観葉植物を室内で育てるときのお悩みの一つに、観葉植物に発生してしまう「虫」があります。
家の中に観葉植物を置いて癒やしの空間にしたいと思っていても、そこから虫が発生すると虫がストレスの原因になってしまうこともありますよね。
ここでは、観葉植物に発生しやすい虫や虫がわかない環境、虫を寄せ付けない方法についてご紹介します。環境作りや土を使わな方法など、色々な対処法をご紹介します。
対処法を知って、虫を寄せ付けないようにして観葉植物を置きましょう。
また、虫が発生しにくい観葉植物についてもお伝えしますので、観葉植物を選ぶ時の参考にしてみてくださいね。
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室内に置いた観葉植物に発生しやすい虫
インテリアとしてもおしゃれで、なおかつ癒やしてもくれる観葉植物は、少なくても1つ位は玄関やリビングに飾っておきたいものですよね。
ですが観葉植物は小さい虫が発生してしまうこともあり、そうなると何か対策をしなければいけません。
そこで、どうすれば虫を発生させずに済むのか、どの観葉植物を選ぶと虫は発生しないのか検証してみたいと思います。
観葉植物から発生しやすい虫
ハエ
ハエと言っても、夏場外に飛んでるような大きなハエではなく、1mm~5mm程度の小さいサイズで、いわゆる「コバエ」です。
アリ
このアリは、ベランダ等においておくと、気づいたときには発生しているケースが多いのですが、気づかずに室内に取り込んでしまうと、あらゆる甘い食べ物を求めて移動するので、大変です。
ゴキブリ
わたしの住んでる北の地域では、ゴキブリが観葉植物から出てきたなんて事例はほぼありませんが、不快害虫とも言われているゴキブリが発生してしまった場合、考えただけで悲惨な光景が目に浮かびます。
室内の観葉植物から虫が発生する理由と虫が発生しない環境について
そもそも購入時には全くいる気配すら感じなかったハエやアリ等はどうして発生してしまうのでしょうか?
理由は2つほど考えられます。
わたしの場合ですが、そもそも観葉植物の種類というより土や環境が原因のことがとても多かったのです。
土から虫が発生する場合
大きくなってきたので植え替え作業を行った際、100円ショップで土を購入しました。その土は観葉植物専用で土に必要な栄養も入ってると記載されており栄養があって格安で購入できるなんて、なんて素晴らしいと迷わず購入したものです。
実際植物はどんどん成長し、グングン大きくなっていきましたので、安い土でこんなにも成長できるものなんだと関心したくらいです。
しばらくして、(植え替え作業から半年位)家の中に小さい虫が飛んでるのを発見し、外から入ってきたものだと思っていたのですが、日を追うごとに数が増えてきたことを不審に思い、ハエの発生場所を探していると、なんと観葉植物自体に付着、土の中に潜るコバエを発見しました。
急いでホームセンターで植え替えを試みるため相談したら「コバエが発生するという現象はとても多くて皆さん困っているんですよ」と話しを聞くことができました。
なぜこんなにも発生するのかと言ったら「肥料入りの栄養分が多ければ多い土ほど、ハエが発生しやすい」との見解でした。
植物にとっては適した土かもしれませんが、それと同時に虫にもとっても適した環境ともいえるものなのです。
環境が原因で虫が発生する場合
これは、皆さんあるあるという方は多いと思いますが、「ベランダや外に置く」という環境です。
観葉植物の種類によってはアブラムシを付着させるタイプのものもあります。
それと同時にアブラムシを狙ったアリ等の虫が近づき、土自体に住んでしまうという現象です。
確かに、ベランダや庭においておくことによって、結果的には外においているわけですから、いつでも色々な虫が寄り道しやすい環境においているという結果になりますよね?
