観葉植物としても人気の高いガジュマル。挿し木という方法で増やすこともできます。ガジュマルを剪定して出た枝を捨てるのではなく、挿し木で増やしてみてはいかがでしょうか。
ガジュマルは増やすのが比較的簡単な観葉植物です。挿し木の方法もとても簡単ですので、興味のある方は是非試してみてください。
ここでは、ガジュマルの挿し木の方法についてご紹介します。剪定から発根、挿し木や植替など、増やす手順をご紹介しますので、参考にしてくださいね。
選定した枝は捨てずに挿し木で増やすことで、家の中にたくさん緑を置くことができますよ。
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ガジュマルの挿し木の方法・まずは剪定と発根
インテリアの一つとして多く活用されている観葉植物ですので、様々な品種を育てている人はたくさんいると思います。
ここでは、そんな観葉植物の中でも人気の高い「ガジュマル」の育て方について挿し木など詳しく紹介したいと思います。
ガジュマルの生態
この記事を読んでくださっている人には、当たり前な内容かもしれませんが、まずガジュマルの生態について簡単に紹介していきたいと思います。
もともと熱帯や亜熱帯地域に自生している樹木です。
自生しているものは10m以上、通常20m位のものも存在するくらい生命力の高い植物の一種です。
特徴としては、一度見た人の目を引くのが幹や気根の存在です。
絡まるような姿が印象的なところから「ガジュマル」という名前そのものとも言われているのです。
日本でも南西諸島(沖縄など)でも自生していますので、日本人としてはわりと身近な観葉植物とも言えるでしょう。
ここまで、ガジュマルの生態について紹介してきましたが、次にお話しするのはガジュマルが元気に育っていくにつれて必要な剪定や挿し木の方法です。
挿し木
挿し木とは、株の一部を切り取り新たに発芽させて増やしていく方法のことを言います。
- 挿し木にしたい部分の株を切り取る。
- 挿し穂の部分を整え1~2時間程度水につけておく。
- 土にさす。
簡単に説明するとこんな流れで挿し木の完成です。
ガジュマルが発根したら挿し木を!挿し木の方法
実は、挿し木をするポイントとして必要なのは、発根の時です。
上記で手順を簡単に紹介しましたが、あくまでも挿し木用に使う部分の説明です。
なんだか少しややこしいのですが、ここから説明するのは、新しく使用する芽の剪定等について紹介したいと思います。
- 増やしたい元気な枝を切る
だいたい15cm位の長さで切り取るのが目安です。 - 切り取った枝の下部についている葉を3~4枚摘む
これは、他の葉に余分な栄養が行き過ぎないようにする対処法です。
上部2枚位つけているくらいが目安になります。 - 深めのコップなどにいれ水につけておく
ここまで終わったらあとは発根するのを待つだけです。
放置しすぎるとカビが発生してしまうこともありますので、1日1~2回程度水は変えましょう。 - 発根する
環境にもよりますので、発芽の目安は1週間から1ヶ月位を見て下さい。
根もなかなか出なくて、葉も枯れてしまった場合は完全に枯れてしまったとも言えますが、のんびり成長するガジュマルもいますので、葉が枯れていないのであれば根が出るまで根気よく待ってあげて下さいね。
ガジュマルの挿し木をしたあとの植え替え
では、上記で発根したガジュマルはどのように植えると良いのでしょうか?
では、早速土に植えていきましょう。
発根したガジュマルの植え替え手順
- 新しい鉢の底に鉢底ネットをかぶせる。
(土が余分に落ちていかないようにするためと、根が鉢底から出てこないように防止する意味があると言われています) - 軽石を敷きつめ、土を1/3入れる。
- 新しい鉢の中心に根を広げながら発根したガジュマルを置く。
- 土をかけて、たっぷりを水をあげたら完成。
(土の量は鉢の上部より2cm位したまでが目安です) - 日光の量を徐々に増やす意味で約1週間ごとに場所を変える。
新しいガジュマルは、何よりもストレスが多い状態で多少は弱くなっています。
そのため、少しでの安定した成長を始められるよう促してあげることもとても大切なポイントなのです。
ガジュマルの挿し木を行う時期について方法
では、どのような時期に挿し木を行うことが好ましいのでしょうか?
ガジュマルの成長期は春から秋、休眠期は冬と言われていますので成長が著しい5月~7月頃が理想とも言われています。
例えば、冬の休眠期に挿し木を行ってしまうと、成長をストップしている時期に多大なストレスがかかり枯れてしまうということがあるためです。
ですので、成長に合わせて一番元気に育つであろう5月辺りが理想なのかもしれません。
また、ガジュマルは耐寒性があまり強くありません。
目安としては10度前後が最低ラインとお伝えします。
熱帯地域特有の寒さに弱いという特徴があるのです。
基本的にはリビングの温かい空間で生育環境を整えてあげて下さい。
ガジュマルを挿し木で増やす時は葉を楽しむ
ガジュマルを気に入ってたくさん挿し木を試みたとしても、実は挿し木がをしたガジュマルの気根はあまり太く成長しないとも言われているので、その点は最初から知っておく必要があります。
なかなかもとのガジュマルのように大きくならない…と心配することも出てくるでしょう。
こればっかりは、やはり成長のスタイルがあるのであまり解決策を見出すことができなのですが、そんな時には他の楽しみ方を模索してみましょう。
葉を観賞してみよう
観葉植物のポイントといえば、太い幹だったり混雑した細い幹なども重要と思われますが、何と言っても葉はその植物特有の形をしています。
家に緑がある…という空間だけで心の余裕が生まれませんか?
色々ガジュマルの挿し木について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
植物は生き物ですので、もしかしたら挿し木の作業も簡単にはいかないかもしれませんが、必ずあなたの気持ちも伝わるはずです。大切に育てれば育てるほど答えてくれること間違いなしだと私は思います。