モンステラの植え替え方法!合う用土の種類と手順・管理方法

観葉植物のモンステラは、成長に合わせて植え替えをする必要があります。このとき、植え替えに関する知識がないと、どのような土を使えば良いのか・実際の手順や管理方法がわからないものです。

ここでは、モンステラに適した土と植え替えの手順についてお伝えします。モンステラを元気に育てるために、正しい知識を知って上手に管理をしましょう。

また、植え替え後の管理方法や植え替えるときに失敗しないポイントについてもご紹介します。

こちらも併せて確認をして、モンステラの植え替えを成功させましょう。

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モンステラの植え替え・モンステラに合う土について

モンステラが理想とする土は水はけのよい養分が豊富な土です。

モンステラはアメリカの熱帯地域が原産の植物で生命力が強く成長が速いので、根の伸びるスピードもとても速く、定期的な植え替えが必要な植物です。

植物にとって土は命

モンステラに合った土を用意する事でぐんぐんと成長してくれます。
せっかく植え替えるのですからモンテスラにとって最適な環境を整えるとモンテスラも嬉しいですし、世話をする方も愛着を持って育てる事が出来るのではないでしょうか。

モンステラを健康に育てるには土が重要ですが、どのような部分に注意したらよいのでしょうか。

モンテスラを育てる4種類の土

バランスよく混ぜる事が良いです。

赤玉土 通気性を良くする園芸には必要不可欠な土
ピートモス 軽量で通気性が抜群な土
川砂 土の通気性を調整する事もモンテスラには必要な土
腐葉土 堆肥として腐葉土を使い、土を柔らかく、栄養たっぷりなものにします

これらを使ってモンテスラの生育に最適な土を作りましょう。

モンステラの植え替えに使う土を自分で配合する方法

モンテスラのための土を自分で用意すると生育具合が、市販の土を使った場合と比べてより元気に育ちます。

基本的には小粒の赤玉土を7割、腐葉土を3割として混ぜる事でモンテスラのための土は完成です。

しかし、モンテスラを育てる場所によっては害虫やカビなどの対策を取った方が、モンテスラを育てるために良いのです。

室内でモンテスラを育てる時

腐葉土ではなくピートモスを使う事で害虫やカビの心配が少なくなります。
特に腐葉土は状態が悪い物を使ってしまうと、虫が発生する原因になってしまいますので使う時には注意しましょう。

可愛いモンテスラを室内で育てるのでしたら長い目で見ても、極力カビや虫の原因は取り去った方が良いです。

インテリアとして家の中でモンテスラを育てる際には、赤玉土6:ピートモス2:川砂2という割合で混ぜると水はけも良くなり根腐れの心配も減ります。

また、自分で配合する事に自信の無い時や時間が無い時などには観葉植物用の土を使ってもモンテスラは十分に育ちます。

モンステラの植え替え目安と植え替えに適した時期

どのような時にモンテスラの植え替えが必要なのかというと、それはモンテスラの状態をこまめにチェックするという事が大前提になります。

植え替えのタイミングはモンテスラからのサインにある

一番わかりやすいサインは根詰まり

モンテスラが根詰まりを起こすと鉢の底から根が出てきて土が乾燥するスピードが速くなったり、水をあげた時に土になかなか水がしみ込まないなどの症状が出てきます。

見た目のサイン

葉の色が変わってきたり、モンテスラが大きくなりすぎて鉢とのバランスがおかしくなって鉢が倒れてしまう事が起きたりします。
そういった時にはモンテスラが植え替えのサインを出している時です。

ですが植え替えはいつしても良いというわけではなく、生育期に植え替えをする事が好ましいです。

植え替えは植物にとっては慣れ親しんだ環境から変化するストレスや、植え替えによる根へのダメージなどが避けては通れません。
しかし生育期に植え替えをするとこのようなストレスの原因があってもすぐに回復して成長してくれるようになります。

植え替えに適した季節は5月から9月で晴れた日の午前中に植え替えをするのが一番おすすめです。

モンステラの植え替え手順と植え替え後の管理方法

モンテスラを植え替える時には、今使っている鉢よりも一回りほど大きな鉢を用意しましょう。

モンテスラの汁には毒がありますのでゴム手袋を付けて作業をしましょう。

植え替え方は、そう難しくはありません。
準備として植え替えを意識したころから水やりを控えて土を乾燥させておきましょう。

作業に取り掛かる前に、新しい鉢を用意しましょう。

  1. 鉢の底の穴の上にネットを乗せ、鉢底石を敷き、モンステラのために用意した土を鉢の高さの1/3程まで入れ、モンステラを乗せます。
  2. モンステラを古い鉢から取り出す際には力を入れず優しく引き抜き、根についている土は手で出来るだけ落としてしまいしょう。
    根の状態を確認して、傷んでいる所や腐ってしまっている場所は思い切って切り落とします。
  3. モンステラを土の上に置く時にはバランスを見て鉢の中心に置き、鉢の上から4㎝くらい下のところまで土をそっと入れて、最後に軽く手で全体を押さえて固定します。
  4. モンステラが大きい場合には必要に応じて支柱を立てて紐で固定します。
  5. 最後に水をたっぷりとあげましょう。
  6. これでモンテスラの植え替えは完了です。

なるべく傷をつけないように注意して行うようにしてください。

モンステラなど観葉植物の植え替えポイントは土・鉢・植え替え時期

モンテスラに関わらず、観葉植物の植え替えをする時には、様々な条件をクリアする事で失敗を押さえる事ができます。

植え替える土

土は植物の命であり全ての源ですが、土はそれぞれの植物によって好みが異なります。
できるだけ植物の好みに合わせて配合してあげるのが良いのですが、準備のために費用や時間がかかってしまいます。
鉢が一つしかないような場合には余らせてしまう事にもなって不経済である場合もあります。

そのような時には観葉植物用の土を使う事もできますので安心してください。

ただ、ものによっては乾燥状態が好きな植物もいますので、そうした場合には保水力のある土は適しませんので、使える土なのかどうかを確認してから植え替えをしてください。

用意する鉢

大は小を兼ねるからと言って大きすぎる鉢を使うのは良くありません。

今使っている鉢の直径より3センチ程大きい物で十分です。

余りに大きい鉢は根腐れの原因にもなってしまいますので、適切な大きさの鉢を用意しましょう。

植え替え時期

いつでも良いというわけではありません。
植物の植え替えをすると、植物に多大なストレスや場合によっては物理的にもダメージを与えてしまう事があります。
するとたちまち元気を無くしてしまう事もありますので、植物が成長期に入る5月から9月くらいの暖かい季節を選んで植え替えをしましょう。

この時期を外して植え替えをすると植物が弱って枯れてしまう事もありますので、時期が合わない時には、次の植え替えシーズンまで少し待ちます。

植物の生育に合わせて人間が手助けをしてあげる事で植物に無理がかからず、植え替え失敗という悲劇は格段に減りますので、使うものやタイミングをよく見計らって最適な時に最適なもので植え替えをするようにしましょう。