旅行で家を留守にする間、花の水やりをどうしよう、花が枯れてしまうのではと不安になるのではないでしょうか。
花の水やりに関しては、旅行期間や花の種類によって水やりの方法が違いますので、それぞれに応じた水やりを行うことが大切ですが、特に夏場は室内が蒸してしまうので、花の置き場所にも注意が必要でしょう。
便利グッツを使用するのも方法のひとつですが、ちょっとの工夫で旅行中も花を枯らすことなく、水やりの不安を解消することができます。ぜひお試しを。
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旅行前に気になる花の水やり、3日程度の短い旅行時の対策
短い日数であれば水やり不要
花の種類にもよりますが、わずか数日の間水分を与えなかったとしても、急に枯れてしまうことは稀ですので、まずは旅行前に普段よりも多めに水やりを行いましょう。
植物というものは、元々は人間の手をかけなくても自然界でも十分に生きていけるようにできているため、たとえ2日や3日水やりが滞ったくらいでは、さほど心配をする必要はないかと思います。
一週間の長期旅行の場合の花の水やり方法
2日や3日で帰ってくる短期間の旅行ではなく、海外旅行などで一週間以上も留守にする場合は、さすがにその間に全く花に水やりをしないというわけにもいきませんよね。
ペットボトルで作る水やり装置
学生時代に理科の授業で習った「毛細管現象」という言葉に聞き覚えのある方も多いかと思いますが、これを利用して水やりを行う方法があります。
こちらは、大きめのペットボトルやバケツに張った水を自動的に吸い上げてくれることで、土が乾ききる前に水やりを行うことができるという画期的なアイテムです。
ペットボトルと鉢植えはチューブで繋がれており、ペットボトルから吸い上げた水はチューブを通って鉢へと流れていく仕組みなので、乾燥に弱い種類の花にはこちらを利用することで、安心して旅行に出かけることができるようになります。
適度なペースで水を吸い上げるようにするためにも、家を空ける前にどの高さに水を置くのがベストなのかを確認しておくと良いでしょう。
夏の長期旅行は、花の水やりや花を置く場所に気をつけよう
水やりの方法を工夫したところで、ご家庭においては十分に水を確保できるだけの大きな器というのは限られています。とくに気温の高くなる時期に長期の旅行に出かけるともなると、その間に水が不足して花が枯れてしまうのだけは避けたいものです。
花の鉢植えを水場に移動する
家の中でたくさんの水をためておける場所と言えば、真っ先に浮かぶのがお風呂です。災害などによる断水に備えて、翌日まで浴槽にお湯をためっぱなしにしているご家庭も多いと聞きますが、それだけ大量の水をためておける場所であれば、水やりに使う水も十分に賄うことが可能だというわけです。
先程ご紹介した毛細管現象による水やり方法を応用して、浴槽に張った水を花の鉢植えに与えます。
- まずは浴槽にたっぷりと水を張ります。(残り湯ではなく水です!)
- バスタオルなどの長めの布の先端が浴槽の底に届くように浸けます。
- 浴槽のフタを半分ほど閉めたところで、その上の平らな部分にもう片方のバスタオルを広げます。
- その上に花の鉢植えを乗せておくことで、鉢の底面の穴から水を吸い上げるという仕組みです。
この方法は、乾燥に弱く水をたくさん必要とする種類の花に適していますが、日当たりの悪い浴室の場合はあまりおすすめできません。
旅行時の花の水やりについては、花の種類にもよるので注意が必要
いくら旅行中に花が枯れてしまうのが心配だからとは言え、自動水やり器などを使う必要がある場合もあれば、比較的乾燥に強い種類の花もあるということを理解しておく必要があります。
花の種類によっては、水を与えすぎることで、逆に根腐れを起こしてしまう可能性もある
それぞれの花の特性に応じた対応をすることになります。
水やりの頻度を参考にする
花の中には毎日水やりをする種類もあれば、観葉植物のように、時々花をつけることはあるものの、乾燥を好む種類もあります。普段の水やりの頻度を参考にして、水を多めに与える必要がある種類に対しては、しっかりと水を切らさないようにしましょう。
旅行当日には、なるべく直射日光が当たらない場所に鉢を移すことで、乾燥から守りましょう。出かける前にも、水やりを十分に行います。
乾燥に強いタイプでしたら、旅行当日の水やりを少しだけ多めにする程度でも問題ありません。
水やり以外で旅行時にしておくと効果的な方法
鉢の中の水分がなるべく乾かないようにするためには、直射日光があたる場所など、土に含まれる水分の温度が高くなりそうな場所は避ける必要があります。他にも、鉢植えごと一回り大きい鉢に中に入れて、鉢と鉢の間に赤土などを入れて埋めることで、鉢自体の乾燥を防ぐことができます。