はじめてガジュマルを育てる人に注意していただきたいことの一つに、冬の管理の仕方があります。管理方法を間違えてしまうと、ガジュマルが枯れることもあるため、正しい知識を知って正しく管理をしてあげましょう。
ガジュマルは温度が低いことを苦手とします。このため、どんな場所で管理をするのかがとても大切になるのです。
ここでは、冬のガジュマルの管理方法についてお伝えします。正しい育て方を知って、一年中ガジュマルを枯らさないように育ててあげましょう。
また、万が一枯れてしまった時の再生方法についてもご紹介しますので、そちらも併せて確認してみてください。
冬の管理方法が分かれば、枯らさずにガジュマルを育てることができますよ。
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ガジュマルを外に置くと冬に枯れる事がある
インテリアとしても人気の高い観葉植物ですが、今日はその中でもしっかりとした幹に印象が強いガジュマルについて紹介したいと思います。
ガジュマルの生態
亜熱帯地域や熱帯地域に自生しています。
名前の由来は特徴的な幹の部分が「絡まる」という姿からついた名称とも言われています。
自生しているものは10mを超すものも多く存在しており、とっても頑丈な樹木という点でも有名な植物なのです。
例えば、人工的に張られたコンクリートの道路なんかも生命力の強い気根が突き破って出てくるなんて話しも聞いたことがあるほどです。
そんなガジュマルですが、日本でも鹿児島の島より南西諸島に自生しています。(小笠原諸島にもあるという説もあります)
沖縄ではよく見かけるほど身近な樹木の一種なのです。
では、冬の寒い時期にガジュマルを屋外に置くことはガジュマルにとってどうなのでしょうか?
基本的には室内が理想
生育地域環境にもよりますが、基本的には雪を降らせることの多い日本列島ですので、自生している環境下でない限り室内での管理が好ましいでしょう。
かといって、室内でも暗くて寒い場所はガジュマルの生育環境に適していないので避けて下さい。
ガジュマルが冬に枯れる?葉が落ちる原因
では、どのような環境だとガジュマルは枯れてしまうのでしょうか?
ガジュマルが枯れる原因
気温5度以下の環境
目安なので、絶対的に5度を守って下さいということではありませんが、基本的に耐寒性の低いガジュマルは寒い環境が苦手です。
例えば、外の気温が5度より高くて日差しがあったので外に出しておいたとします。
ただ、風が強く吹いていた場合人間も体感温度が下がるようにガジュマルの感じる温度も寒くなりますよね。
そう考えると屋外での目安は10度以上が好ましいのではないかとわたしは思います。
では、寒すぎる適していない環境でガジュマルを管理しているとどのようなことが起こるのでしょうか?
葉が枯れ始めます。または、霜が降りてしまって根腐れから全体的に枯れてしまうという現象が起こります。
耐寒性の高いガジュマルも存在する
上記まで一般的なガジュマルの生態についてお伝えしましたが、品種によっては他の品種よりは若干耐寒性が高いと言われているものもあります。
ぜひ、販売されている品種を調べてみると良いでしょう。
葉が落ちてしまう原因とは
寒すぎて葉が落ちてしまうという現象も起こしますが、他にも大きなストレスがかかったときにおちる場合があります。
それは、寒暖差です。
通常は暖房がきいている温かいリビングで管理していたのに急に耐寒性ギリギリの寒い屋外に移動させた・・・。なんて極端な温度変化にびっくりして葉をおとしてしまうこともありますので、注意が必要です。
ただ、葉が落ちたからといって確実に全部が枯れてしまうわけではないので、引き続きしっかり管理してあげることで新芽をつける事もあります。安心して下さいね。
ガジュマルが枯れることを予防!正しい管理方法
では、いったどのような育て方、管理の方法でガジュマルは枯れてしまうのでしょうか?紹介したいと思います。
- 寒さ。
上記でお伝えしましたが、寒さがもっとも苦手です。ある程度の温度管理は必要になるでしょう。 - 過度な水やりや逆に水をあげなさすぎる。
これは、水をたくさんあげれば大きく育つわけではなく、上げれば上げるほど過度な水やるになり、土が十分に乾く暇がなく根っこを枯らしてしまうという原因にもなります。
逆に、まだ大丈夫、まだ大丈夫と水やりを伸ばし続けていると植物ですので枯れてしまうのは当然です。
水やりの周期を確実にマスターし、適した管理をおこなってください。 - 肥料のあげすぎ。
水やり同様あげれば良いという問題ではありません。
栄養を与えすぎることで根っこを枯らしてしまうという原因にもなりかねないので、適度な栄養を理想とされる時期5月~7月位に補ってあげて下さい。種類は、土に挿し込むタイプの液肥が良いでしょう。
ガジュマルの冬の水やり方法を知って枯れるのを防ぐ
では、ガジュマルの生命線にもなっている水やりの作業はどのようなペースで行なうことが理想的と言えるのでしょうか?
夏と冬で量を変えてあげる
これはとっても重要なポイントです。
ガジュマルの成長スタイルは春から秋が成長期で冬は休眠期になります。
成長期にはたくさん栄養を取り入れ大きく育ちますが、逆に冬は徐々に成長がとまってしまいます。動物でたとえるなら、冬の時期は冬眠時期と同じ感覚でしょうか。
そこで、目安になるのが「土が乾いたら」です。
夏場は気温も高い事と成長期が重なり合うので一日1回~2回位水やりをおこなって下さい。ただし、雨季にシーズンは注意が必要です、気温が高くても多湿の雨季はなかなか土が乾かないため少し水やりを控えてあげる必要があるのです。
次にお伝えするのは、冬です。
休眠期ですので目安としては「しっかり土が乾いてから2、3日後」です。
表面の土色が白っぽい茶色であること。割り箸などを優しく挿して中の土も乾いていることを確認してから2、3日たって初めて水やりをおこなう作業に入ります。
そう考えると、成長期より休眠期の方が明らかに水やりは難易度を増してしまいますね。
ガジュマルが枯れてしまった時は
植物が枯れてしまったら、「もうだめだ」とどこに廃棄すれば良いのか?ということを考え始めてはいませんか?
上記で説明しましたとおり、とっても生命力が強いガジュマルですので、実は生き返らせることができるのです。
根腐れが原因で葉が落ちて枯れてしまうという現象はありますが、他の根が元気な場合もあります。
まず、葉が枯れてしまったら植え替えを行いましょう。
そこで、腐っている根と元気な根を確認し腐っている根を取り除きます。幹も同様です。
腐っている部分をカッターなどを用いて削って除去して下さい。
初心者には難しいとも思いますが、元気なガジュマルの姿をまた見られるようにチャレンジしてみて下さい。
更に重要なのが、土の存在です。
大きくダメージを受けたガジュマルですので、清潔な新しい土を使用してあげるだけで、元気のなかったガジュマルが復活するのです。
ガジュマルについて、いろいろ紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
生命力が強いガジュマルですので上記に書いた最低限度のポイントさえ注意しておくことで元気に育ち続けてくれるでしょう。
ぜひ元気なガジュマルちゃんを育ててあげて下さいね。