モンステラの気根から増やす挿し木。土や水に挿して増やす方法

葉の形が独創的なモンステラ。おしゃれなインテリアとして飾られているのをよく見かけます。

多くの観葉植物は増やすことが出来ますが、モンステラの気根という部分を使って増やすことが出来ます。
モンステラの気根とはなんでしょう。また気根を使って増やす方法やコツを紹介します。
土や水にさして増やす方法や注意点をご覧ください。

モンステラを簡単に増やして楽しむことが出来ます。

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モンステラの気根とは。気根を使って増やすことは出来る

モンステラの葉をデザインした絵はよく目にしていたのですが、本物を初めて見たときにはあまりの美しさと迫力に目が釘付けになりしばらく見惚れてしまいました。
大きい葉にはグッと切れ込みが入り葉の間の空間により葉の濃い緑色がより強調されています。

太い茎から気根が力強く伸びて土に突き立っている様子は本来はジャングルで果てしなく大きく生長するのものである事を物語っていました。

気根は茎から伸びて若いうちは緑色

段々と茶色に変化します。伸びて土に達すると土の中に伸びて根となります。
モンステラは熱帯のジャングルに自生しており、ジャングルの中で大きく生長すると気根を他の木に絡ませてどんどんと生息域を広げていきます。他の植物に巻きついた気根は幹などにめり込んでいき養分を吸い取ります。その様相は非常に力強くて他の生命体を取り込み最後には飲み込んでしまうような恐ろしさも感じられます。

気根は土や水に入ると根が出てきます

そのため気根の付いた部分を切って土や水に入れておくと、簡単に根が出て増やすことができます。

モンステラの気根を土に挿して増やす方法

モンステラは茎を切り挿し木しておくと根が付きます。

気根の挿し木方法

茎に気根が付いている部分を挿し木すると、茎だけを挿し木するよりもずっと効率よく根付きます。
  1. 気根が付いた部分の茎を切り、下部についている葉を切り落とします。
  2. 葉が大きい場合には一枚だけ残し、更に半分切ってしまいます。
  3. 葉が小さめの場合にはそのまま1枚だけ付けたままにしておきます。
  4. 土に気根の形に合わせて穴を掘り、そこに入れて土を被せます。気根が土からでないようにすっぽりと埋めましょう。

鉢等に挿し木するときに気根が入りきらない場合には適当な長さに切ってしまって大丈夫です。
挿し木をする土は市販されている挿し木用の土、または観葉植物用の土を使用するとよいでしょう。

乾燥している室内に置く場合には気根に水苔を濡らして巻き付けることをおすすめします。

挿し木が完了したら強い日差しや風の当たらない場所に置く

水をあげすぎると腐ってしまうので、土の表面が乾いたらあげる程度にしましょう。

気根の挿し木を成功させるには時期が重要

モンステラは熱帯の植物なので日本で栽培していると冬の間は寒いので休眠します。休眠している間には殆ど生長しないので、挿し木をしてもまず根が出ません。
冬でも常時暖房の効いた温かい室内であれば根が出る場合もありますが、5月から6月頃のモンステラが生長を始めた時期に行うことをおすすめします。

8月の暑すぎる時期にも腐ってしまったりと成功率が下がるので、8月になってしまった場合には9月に行うとよいでしょう。

モンステラの気根を水に挿して増やす方法が簡単でおすすめ

気根を水につけておくと根が出てくる様子が観察できます。
水に浸けて増やす場合も土に挿す場合と同様に、気根の下の節から切り取ります。葉は一枚だけ残し、その一枚も大きい場合には半分から3分の1に切り落とします。気根が長くて容器に入らない場合には余計な部分を切り落とします。
あとは水に入れておくだけです。気根の部分が全て水に浸かるようにします。

モンステラが腐ってしまわないように水は毎日取り替えましょう。特に暑い時期には腐りやすいので取り替えるのを忘れないように注意が必要です。

モンステラの根にありがちな問題や対処法

モンステラはとても生長の早い植物です。鉢で育てていると1年から2年で鉢の中は根でパンパンになります。放っておくと根詰まりして根が腐ってきたり水や栄養を充分に吸えなくて枯れてしまいます。

1年から2年おきに植え替えましょう

植え替えるときには土と鉢の大きさに注意が必要です。土は観葉植物用の水はけの良い土を使用し、鉢の底に鉢底石を入れて水はけをよくします。これにより根腐れが起こりづらくなります。鉢の大きさは植え替える前の鉢よりもひとつ大きなサイズにします。

鉢が大きすぎてもNG

根から遠く離れた部分の土から水が吸われずに残り、土が常時湿った状態になってしまいます。そうなると土がカビたり雑菌が沸いて根腐れが起こる場合があります。水は欠かせない生命線ではありますが、過度になると災いの原因となります。土の表面を見て白くカラカラになっていたらあげるようにしましょう。湿って黒いうちはあげないで見過ごしましょう

モンステラの育て方。場所や季節など

モンステラは日光が好きですが、強い日差しは苦手です。ジャングルの中でも最上部に位置するのではなく他の植物の陰に自生します。そのため人と同じようにジリジリと照りつけるような日差しを浴びていると葉焼けして弱ってしまいます。

人が強烈と感じる日差しはモンステラにとっても強烈

強い日差しが当たらないような場所に置いてあげましょう。

外に置く場合には8月は木陰に移動させるか、ネットなどで強い日差しを遮りましょう。室内では窓際で直射日光が当たる場合には、その時間帯だけレースのカーテンを引いたり簾をかけて遮りましょう。モンステラは日陰でも直ぐに枯れる事はなくある程度の耐性があります。日の入る明るい室内であればどこに置いても大丈夫です。

水のあげすぎに注意が必要

季節によって水をあげる回数を調節しましょう。冬の間は休眠しているので水を吸う量が減ります。夏場は土の表面が乾いたらあげますが、冬の間は土の表面が乾いてから4日程度してからあげましょう。ただし、常時暖房の効いた室内に置く場合にはそれよりも多く、常時寒い場所に置いているともっと少なくと置き場所の環境に合わせて調節が必要です。春や秋の気温の変化がある時期には気温に合わせて水やりの回数を徐々に変えていきます。

葉が乾燥していると虫が付きやすくなるので、葉の表と裏に霧吹きで水をかけてあげましょう。葉に埃がつもらないように濡れタオルなどで拭いて掃除をし、その時に虫がついていないかなど健康状態をみると異変が合った場合には早く気づき対処することができます。