【ナスの育て方】一番花は摘む?摘まない?ナスの摘花について

家庭菜園初心者の方にもおすすめとされているナス。お庭やプランターで育てている方も多いのではないでしょうか?順調に育ってきて花をつけたら、実がなるまではもう少し!そう思ってしまいますよね。

しかしナスの育て方として一番花は摘んだほうが良い、摘まないほうが良いなど、意見が分かれるところです。

そこでナスの一番花は摘むか摘まないか、その判断方法や、その後の実の付け方についてもご紹介をいたします。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

家庭菜園のいちごを甘くする方法。甘いいちごを育てるコツ

家庭菜園でいちごを栽培。いちごが赤く色付き、待ちに待った収穫で食べてみると思ったよりも甘くないという...

家庭菜園の玉ねぎに追肥をする方法やタイミング・育て方を解説

家庭菜園で玉ねぎを育てている人の中には、初めて玉ねぎを育てている人もいるのではないでしょうか。 ...

ナス栽培中の葉っぱの整え方と、葉っぱが丸くなった時の対処法

マイホームの購入と同時に家庭菜園を始める方もいらっしゃるのではないでしょうか。 家庭菜園ではどんな...

家庭菜園の人参の種まきの時期とやり方と栽培のポイント

緑黄色野菜の代表とも言える人参。家庭菜園でも栽培できますので是非育ててみましょう。 今回は家庭...

家庭菜園のじゃがいもの収穫の時期とタイミングと収穫方法を紹介

家庭菜園ではどんな野菜を育てていますか? 葉物や根菜類など色々あると思いますが、家庭菜園初心者でも...

家庭菜園で虫除け効果のあるハーブを栽培しよう。ハーブの種類

ハーブには料理や香りを楽しむことの他に、素晴らしい効果があることをご存知でしょうか。 ハーブの中に...

ポトスの鉢に穴がない?穴がない鉢を使って上手に育てる方法

ポトスは育てやすい観葉植物として人気があり、プレゼントとしていただくことも!しかしプレゼント用の鉢は...

プランターでサツマイモの栽培は意外に簡単。苗選びや栽培方法

ベランダなどで手軽に出来るプランター栽培が人気ですが、どんな野菜が栽培出来るのでしょう。 実はサツ...

家庭菜園のレタスにつく虫の驚きの対処法と寄せ付けない為の方法

家庭菜園で野菜を育てていると付き物なのが害虫です。 特にレタスなどの葉物野菜にはびっしりと虫がつい...

家庭菜園のトマトの水やり頻度を確認。環境に合わせた水やり頻度

トマトは家庭菜園での中でも育てやすく人気があります。 家庭菜園で野菜を育てる場合の大事なことの一つ...

プランターでミニトマト栽培。育て方と準備する物と育て方のコツ

サラダやお弁当はもちろん、煮たり焼いたりと色々な場面で大活躍のミニトマトは、栄養価も高く毎日食べたい...

家庭菜園で玉ねぎ栽培に挑戦。種まきから栽培する方法とコツ

玉ねぎは家庭菜園でも育てることが出来ます。玉ねぎ栽培は難しそうなイメージがありますが、ポイントさえ抑...

家庭菜園の肥料を手作りしよう。生ゴミの他にも利用出来る物

家庭菜園の肥料にはどんなタイプの肥料をお使いですか? 家庭菜園に良いところは無農薬だったり、肥料の...

プランターできゅうりの栽培。育て方を最初から収穫まで紹介

プランターで育てやすい夏野菜の代表、きゅうりの育て方について紹介します。 まずは家庭菜園初心者...

家庭菜園の大根の保存方法の種類とやり方を紹介。長持ちの方法

家庭菜園で大根がたくさん収穫出来た場合の保存の仕方を紹介します。 冬は大根が美味しい時期ですが...

スポンサーリンク

ナスの育て方!一番花を摘む理由について

ナスの育て方 一番花を摘む編

家庭菜園でナスを育てる時は、一番花を摘むことをオススメします。
家庭菜園初心者の方は特にです。

なぜ、ナスの一番花を摘まなければならないのか。
それは、花に栄養がいく分を、これからナスの実をつける株の方に栄養を行き渡らせるためです。栄養あちらこちらと分散するよりは1つの方に集中的に送った方が、良い実ができるからです。家庭菜園初心者はまだ家庭菜園のノウハウが分かっていないので、最初は一番花を摘む育て方でナスを育てる方が無難ですね。

