家庭菜園の収穫が楽しみなオクラ。気がつくとオクラに虫がついていたということはありませんか?
家庭菜園の多くの場合は薬を使っていないのでしょうから虫がついてしまいますが、何とかして駆除したいですね。
オクラにつく虫は何種類かいますが、どんな虫なのでしょう。
虫の種類と害虫対策について紹介します。
庭や畑に地植えしている場合に出来る対策方法は捕虫テープを使うなど。
プランターで栽培している場合に出来る対策は、防虫ネットを使う方法などがあります。
それぞれ詳しくみていきましょう。状況にあった害虫対策をして元気なオクラをたくさん収穫してください。
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家庭菜園のオクラにつく虫は見つけたらすぐに取り除いてください
家庭菜園のオクラに発生する主な害虫
- カメムシ
カメムシは臭いでも人間に嫌われる虫ですが薬で対処できない病気を感染させるウイスルを媒介します。カメムシを見つけたら、とにかく早く取り除くことが重要です。 - フタトガリコガヤ
フタトガリコガヤは葉を食い荒らすだけでなく、葉を丸めて巣を作る生態があるため、あっという間に葉が食い荒らされてしまう可能性があります。カメムシ同様、急いで取り除き処理することが必要です。 - ヨトウムシ
ハスモンヨトウムシやシロシタヨトウムシ、ヨトウガなどの種類がいます。
詳細は次の項で説明します。
家庭菜園のオクラについたヨトウ虫の被害や防虫対策
ヨトウ虫はオクラなど植物の葉の裏に産み付けられた卵から孵化して、集団で葉を口散らかします。
成長すると大きな食害につながる厄介な虫です。
夜に活動するため人に姿を見られることがあまりありません。明るい時間帯は土の中や草陰に隠れているのです。
さらに一度発生するとサナギになって土の中に潜み、冬を越すことができるので放置すると翌年同じ被害を受けることになります。
家庭菜園のオクラをヨトウ虫から守る方法
一番は孵化して間もない葉の裏にいる状態を見つけて駆除することです。成長して土の中にいる場合は、薬剤で対応することになります。
春、作物の植え付け前に広く散布して殺菌・消毒するようにします。
オクラだけでなく、他の作物も食い荒らすので早めの対策・駆除を心がけましょう。
家庭菜園で作ったオクラに ついた虫、ハダニの防除方法
ハダニはオクラの葉の裏から養分を吸い取ってしまいます。葉に針先ほどの白い斑点ができますが、初期には気づきにくく進行すると白い部分が広がるために気が付きます。
この状態になると正常な生育ができなくなり、最悪枯れてしまうことがあります。
ハダニは成虫でも0.5ミリほどの小さな虫のため見つけにくく、気がついた時にはすでに食害を受けている可能性が高いといえます。
高温で乾燥した環境を好むので梅雨の時期を過ぎてからが要注意。水が苦手のため雨が当たる場所では比較的生息する数が少なくなります。
これを利用し、こまめに葉の裏に水を吹き付けるだけでもハダニのリスクは下がります。
逆に雨の当たらない場所では一度発生すると被害が早く大きくなるので注意してください。
ハダニを見つけたらハダニ専用薬剤で処理しましょう。
虫がいるかどうかわかりにくい場合、葉を軽く叩いて真っ白な紙などにゴミを落として下さい。そこに温めるように息を吐きかけてみるとハダニは動き回るので見つけられます。
畑の家庭菜園のオクラについた虫の対策方法
オクラをはじめ、家庭菜園の植物が食害を受けやすい虫の一つ、アブラムシ対策についてご紹介しましょう。
捕虫テープ
アブラムシはそれ自体で飛ぶことはできません。しかし、どうしてあちこちに現れるかといえば、風に乗って飛ぶことができるからです。
そんなアブラムシ対策として有効な方法の一つが「捕虫テープ」です。
虫が引き寄せられる薬剤を塗った粘着性のある捕虫テープ。作物より高めの場所に設置しておくだけで風で飛ん来たアブラムシを勝手に捕まえてくれます。
昔あった「蝿取り紙」と同じですね。
守ってくれる植物を植える
「バンカープランツ」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。あえてアブラムシが好む植物を野菜などの周りに植えることで、そちらに気をそらせて肝心な野菜を守る方法です。
大麦などはオクラなど他の野菜よりも背が高いので、作物に到達するより先にアブラムシが住み着きます。
そこにアブラムシを食べるテントウムシなどがくれば、更にアブラムシの害を防ぐことができます。
プランターのオクラに虫がついた場合の対策
プランターで育てているオクラでも害虫による食害は起こります。
特にどこからともなく飛んでくるアブラムシは要注意。
一番簡単なのは、防虫ネットで囲ってしまう方法です。飛んでくるアブラムシの侵入をネットで防いでしまおうというものです。単純ですが確実な方法といえるでしょう。
また、水やりの時以外にも、時々は葉の裏に異常がないかチェックしましょう。柔らかい新芽も虫が好むポイントです。新芽を食べられてしまうと、その後の成長にも大きく影響するので忘れずに確認してください。
夏場、乾燥する時期は葉の裏にも水が当たるように水やりをするといいでしょう。勢いよくジャワー状の水が出る散水ホースがあれば、水の圧力である程度アブラムシを除去できます。
数がそれほど多くなければ、マスキングテープやガムテープを使った駆除で対応できるでしょう。
薬剤を散布する場合は、自然派の物を選ぶようにしましょう。
園芸や家庭菜園に興味はあっても、苦手という人にとっては本当に腹立たしい存在の様々な虫。
いざ発生してしまうと駆除するにも躊躇してしまうかもしれません。しかし、せっかく作った作物をみすみす虫に食べられるわけにもいきません。
嫌だなぁ、気持ち悪いなぁと思っても頑張って駆除しましょう。
あらかじめ対策しておけば発生自体をかなり抑える方法もあるのですから、畑やプランターでの家庭菜園を始めるときは、病害虫対策もしっかり調べてから始めると公開しない家庭菜園ライフを送れるはずです。