多肉植物を室内に飾る人もいれば、屋外で育ている人もいます。
実は多肉植物は室内で育てるものだと思っていたので、屋外で育てると聞いて驚きましたが屋外で育てるほうが元気に育つそうです。
その理由を調べてみました。
そこには確かにそうだとうなずける、納得の理由がありました。
日光が好きな多肉植物の屋外での育て方、おすすめな置き場所を紹介します。
また屋外で心配なのが雨ですね。雨が降った時はどうしているのか皆さんの体験談も参考にしてみましょう。
雨に強いといいますが、寄せ植えは注意が必要とのことです。濡れてしまった時の対処法も紹介します。
屋外におすすめな品種もありましたので、参考までにご覧ください。
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多肉植物の意外な育て方。屋外の方が元気に育ちます
育てていくという植物で、最も人気があり簡単ともいわれているのが多肉植物の存在です。最近では100円ショップでも販売するほどインテリアとしても人気の多肉植物ですが、今回は屋外で育てる上で気をつけること、育てやすい種類などを紹介していきたいと思います。
多肉植物全般としては、日差しを浴びることをとても好む植物なのですが、室内で生育させている人がほとんどかと思います。
ただ、もともと過酷な乾燥地帯や熱帯地帯で自生していることから、屋外で育てるほうが元気に育つとも言われているのです。
ですので家の環境で庭がある、ベランダがあるという人は是非屋外で育ててみるという方法もオススメしたいと思います。
では、なぜ過酷とも言える屋外の生育環境が多肉植物を元気に育てることができるのでしょうか?
屋外は太陽の光を確実に浴びることができる
外に置く、ということで天気の良い日は日光を十分に取り入れることができます。
植物全般の話しですが、アマゾンの湿地地帯の暗いところで自生している種類意外の植物は、陽を浴びることで生長するのです。
人間も陽を浴びないと、ビタミンが不足するなどいろいろな障害も出てきますよね?
わたし個人的な意見としてはその状態と同じように思えるのです。
屋外は風の流れを受けることができる
この問題もとても大切です。
室内での生育環境だと、どうしても風の流れを自然に起こすことが難しいと思います。
かといって、暖房器具やエアコンの風を直接あてるような生育環境だと、常に風を受けている影響もあって枯れてしまうことが考えられます。
その点、屋外での生育環境は自然の流れで風が発生するわけですから、植物にとってはとても好ましい理想の風とも言えるのです。
多肉植物の屋外での育て方。オススメな置き場所
では、屋外で生育するにあたって、どのような場所を選んで置くことが良いとされているのでしょうか?
多肉植物は直射日光は避けて、陽を浴びられる場所に置く
上記でもお伝えしましたが、植物全般的に考えると日光を浴びることを好む傾向があります。
ただ、ここで一つ注意が必要です。
いくら日光が好きだからといって、常に日を浴びているような場所に置くことは直射日光を常に浴びているという環境になってしまうのでこちらはオススメできません。
なぜかと言いますと、強すぎる日差しが原因で枯れてしまったり葉焼けの現象が考えられるからです。
風通りも考えて
上記でお伝えしました通り、いくら外においたからといって、家の隅の風通りが悪い場所に置いてしまうと、生育環境が良いとは言えません。
風の無い多湿の鉢環境は、土の中で根腐れを起こしやすく全体的に枯れてしまうことも考えられるため、ある程度は風が通る場所を選んで置くということも必要になってくるでしょう。
ここまでの結果を総合的に考えてみると屋外での環境としてベストなものは「直射日光の当たリすぎない、時間によって半日位陽が当たるような場所である程度の風が流れる環境」が最も好ましいという結論に至ります。
屋外での多肉植物の育て方。雨の日はどうしているのかみんなの意見
ここまで多肉植物のベストな環境について紹介してきましたが、例えば雨が降ってしまった場合や寒い季節での環境はどのように変化させると良いのでしょうか?
雨が多肉植物に直接当たらないよう配慮する
人間で言うところ、「傘」の存在を設置してあげることで多肉植物のよりベストな環境を作ることができます。
勿論、一概には言えないので、お住まいの地域や温度変化によってはそのまま放置してもグングン育つ場合も多々あります。
ただ、放置していたら元気がなくなった、なんて場合は上記のように雨ざらしにしないということも対策として取り入れて見てください。
かといって、本物の傘を設置しても吹き飛んでしまったり危ないですよね?
そこで紹介したいアイテムは箱型のプラスチックケース(衣装ケースなど)やビニールケースです。
雨が当たらないように密閉されている状態で、左右に風が通るような穴を開けるという方法です。
多湿の環境が苦手な多肉植物にとって、左右穴を開けるという作業はとても重要な作業と言えます。
屋外の多肉植物も冬はなるべく室内に
では、寒くなる冬季間はどのように生育させると元気でいてくれるのでしょうか?
主に熱帯地域で自生している多肉植物ですから、耐寒性は弱く霜が降りると枯れてしまいます。
風が無い環境は心配でもありますが、レースカーテン越しの窓際に置いておくなど、なるべく陽も浴びられるような環境に移動させておくことをオススメします。
多肉植物は雨に強くても寄せ植えは注意です
一般的には、雨にとても強いとも言われている多肉植物ですが、植えている状況によっては雨がとても弱いとされている状態があります。
それは「寄せ植え」の状態です。
寄せ植えとは、土が見えないほど鉢いっぱいに様々な種類の多肉植物を得ている状態です。インテリアとしてもとても魅力のある寄せ植えの方法は、密集しているだけあって雨水が途中で溜まってしまい、枯らしてしまったり、土の中が様々な根でいっぱいなので蒸れて根腐れという現象が考えられるためです。
観賞用として寄せ植えをしているなら、雨の日は室内に保管することを心がけて下さい。もし、屋外で生育させていたとして、雨に当ててしまった場合はすぐに水分を取り除く必要があります。
寄せ植えのベストな環境としては、夜中の寝ているときに雨に当たらないよう、昼間の陽が照ってる時間だけ屋外で保管し、夕方になったら室内に移動させるという方法です。
そう考えると、見た目は美しい寄せ植えも手間が必要に思えますね。
わたしの意見としたら、ある程度多肉植物の生育に慣れている、環境変化も察知できるという人にはオススメですが、見た目重視だけで購入した初心者にはあまりオススメできない植え込み方法かもしれません。
ただ初心者でも、手間暇をかけてあげられるという人なら上記の注意点さえ気をつけていれば立派に育ってくれると思います。
屋外に向いている多肉植物を紹介します
多肉植物の屋外での生育方法をいろいろとお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
最も屋外での生育に適している多肉植物
気になる種類があったら詳しく調べてみて下さいね。
セダム
マンネングサの仲間であるセダムはアジアやヨーロッパなど広範囲に自生しています。
粒や棒状の葉が特徴的で、黄色や白い花も咲かせます。
岩肌の隙間や乾燥地帯など栄養僅かな環境でも丈夫に育つというところからも屋外での生育環境が適しているという理由なのかもしれません。
黄麗(オウレイ)
セダムの仲間で、黄色の葉の色から付けられた名前とも言われていますが、こちらもとても育てやすいのが特徴的です。
丈は大きくても20cm位と言われており、肉厚な葉の部分が土の中から直接なりだしている姿はなんとも愛らしい姿にも見える人気の一つだと思います。
他にもまだまだたくさん種類はありますので、ぜひ気に入った多肉植物を大切に育ててみて下さいね。
植物は生きてますので、手間暇かけることで間違いなく元気に生き生きと育ってくれることでしょう。