家庭菜園で育ったブロッコリーの収穫の大事なタイミングとやり方

スーパーの野菜コーナーで見かけるブロッコリー。産地を見ると日本はもちろん、海外のブロッコリーまで並んでいます。
栽培が難しいイメージがありますが、家庭菜園でも育てることが出来ます。

ブロッコリーを家庭菜園で育てて収穫し、新鮮なブロッコリーを楽しんでみてください。
ではどのくらいの大きさまで成長したら収穫の時期なのでしょう。

まずは収穫のタイミング・収穫の仕方、収穫後の追肥について紹介します。

またブロッコリーが紫色になってしまうことがありますが、食べることは出来るのでしょうか。なぜ紫色になるのか、食べることは出来るのかということもご覧ください。

美味しいブロッコリーを育てるためには、土や肥料にもポイントがあります。併せてご覧ください。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

家庭菜園で枝豆を育てよう!種まきや発芽後の管理・ポイント解説

家庭菜園で種まきから、枝豆を育てて見たいと考えている人もいるのではないでしょうか。 ですが、実際に...

ナスの育て方は水やりがポイント!美味しいナスの栽培方法

家庭菜園のナスを地植えで育てるときは水やりにコツがあります。ナスは水を切らさないようにすることが育て...

家庭菜園の人参の保存方法とおすすめな長期保存のやり方

家庭菜園で収穫した人参の保存の仕方はどんな方法があるのでしょう。 収穫したての人参には土がついてい...

家庭菜園でしそ栽培。プランターでも元気にたくさん収穫するコツ

料理の名脇役の「しそ」は家庭菜園でも栽培できます。またプランターでもぐんぐん育ちますので是非育ててみ...

ナスをプランターで栽培!支柱の立て方やコツ・栽培方法を解説

ナスをプランターで栽培するとき、今までナス栽培の経験がない人は、どのように植え付けや支柱を立てれば良...

プランターで野菜の栽培。11月に種蒔きが出来る野菜の種類

野菜が美味しい季節は夏だけではありません。 夏が過ぎ、11月でもプランターで育てる事が出来る野菜が...

プランターのトマトが枯れる原因とそれぞれの対処法を紹介

毎日成長を楽しみにしていたプランターのトマトの葉が枯れているという経験はありませんか? トマト...

プランターに生えたきのこの対策方法を紹介。きのこの正体とは

大事に育てていたプランターをよく見たらある日突然きのこが生えていたということはありませんか? ...

【ナスの育て方】一番花は摘む?摘まない?ナスの摘花について

家庭菜園初心者の方にもおすすめとされているナス。お庭やプランターで育てている方も多いのではないでしょ...

家庭菜園のトマトの水やり頻度を確認。環境に合わせた水やり頻度

トマトは家庭菜園での中でも育てやすく人気があります。 家庭菜園で野菜を育てる場合の大事なことの一つ...

家庭菜園のきゅうりが黄色くなる理由と収穫の時期と食べる方法

家庭菜園ではどんな野菜を育てていますか? 夏にぐんぐん生育するのが楽しみな野菜といえば、きゅうりが...

家庭菜園のじゃがいもの収穫の時期とタイミングと収穫方法を紹介

家庭菜園ではどんな野菜を育てていますか? 葉物や根菜類など色々あると思いますが、家庭菜園初心者でも...

ナスの栽培で気を付けたい虫の種類と駆除方法【家庭菜園初心者】

家庭菜園でも人気のナスですが、栽培する時にはどのような虫が付きやすいのでしょうか? そこで、ナスに...

庭の掃除を業者に頼むメリットと上手な業者選びのポイント

働く女性が増えて、庭の手入れもなかなかできないという方も多いと思います。毎日の仕事や家事に追われ、時...

家庭菜園の玉ねぎに追肥をする方法やタイミング・育て方を解説

家庭菜園で玉ねぎを育てている人の中には、初めて玉ねぎを育てている人もいるのではないでしょうか。 ...

スポンサーリンク

家庭菜園の楽しみな収穫。ブロッコリーの収穫のタイミングについて

自宅の家庭菜園で作ったブロッコリーは、どのタイミングで収穫するのが良いのかについてご紹介していきたいと思います。

収穫のタイミング

最適な収穫の時期は花蕾の大きさがポイントです。目安は花蕾の大きさが10~15cm程度に成長する頃です。

まず頂花蕾(一番上の花蕾)を収穫し、下にある側花蕾は成長を見て順に収穫して行きます。

側花蕾はピンポン玉程度の起きさになれば収穫できます。もう少し大きくしようと置いておくと、あっという間に成長し過ぎてしまうので収穫のタイミングは逃さないようにしましょう。

