ドラセナ・コンシンネの基本的な育て方と水やりや管理の方法

ドラセナ・コンシンネは折り曲がった幹と細く長く伸びる葉が魅力の観葉植物です。葉っぱの色も綺麗なので、お部屋のインテリアとしても人気が高い植物です。

ここでは、ドラセナ・コンシンネの基本的な育て方についてお伝えします。水や肥料の与え方を知って、上手に管理を行いましょう。

元気に育てることで、お部屋のインテリアとしてプラシしてみてください。

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ドラセナ・コンシンネの水やりのタイミングと育て方

ドラセナ・コンシンネは乾燥に強いので水をあげすぎないように注意しましょう。

土の表面が乾くまでは水をあげない

表面が乾いたら底から水が出てくるくらいしっかりとあげます。底から出て鉢皿に水が溜まったら、速やかに捨てましょう。鉢皿に溜まった水は底の穴からの空気の出入りを妨げるので、そのままにしておくと土が乾かずに根が腐ってしまう場合があります。

「水をあげたら鉢皿の水を捨てる」事が大切

「鉢皿に溜まった水を捨てるのが手間なのでたまらない程度にあげよう」

と考えて水を少なめにあげると鉢内に水が行き渡らず、根に水を吸えない部分が生じてしまいます。植物にとっては水は生命線です。調度良く摂取できるように、適切に与えてあげましょう。

ドラセナ・コンシンネの夏と冬の水やりについての育て方

ドラセナ・コンシンネは熱帯の植物です。

日本では冬の間はドラセナも休眠時期

夏の間はよく成長するのですが、冬の間は成長をストップさせて寒さに耐えるのです。

休眠期間は水を吸う量が減少する

そのため、水をあげる間隔を夏よりも長くします。夏の間は土の表面が乾いたら水をあげましたが、冬は土の表面が乾いてから5日くらい経過してからあげるようにします。また、冬の間と言っても置き場所により環境はかなり異なるので、それに合わせて調節が必要です。

リビングなど暖房の効いた暖かい場所では土の表面が乾いてから3日程度空けるようにします。反対に暖房が入らない常時寒い場所では土の表面が乾いてから一週間程度など、もっと間隔を空けて水をあげます。

葉に張りが無くしおれてきたら水不足のサイン

葉の状態、土の湿り具合を見ながら調節しましょう。

また、ドラセナ・コンシンネは5℃程度までは寒さに耐えられます。それ以下になる場所には置かないようにしましょう。

ドラセナ・コンシンネの肥料の与え方

肥料は元気に成長を促すために有益ですが、与えすぎたり時期を誤ると反対に弱らせてしまいます。

肥料を与えてもよい時期は、春から秋のドラセナがよく成長する期間中

この期間に正しく肥料を与えると元気に成長してくれます。肥料の種類は液体や固形があり、どちらを使用しても大丈夫です。使用する肥料の要項をよく読んで正しく与えましょう。

多くあげればより元気になると考えてはいけません。

肥料が強すぎると肥料やけを起こして枯れてしまう場合があります。必ず適切な量を守ってあげましょう。

濃すぎたり多すぎると枯れてしまう場合がありますが、薄く少ない分には問題ありません。とにかく与えすぎには注意して下さい。

また、休眠期間に与えるとやはり肥料やけを起こして枯れさせてしまう場合があるので、休眠期には与えないように気をつけましょう。

ドラセナ・コンシンネの植え替え目安と植え替え方法

ドラセナ・コンシンネを育てていると、その成長の早さに驚かせられます。周りに置いてある物と比較するとぐんと伸びていてその生長振りを嬉しく思います。しかし、伸びるままにしておくと枝が多くなりすぎたり背が高くなり棚などにつかえてしまいそうになります。

よい形になるように剪定したり、窮屈になった鉢から出して植え替えてあげる必要があります。

おおよそ2年から3年で鉢はかなり窮屈な状態になるので、そのくらいの年数が経過している場合には植え替えてあげましょう。

姉の家のドラセナ・コンシンネは聞くと5年くらい植え替えていないそうです。
なるほど、葉はくたっとして張りが無く色は薄く見るからに元気がありません。姉は「来春こそは植え替えなくちゃ…」と言っていました。

ドラセナを「大きくしすぎない」方法

通常は植え替えるときは鉢の大きさをひとつ大きくします。しかし、2~3年おきに毎回大きくしていくと果てしなく大きくなってしまいます。

そんなに大きくしたくない場合には根や枝を思いっきり剪定して小さくして同じ鉢に植えましょう。

植え替えの作業は、鉢から根と土を引っ張り出して根を軽くほぐします。

新しい鉢に鉢底石と新しい土を少し入れてドラセナ・コンシンネを入れ、ぐらつかないように新しい土をぎゅっと入れます。

実は植え替えの時に厄介なのが鉢底石です。洗って乾かすとまた使用できるのですが、土と混ざって分けるのが大変です。しかし、最近ではその大変さがなくなりました。ネットに入ってそのまま使用できる鉢底石を使用しているのです。鉢の大きさに合わせて鉢底石の大きさも選べるので、とても便利です。
ちょっとしたアイデアですが感心させられます。また、鉢の底にネットを入れるとワラジムシなどが入り込まないのでおすすめです。
これも銅製でより虫が入りづらくなる製品が販売されています。気になる方は利用してみるとよいでしょう。

ドラセナ・コンシンネの花と花と花が咲いたときの育て方

ドラセナ・コンシンネは成熟すると花を咲かせることがあります。葉の中から細長い茎が伸びてきて先に白い小さな花を鞠状に咲かせます。
滅多にお目にかかれないものなので貴重ですが、花を咲かせるのには多くのエネルギーを消費します。

株の元気を保ちたい場合には咲かせないで茎の生え際で切ってしまうと良いでしょう。

しかし、せっかっく伸びてきたのでどんな花か見てみたいと思う方は多いでしょう。その場合には、花が咲いてある程度鑑賞してから切るとよいでしょう。

長く咲かせていると蜜が落ちて葉が汚れる原因にもなるので、ずっと咲かせておく事はあまりおすすめできません。