観葉植物のドラセナは鮮やかな葉の色がきれいな人気の植物です。今、育てているドラセナを増やしてみたいという場合には、挿し木をするのがおすすめです。
そこで、ドラセナを挿し木で増やす方法をご紹介します。挿し木には適した時期がありますが、手順通りに行えば、初心者の方でも増やすことができます。
また、枯れてきて、元気のないドラセナを、挿し木で復活させる方法もあります。
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観葉植物のドラセナの挿し木に適した時期
ドラセナは挿し木で増やすことができ、生命力が強いので比較的成功しやすいです。
挿し木は5月から6月に行うと最も成功しやすい
ドラセナは熱帯で育つ植物なので、日本で栽培していると冬の間は寒く殆ど生長しません。休眠している状態となり、その期間に挿し木をしてもまず成功しません。
また、真夏の暑さでは挿し木した部分が腐りやすくなるので、暑くなる前までに行うようにしましょう。
観葉植物ドラセナの挿し木に必要なものと土の選び方
挿し木を行うには、挿し木をする鉢やプランターと土が必要です。
挿し木する部分を切るのに、切れの良いハサミを用意します。ハサミは雑菌が切り口に付かないように熱湯をかけて消毒しておくとよいでしょう。
観葉植物ドラセナの挿し木の手順とコツ
ドラセナの親株から挿し木をする部分を切り取ります。
親株のバランスを見て、剪定を兼ねて切り取るとよい
剪定は親株へのダメージを少なくするために切り口はできるだけ小さくなるように、枝に対して垂直に切ります。挿し木にする部分は根が出やすくなるように切断面を斜めに切り大きくします。できるだけ細胞を潰さないようにスパッと切りましょう。あとは土に挿すだけです。
土の表面が乾いたら水をあげます。水をあげすぎると腐ってしまうので、あげすぎないように注意しましょう。
ドラセナは管挿しや茎伏せでも増やすことができる
ドラセナを増やす方法は、剪定した茎を土に挿す方法以外にもあります。
5cm程度に切って横に寝せて土に軽く埋める「茎伏せ」
茎伏せを行う場合には、切り口は茎に対して垂直に切ります。つまり、剪定したままの状態でよいのです。土の上に寝せて置き、3分の1程度出た状態になるように土に押し込みます。水をあげる際には勢いよくかけると茎が移動してしまうので、ジョウロで静かにかけましょう。
親株の太い幹を切断して行う「管挿し」
この方法ではドラセナをまっぷたつに切るので、かなり思い切りが必要です。幹が長い場合には8cm程度の長さで切り分けてより多く増やすことができます。切った真ん中の部分では葉が付いていないので上下を間違わないように印を付けてから切るとよいでしょう。葉がついている最上部は数枚だけ残して取ります。土に半分程度埋めて、水をたっぷりとかけます。親株の幹からは新芽が沢山出てくるので、それを取って挿し木して更に増やす事もできます。
枯れたドラセナを挿し木で復活させる方法
ドラセナが枯れてしまっても諦めないで下さい。
ドラセナは非常に生命力が強いので、枝や葉、根に健常な部分がある場合にはそれを土に埋めておくと復活させることが出来る場合が往々にしてあります。
葉が全て落ちてしまっても根や幹の様子が変わらないようで、寒さなどで葉が落ちただけでまた葉が出てくる場合があります。幹や葉が枯れてしまっても根が生きていれば、上部をぶっつりと切断するとまた新芽が出てきます。反対に根が駄目になってしまっても幹や葉が生きている場合には、その部分を切って挿し木します。
剪定して庭に放置しておいた枝が気がついたら根が出ていたりとかなり生命力が強いので、諦めずにとりあえずは挿し木したりと復活を試みてみましょう。
風通しが悪いと病気になったり虫が付きやすくなります。これらは早期発見して対処する事により重症化することを防げるので、日頃から葉や茎の状態をよく見るようにしておきましょう。葉に埃がつもるので、濡れタオルで拭き取り健康状態を確認する習慣をつけることをおすすめします。
ドラセナは熱帯の植物なので寒さは苦手
夏の間は外に出してあげるとよく生長するので外に置く事をおすすめします。室内に置く場合には日の入る明るい部屋に置きましょう。外での越冬は難しいので、夏の間外に出した場合には冬になる前に忘れずに室内に移動させましょう。
室内でも5度よりも気温が低い場所では寒さに耐え切れず枯れてしまう場合があるので、できるだけ暖かい場所に置いてあげましょう。