茄子は育てやすい野菜の1つ。家庭菜園でも沢山の方が栽培を行っています。またミニトマトなどの様にプランターを利用して育てる方も、少なくはありません。
しかし栽培が難しくないと言われる茄子にも、栽培には注意点が存在します。
まずは栽培前に準備をする土の注意点、また丈夫な苗選びについて。また苗を植えた後の収穫を左右する栽培時の注意点についてもご紹介をいたします。沢山の美味しい茄子が収穫できるように、ポイントや注意点をしっかりとおさえて栽培を行ってください。
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茄子を栽培する前の注意点
茄子を自宅で栽培する時の注意点の1つ目は、「連作」です。
連作とは、同じ耕地(土)で同じ種類の作物を続けて作ることで、毎年畑の土を入れ替えたり、プランターで茄子を栽培する際には問題ありませんが、同じ土を使って作物を育てる際には、病気のリスクが高まったり、収穫量に影響したりすることもあるので、4~5年は同じ場所での栽培を避けて定植するようにしましょう。
茄子栽培、土作りの注意点について
元気な茄子を育てるためには、土作りも重要なポイントの一つになります。
茄子を栽培する時には、他の野菜と同様、野菜用の培養土を用意しますが、茄子は環境の変化に弱く、肥料も沢山必要とする野菜なので、茄子の苗を植える2週間程前から土づくりを開始し、元の畑の土と十分慣らしておくことが大切です。
野菜の培養土だけでも茄子を栽培することは出来ますが、腐葉土や石灰、化学肥料用土などを混ぜ合わせるとさらに茄子が喜びます。(培養土にはすでにこれらが含まれているので、少量でOKです。)
茄子の苗を定植する2週間前に畑(またはプランター)に土を入れて耕したら、1週間前に元肥を混ぜて、土づくりを完成させ、苗植え当日には、土が安定しているようにしましょう。
茄子の苗選びも栽培の重要なポイント
茄子を自宅で栽培する時の注意点の3つ目が「苗選び」です。
まず見てほしいのが、節の太さで、できれば1本苗のものではなく、接ぎ木(根の部分と葉の部分が違う茎同士で繋がれたもの)をしてある太い節をした接木苗を選んで欲しいと思います。
茄子の苗を植えるのは温かくなった5月中旬頃がベストなので、あまり購入を急がず、定植時期に元気な状態で売られているものを選ぶと良いでしょう。
タネから植えたいという方もいるかも知れませんが、茄子をタネから栽培する際には、2月から種まきを開始し、温度管理を徹底して幹を真っ直ぐに育てなければいけないので、初心者には難しく、苗からの栽培をおすすめします。
茄子栽培の注意点は肥料!肥料切れをおこさにようにしましょう
土作りのところでも紹介しましたが、茄子は肥料を好む作物ですから、茄子を栽培する時の注意点の4つ目は「肥料やり」ということになります。
茄子の一番花が身をつけ始めたら(定植から3週間~1ヶ月程度)、果実がしっかり大きく成長出来るように1回めの肥料やりをします。
肥料に使うのは、リン酸の入った化成肥料がおすすめで、茄子の苗の周りから少し離した位置に肥料をひとつかみ撒き、周辺の土と混ぜて馴染ませるようにして、肥料を与えます。
1回目の肥料やりを完了すると、一番花が果実になり、その後はどんどん新しい身を付けていくため、2週間に1回程度の定期的な肥料やりが必要です。
同じ要領で、定期的に肥料を与え、肥料が足りているかどうかは、茄子の花の状態を観察して見極めていきましょう。
茄子の栽培には肥料と同じ様に水やりも重要なポイントに
茄子はみずみずしい野菜なので、栽培するときにもやはり水やりが大切で、「茄子は水で作る」と言われるくらい、水を必要とする作物です。
茄子を植えるのは、日あたりが良く、風通しが良い所なので、どうしても土が乾きやすい上に茄子自体が水を好むため、水切れには注意が必要で、水をやるタイミングは、土の状態を小まめに見て見極める必要があります。
茄子の節の根本に、わらを敷いて、わらに水を含ませる様にして水やりをすれば、乾燥防止にもなりますので、小まめに水やりを行えないという方は、乾燥対策にも工夫をしてみると良いでしょう。