いと鉢受けの水の蒸発もしづらくなります。夏場よりもより気をつけて鉢受けの水を溜めた状態にしないようにしましょう。
土に水をあげる以外に、葉に水をかけてあげることも必要
自然界では雨が降ると葉も幹も全体に雨がかかります。しかし、屋内では葉や幹に水がかかることがありません。そうすると葉や幹が乾燥しすぎた状態になってしまいます。特に冷房や暖房を使用する時期は空気が乾燥するので、毎日霧吹きで水をかけてあげるとよいでしょう。
「必ず毎日かけなくちゃ」と義務感に感じるとカポックの世話が重荷になってしまいます。
「かけなくても大丈夫、でもかけてあげると元気になる」という程度に気軽に考えて、気がついたときにかけてあげましょう。
植物にとっては葉の表面は呼吸をしたり光合成をしたりと生命維持にかかせない重要な部分
葉に埃が積もった状態にならないように霧吹きのときに拭いてあげると良いでしょう。
肥料を与える場合は春から夏のカポックが成長する時期に与えます。濃すぎると肥料やけを起こしていしまうので、使用する肥料の分量を守ってあげましょう。
カポックの育て方・温度管理や置き場所について
カポックは熱帯の植物です。暑くて日当たりの良い場所を好みます。
窓の近くに置く場合には、日が入りすぎる時間帯はレースを引くなどして調節してあげましょう。
カポックは部屋の奥でも、昼間に明るい場所であれば大丈夫
物が混み合った場所など空気が滞留するような場所は避けましょう。
空気が流れずに湿気った場所では病気や虫が発生しやすくなります。空気の流れがよい開けた場所に置きましょう。
しかし、風が当たりすぎるのもよくありません。
冷房や暖房の風の吹き出し口の近くは避けましょう。
暑いのが好きなのに暑すぎは駄目、風通しが良い場所でも風が強すぎるのはだめなど面倒にも思われますが、植物も生き物で人と同様に考えてあげましょう。
人も、温度も風も適度な環境が調度良いものです。
観葉植物カポックの植え替えの目安と植え替え方法
カポックは成長が早い
1年から2年で鉢の中で根がいっぱいになってしまいます。そうなったら植え替えが必要です。
鉢はひとつ大きなものに換えると良い
大きすぎると根の周辺の土からだけしか水分や栄養を吸えないので、周囲が常に水分過多となり土中の栄養バランスも崩れてしまいカポックが弱る原因となります。また、鉢内の土はどんどん固くなり水の浸透が悪くなるので、やはり植え替えは必要となります。1~2年おきに植え替えるのは手間ではありますが、毎回ひとつ大きな鉢を使用するようにしましょう。
カポックを大きくしたくない場合には根や茎を剪定する
春から初夏の元気に活動を始めた時期に行うようにしましょう。
観葉植物カポックに夏越し・冬越しさせるときの育て方
カポックは熱帯の植物とはいえ暑すぎる時には注意が必要です。
水を午前中にあげてしまうと鉢内の水が熱くなり根が弱ってしまいます。
暑い時期には水は夕方以降に水やりする
また、暑い時期は西日も油断なりません。場所をづらしたりレースなどで対策を行いましょう。
冬は常に暖房の効いた室内に置くか、常時温度の低い廊下などに置くかで必要な水の量が異なってきますので調整して下さい。
育てているカポックに元気がない時のチェックポイント
葉が落ちたり色が変わる場合には環境に問題がないかを確認してみましょう。
鉢から根を土ごと出してみて、腐っていないかどうか、干からびていないかどうか見て確認しましょう。
もし腐っていても、まだ健常な部分が残っていればそこだけを残して植え替えると復活できる場合があります。
根が全てだめでも上部を挿し木して復活させることもできるので、とにかく健常な部分を探して復活を試みてみましょう。
根がいっぱいになっている場合には植え替えする
購入してきたときや、置き場所を変えたときには葉が落ちてしまう場合があります。その場合にはまた現在の環境に慣れると新しい葉が生えてきます。