パスタやピザなどのイタリアンには欠かせないバジルを、家庭菜園で栽培している方も多いと思います。
大事に育てたバジル、せっかくなら多くの葉っぱを収穫したいと思いませんか?
そこでバジルの収穫量を増やす方法を紹介します。
収穫量を増やすためには「摘心」という作業をしますが、摘芯をする意味や時期ややり方をご覧ください。
摘芯をした葉の活用方法も紹介します。
また摘芯をしないとどうなってしまうのでしょう。
摘芯をして葉っぱが増えたらいよいよ収穫しましょう。
収穫の時期やたくさん収穫したバジルの保存方法についても確認しておきましょう。
バジルの葉をたくさん収穫して、色々な料理に使うことができます。
スポンサーリンク
関連のおすすめ記事
-
-
家庭菜園のじゃがいもの収穫の時期とタイミングと収穫方法を紹介
家庭菜園ではどんな野菜を育てていますか? 葉物や根菜類など色々あると思いますが、家庭菜園初心者でも...
-
-
ナスの栽培で気を付けたい虫の種類と駆除方法【家庭菜園初心者】
家庭菜園でも人気のナスですが、栽培する時にはどのような虫が付きやすいのでしょうか? そこで、ナスに...
スポンサーリンク
家庭菜園のバジルの収穫量を増やすための作業を紹介
室内でも栽培することができる魅力的な香味野菜のバジルですが、とってもオシャレなイメージがありますよね。
一見観葉植物にも見えるため、インテリアの一つとしてもオシャレですし、かといってそのまま料理にも使えてしまう一石二鳥の植物なのではないでしょうか?
せっかく栽培するのでより多く収穫したいという人のために、裏技を紹介します。
(裏技といってもみなさん実践してると思いますが・・・)
摘芯(てきしん)を行う
摘心とは、実を大きくするために新しく出てくる新芽を取り除く剪定の一つのことを言います。せっかく出てきた新芽をどうして摘んでしまうのかというと、そこには新しい養分がいき始めますよね。その結果従来あった実や花には十分に養分が行き渡らなくなり、最悪の場合枯れてしまうからです。
1年を通して摘芯を行なう時期は7月~10月位までと言われています。
摘芯した葉は、勿論料理にも使用できますし、別のコップなどで水挿しをしておくと株を増やしまた栽培することが可能にもなるのです。
家庭菜園のバジルの摘芯をしなかった結果
「なんだか可哀そう・・・」と摘芯を行わなかったとします。
一体どのようになってしまうのでしょうか?
勿論永遠と伸び続けます
全く手を加えないことで、天にも昇る高さで縦に成長し続けます。切り戻しや摘芯をしなかったため、天まで昇る一方で茎はとっても貧弱な姿になってしまいます。
様々な部分から栄養を必要とされるため、全体が貧弱になってしまったのですね。
このような結果からも、キチンと正しい方法で摘芯や切り戻しを行ってあげなくては、返って可哀そうな状態にもなってしまうのです。
せっかく料理の食材としてやインテリアの一種として取り入れるために育てていたのに、見た目も貧弱だとインテリアとしてもよくは見えなくなってしまいます。
これは、バジルのみならず同じシソ科の植物にも言えることですので、育てている最中に茎が細くなってしまっているなんて場合には要注意かもしれません。
ネットなどでも栽培方法が正しい常態かどうか確認してみて下さいね。
家庭菜園のバジルの収穫時期について確認
では、どのくらいの時期がきたら収穫を行えばよいのか、収穫時期について紹介したいと思います。
いつでも大丈夫なのです
葉の部分が食材としてメインのバジルですが、苗を購入直後から少しずつ収穫出来るのは知ってましたか?
一般的な野菜と言えば、夏から秋にかけて実をつけることが多いので、バジルのような葉を摘み取りたい食材としたらいつが適している時期なのかわからないところもありますよね。
苗自体は冬の栽培にあまり適さない時期意外はわりといつでも、手に入りやすいというところも特徴として言えます。
1年を通して、わりと長い期間摘みながらバジルを食することが出来るという意味では、より魅力的な植物と言えるのでしょう。
ただし、バジルは一年草です。
残念ながら一度苗を購入したからと言って、半永久的に育てられるわけではありません。
まして冬の寒さにはとても弱い性質があり、寒くなると枯れてしまうのです。
ですので、1年の中の春先の早い時期に購入し、摘み取りながら栽培させていくという育て方が一番好ましいようにも感じます。
摘芯したバジルの葉は増やすことが出来る
例えば、春先に購入し日々摘み取りながら育てていれば、葉も芽も少なくなってきますよね。
まだまだ食材としても楽しみたいのに、室内で育てている人であれば、あまり摘み取りすぎるとインテリアとしての存在も寂しいものになってしまいます。
増やす方法こそ「摘芯からの挿し木」
摘芯は、上記で説明しましたとおり先の芽を摘んで余分な栄養が回らないようにする作業で、その摘芯した芽を水の入れたコップ(コーヒーカップ程度の)に入れると、約2週間ほどで根を出してくれます。そこからまた土に植えて株を増やすということが可能になるのです。
コップに入れたら直射日光の当たらない場所に保管し、毎日水を交換して下さい。
水だけで根を出すとは、とても強い生命力を感じますよね。
また、育てていく上で気をつけなくてはいけないポイントもあります。
それは、植物にはつきものの「害虫」の存在です。
主な害虫はアブラムシやハダニです。
対策としては2~3日に一度程度霧吹きで、葉の部分に水をかけてあげて下さい。
ハダニは乾燥している葉に発生しますので、水を含んだ状態でハダニを発生させることを予防出来るのです。
アブラムシ等は見つけ次第駆除するというように少し地道な作業にも思いますが、葉を傷つけること無く駆除出来るので一番ベストな対処法だと思います。
収穫したたくさんのバジルの保存方法について
せっかく収穫できたバジルでも、毎日毎日料理として調理するのも指南の技ですし、正直なところ飽きてしまいますよね。
そこで、最後に摘み取ったバジルの保存方法を紹介したいと思います。
収穫したバジルの葉を乾燥させる
乾燥させて長持ちさせる食材はたくさんありますよね。バジルも乾燥させることが可能な食材の一つです。
ただデメリットもあります。
香りが一番目的のバジルですが、乾燥させることによって香りが落ちてしまう結果をまねいてしまいます。
ペーストを作る
100円ショップでも販売されている、蓋付きの保存瓶を用意します。
事前準備として煮沸消毒を行います。(少し手間な作業ですが、長く美味しく保存するのですからこの作業は必ず行って下さい)
煮沸消毒はとても簡単です。
沸騰したお湯の中に瓶を沈めて10分位放置したら、取り出し瓶の内部の水分もしっかり乾燥させて完了です。
あとは、作成しておいたバジルペーストを瓶にいれ冷凍保存してしまいましょう。
ポイントは使用する分ずつ小さい瓶にいれ保存するというところです。
長期保存が目的ですので、大きい瓶で何度も冷凍や冷蔵を繰り返すことは、鮮度も下げてしまいますし、雑菌も繁殖する要因になってしまうからです。
バジルの栽培方法をお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?
香り豊かなハーブのバジルです。自分で育てた安心な食材を食べてみると、良さが身にしみてわかると思います。
ぜひ手間ヒマかけて栽培した世界一のバジルで料理してみて下さいね。