ですので、この場合は外においたものは外で生育させる、ベランダでずっと生育させるということが大切なのです。
雨が振ってるから、寒いから、と室内や室外構わず入れたり出したりする行動によって室内にも虫が発生しやすい環境をつくってしまうという結果になるのです。
室内の観葉植物に虫を寄せ付けない方法
どうすれば虫を寄せ付けないようにできるのかと言うと、環境によって虫を発生させてしまう場合は、室外の観葉植物は室外に置いておく、寒い時は玄関フードのみ保管するということです。
せっかく選んで買った観葉植物を寒い時期にも外に置きっぱなしという環境だと枯れてしまう確率が大きく上がりますので、そういった寒い時期は玄関フードなど室内とは少し違った場所で保管できる環境が1番好ましいと思います。
あとは、土です。
実は土には種類がたくさんあります。
ホームセンターに行くと観葉植物専用土でも虫を発生させにくいタイプの物もおいてあります。種類が多数ありすぎるので、わからない場合は店員さんに相談してみて下さい。
また、粉や液体状の殺虫剤も販売されています。
粉タイプだと一度植え替えと同じ状態にして、土と粉を規定の量混ぜ、通常通り鉢に戻すだけという方法です。
液体タイプだと土をバケツに入れ殺虫成分の入った水溶液を規定の量入れてつけておいてから土を鉢に戻すという作業のようです。
わたしは粉タイプを購入したので、水溶液を使用したことがありませんが、この液体タイプも効果絶大と私の母は言ってました。
ただ、デメリットもあります。
わたしが購入した粉の種類は1kgの物しかなくて1000円位かかったのに対し、一度に使用する量は60gだったので、殺虫剤の粉がすごく余ってしまい、尚且匂いも何とも言えない匂いを発していたのです。
ただ、しばらくすると匂いも落ち着き、結果的には虫も一匹も発生しませんでした。
今となっては結果論ですが、ホームセンターの人に聞いて、虫が発生しないような土を購入した方がコストは抑えられたと思います。
室内に置いても虫が発生しにくい観葉植物
では、そもそもの観葉植物自体に虫がつきにくいという種類はないのでしょうか?
虫が発生しにくい観葉植物
アロエ
アロエはよく火傷などの傷を直してくれると言われていますが、このアロエから虫が発生したという事例は聞いたことがありません。
見た目はトゲトゲでインテリアには難しいかもしれませんが、子供さんがいる家庭には1つあっても良いのかなと思います。
そして、育てやすいというのも特徴です。
「水をしばらく忘れていた!」という場合でも、改めて水をあげると新しい芽を出してくれるなんて事も多々あります。
なので、観葉植物初心者の方にはオススメできる植物かとも思います。
サンスベリア
名前を聞いただけでは「?」と思う方も多いかもしれませんが、ホームセンターなどではよく見かける種類です。
大きな葉が縦に伸び、場所を取らないというのもサンスベリアの特徴です。
この植物は空気を洗浄してくれるという効果もあると言われているので家の中の空気を浄化してくれるという意味や、インテリアとしても使いやすい点からオススメできる植物とも言われているのです。
観葉植物の虫を予防したいならハイドロボールもおすすめ
いろんな事を言われても、自分が気に入った植物を玄関、リビングに飾りたいと思っている人にはこんな土を紹介します。
それは、ハイドロボールです。
ハイドロボールとは
粘土を高温で焼いて発泡させたボール状の石の事で、このハイドロボールは匂いもないので使用することで清潔感がますこと間違いなしとも言われています。
形状が丸いので、透明なコップ状の鉢に入れて観葉植物を植えたりすると、インテリアとしてもとってもオシャレさを増すことでしょう。人工石なので、洗って何度も使えるという点もとってもエコですよね。
ただ、デメリットもあります。
それは湿度に弱くカビやすいという点と、根に絡まって切ってしまうという事も考えられる点です。
なので使用する際は、根切れ防止剤を同時に使用する、手入れは豆に行なうなどの手間は多少出てくることでしょう。
色々な方法を説明しましたが、観葉植物は話しはできないものの生き物であることに変わりはありません。大切にできる、良い環境づくりを作ってあげることで必ず答えてくれますので、せっかく出会った植物ですから、大切に育ててあげて下さいね。