様々な育て方がありますがまずは無難な育て方でナスを無事に育て自信をつけていきましょう。

紫色が鮮やかなナスの花はとても魅力的で、観賞用としてとっておきたい方もいるでしょうが、このようにナスの草勢によっては摘んだ方がよい場合もあることを覚えておいてください。

逆に、ナスの一番花は摘まない方が良い、そんな場合もあります。

こうなると初心者にとっては非常にややこしいですね。

一番花を摘まない育て方は以下をご覧くさい。

ナスの一番花を摘まない育て方

ナスの育て方 一番花を摘まない編

ナスの一番花を摘むのは、その分の栄養を小さい株の方に回して成長を促すためであります。

ですが、ナスの一番花を摘まない方が良いという説もあります。
なぜなら、ナスの成長過程で栄養成長と生殖成長がありますが、栄養成長は枝や葉の成長を促し、花を咲かせ実をならすのは生殖成長です。
その花を取ってしまうと、栄養成長ばかり栄養が傾き、枝や葉ばかり茂ってしまうことがあるのです。
それを抑えるためにも一番花はすぐに摘まなくても良いのです。
一番花を摘まないのはナスの苗のバランスをとるためですね。

ただ、ナスの一番花は咲いてすぐに摘まなくても、ある程度したら摘むことをオススメします。

ずっとそのままにしておくと、それこそ花を咲かすために栄養は多く取られ、小さい株が育ちにくいからです。

いずれは一番花を摘むほうが良いですが、すぐにとるかどうかは草勢の勢いによって判断した方が良いでしょう。

家庭菜園が慣れてくるとこのような成長のバランスを意識しながら育てられるのではないかと思います。

ナスの育て方は状態を確認して一番花、一番果を摘むことが必要

ナスの育て方に悩んだら…

ナスの花で確認

ナスの花の中心にある雄しべと雌しべを観察してください。

雌しべより雄しべが長い状態であればナスの苗の状態は良い状態と言えます。
またこれは受粉が上手くいくというサインでもあります。

これが雄しべの方が長いまたは同じ長さであれば、実がならないか固いナスに仕上がってしまうか、どちらかということがわかります。

株の勢いを確認

葉や枝の生え方や勢いがあまりないと感じたら、一番花を摘んで、そちらに栄養を送った方が良いでしょう。

一番花を摘むか摘まないかで悩んだらナスの花や草勢の状態を確認して判断しましょう。
一番花を摘んだり、追肥したり、水分不足または水のあげすぎなど何らかの対策が必要です。

ナスの育て方は一番花の処理と同じ様に整枝も重要

ナスの育て方 整枝編

ナスの苗を倒れないように整枝すること。
整枝はナスを立派に育てるためには重要です。

ナスがある程度成長してくると枝が何本かに分かれます。
そうなると一本の整枝では足りないので3本仕立てにしましょう。

主枝となる仕立てを真ん中に立て、後の日本は交差するようにバッテンに支柱し、ビニール紐や麻ひもでナスの枝を固定します。

整枝でナスの苗の良い状態をキープし、全体に日光が当たるようにします。

そうすることで、ナスは何度も花を咲かせ実をつけ長期収穫ができるのです。
整枝をして葉や茎を育てながら、花を咲かせ同時に実はなるよう工夫していきましょう。
長期収穫の場合は追肥も忘れずに行ってくださいね。

ナスの収穫を期待するなら追肥も忘れずに

ナスの収穫を期待するなら、追肥、水やりをしっかり行いましょう。

  • 追肥
    一番花を摘む時期に2週間程度の感覚で追肥をします。
    感覚は2週間程度が目安となりますが、苗の成長具合や状態に応じて調整してください。
    元気がない場合には少し早めに、元気がある場合は少し感覚が長くても大丈夫ですよ。
  • 水やり
    夏の乾燥はナスにとって大敵です。
    高い気温が続くと朝に水をあげてもすぐに乾燥状態になってしまいますね。
    ワラを敷いて地温の温度をやわらげたり、うね間に水やりをするなど対策をとりましょう。
ナスは家庭菜園初心者でも育てやすい野菜です。
ナスの育て方についてしっかり調べ、美味しいナスを育ててください。
最初はプランターで育てると扱いやすいですよ。
一番花の扱い、草勢の状態、追肥、水やり、整枝、などナスの育て方のポイントを頭にいれて美味しいナスに仕上げることを目標にしてみてください。

家庭菜園に自信がつくと、もっと多くの野菜を育てられ、家庭菜園の知恵もついてくるでしょう。