収穫時の注意点

収穫するときは花蕾から10cmほど下にナイフやハサミを入れます。
このとき、切り口を斜めにすることを忘れないで下さい。真横に切り落としてしまうと切り口に雨水が貯まるなどして腐ってしまう可能性があります。

追肥の与え方

頂花蕾を収穫したら液肥を加えて水やりをしましょう。側花蕾の成長を促します。

家庭菜園で作ったブロッコリーの収穫。ブロッコリーが紫色になるワケ

ブロッコリーといえば濃い緑色をしているもの。スーパーに並ぶものしか見たことがないとそう思ってしまいます。

しかし、家庭菜園でブロッコリーを育てていると花蕾が赤みを帯びて紫色になってしまうことがあります。

丹精込めたブロッコリーに何が?と、驚いてしまうかもしれませんが、これはよくあることで心配いりません。

これは、寒くなるとブロッコリーは防御反応としてポリフェノールの一種であるアントシアニンを生成してしまうためです。

茹でてしまえば普段の緑色になり、いつものブロッコリーと同じように食べることができます。

逆に寒さに耐えたブロッコリーは甘みが増すので、いつもよりも美味しくなると言えるのです。

家庭菜園で美味しいブロッコリーを栽培したい。収穫までのポイントは土と肥料

家庭菜園で美味しいブロッコリーを収穫するために重要なのが土作りです。排水性・保水性を兼ね備え、かつ十分に肥料分を含んだ土が必要です。

植え付け2週間前

土に苦土石灰を散布しながら耕しましょう。土壌のpHは、pH6.0~6.5程度にして根こぶ病などの病気や害虫の予防をします。

苦土石灰を混ぜんこんだ土にはすぐに植え付けなどをしないでください。

植え付け1週間前

1平方メートルにつき、苦土石灰100g、完熟堆肥(元肥)2kg、化成肥料100g程度が目安です。

追肥は根が定着して株が成長し始めるタイミングで行い、次は花蕾が付いてきた頃に行います。一株につき化成肥料50g程度と覚えておきましょう。

家庭菜園のブロッコリーは種から植える方法と、苗を購入するやり方

種から苗を育てる場合はポットやセルを利用すると便利です。

ブロッコリーを種から育てる

  1. 一つのポットには2~3粒の種を撒いて風通しの良い室内で発芽させます。
  2. 苗は植え付け時に5~6枚の本葉を持った状態にするので、本葉が出てきたら2本の芽を間引き、本葉が2枚になったら1本間引きして成長させます。
  3. セルは一つのトレイを小さく仕切った形状をしています。ポットのようの一つずつがバラバラではなく、一度に種まきや移動ができるメリットがあります。
  4. セルを使う場合は、仕切られた中に1つずつ種を撒きます。
  5. ポットの場合もセルの場合も、発芽したら直射日光が当たらず風通しの良い屋外で管理してください。1ヶ月程度、苗の状態で育ててから植え付けることになります。

苗からのブロッコリーの植え付け

手軽に家庭菜園でブロッコリーを始めるなら園芸店やホームセンターで苗を購入します。
店頭の苗は次の点に注意して選びましょう。

  • 4~6枚の本葉があり、茎が太くしっかりとしている。葉も厚く色の濃いもの
  • 新芽の部分がみずみずしくしっかりしているかどうか。葉や茎が間延びしていないもの
  • 害虫がついていないか葉の表・裏だけでく鉢の裏もしっかりチェックする

ブロッコリーの植え付けや追肥・土寄せについて

ブロッコリーの苗を植え付けるときには、どのような方法で行えば良いのでしょうか?

また、追肥と土寄せについても併せてご紹介します。

ブロッコリーの植え付け

ブロッコリーの苗を植え付けるときは40センチ程度の間隔を開けます。株の根本が少し高くなるよう土を盛り、深くなり過ぎないよう注意して下さい。

ポットのごと植え付けていきます。植え付けの先日にたっぷりと水やりしておくとポットの土を崩さず植え付けやすくなります。

植え付けたらたっぷりと水を与えて下さい。

植える時期によって植え付けの間隔を広めに取ったほうが良い場合もあります。作型別の特徴にも注意してください。

ブロッコリーの追肥と土寄せ

植え付けから2週間ほど経ったら株の脇のうねに追肥をして土を寄せ、その2週間程度に今度は反対側のうねに追肥をして土を寄せます。

種から育てる場合も合わせて紹介しましたが、苗から植え付ける方が手軽ですね。自分の家庭菜園で野菜を作ると一般的に売られているものと色や形が違って心配になることもありますが、それも自分で育てる楽しみと言えるでしょう。

ブロッコリーが紫色になったら初めはびっくりするかもしれませんが、家庭菜園経験者の特権だと思って美味しくいただくことができそうですよ。