失敗しないユッカ(観葉植物) の剪定方法と挿し木の仕方について

観葉植物のユッカは青年の木とも呼ばれ、育てやすいという特徴から、おうちのインテリアとして室内に置いている方もたくさんいらっしゃいます。

そこでユッカが大きく育った時の剪定方法について、ここでは紹介をしていきます。

普段の剪定方法はもちろん、切り戻しの方法、剪定した枝の挿し木の仕方についても紹介をいたしますので、ユッカの剪定に役立ててください。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

観葉植物パキラの植え替え方法、手順や新しい鉢やタイミング

観葉植物の中でも人気が高いパキラは、大型サイズからテーブルや棚の上に飾ることが出来るサイズの物まで幅...

室内の植木の土にカビが発生!原因と対処法を知って上手に栽培

室内で育てている植木の土にカビが発生してしまうと、そのカビをそのまま放置しても良いのか、それとも取り...

観葉植物をプレゼントする時は迷惑にならないものを選ぼう

お祝いや贈り物として観葉植物をプレゼントする時は、相手の迷惑にならないものを選ぶのがポイントです。 ...

観葉植物の室内での冬越しのポイント。温度や保温や水の管理

観葉植物のほとんどは温かい気候の植物なので、寒さにあまり強くはありません。 夏の時期と同じ育て方で...

観葉植物を癒やしのインテリアに。北欧インテリアに合うグリーン

北欧風のインテリアは女性を中心に人気ですよね。大人の女性にも取り入れやすく、シックな色合いの中に、鮮...

観葉植物の植え替え方法・ハイドロボールのメリットとデメリット

観葉植物の土の臭いや発生する虫に頭を悩ませている人もいますよね。そのようなお悩みは、観葉植物を土から...

観葉植物ドラセナを挿し木で増やす方法と失敗しないためのコツ

観葉植物のドラセナは鮮やかな葉の色がきれいな人気の植物です。今、育てているドラセナを増やしてみたいと...

観葉植物の育て方【サンスベリア】枯れる原因と対処法を解説

育てている観葉植物のサンスベリアが枯れる事に頭を悩ませている人もいるのではないでしょうか。 サ...

観葉植物ウンベラータの育て方。水やりのポイントや剪定のコツ

種類の多い観葉植物の中でも、ハート型の葉っぱが人気のウンベラータ。自宅で育てる方も多いですが、その姿...

サンスベリアスタッキーに新芽が!植え替えや株分けについて

サンスベリアスタッキーという観葉植物をご存知ですか?葉がまっすぐにツンツンと育つ姿がとくちょうてきな...

観葉植物の水やり方法・旅行で1週間家を空ける時の水やり方法

1週間程度の旅行を計画したとき、自宅で観葉植物を育てている人は、その間の水やりをどうしたらいいのか悩...

観葉植物が植え替え後に元気ない時の原因と対処法とその後のケア

観葉植物の植え替え後に「元気ないな」と感じていませんか。 植え替えをした後に観葉植物の元気がな...

エアプランツの育て方。冬の時期、室内で育てる時のポイント

エアプランツは土がいらないので、育てるのは意外と簡単です。 ですが心配なのは気温が下がってしまう冬...

フィカス・アルテシマの育て方、枯れずにイキイキ育てる方法

観葉植物のフィカス・アルテシマをインテリアとして置く場合、育て方を間違えてしまうと葉が全て落ちて丸裸...

観葉植物を室内で育てる時の虫対策と虫が発生しにくい観葉植物

観葉植物を室内で育てるときのお悩みの一つに、観葉植物に発生してしまう「虫」があります。 家の中...

スポンサーリンク

観葉植物ユッカの剪定方法と適した時期について

観葉植物の中でも、よく見かけるのがユッカです。
上へ上へと成長する姿や刀剣のような葉が力強い印象を与えるためか、青年の木とも呼ばれます。
また、そのようなユッカの力強い成長は順調に進む未来を連想させるため、贈りものとしてもよく選ばれる観葉植物です。

ユッカは自生地では高く高く成長する植物で、10メートルくらいになることもあるとか。
しかし、日本家屋でそのような姿に育てるのは不可能と言うもの。
そこで必要になるのが、剪定です。

剪定は枝を切り取って見た目良く形を整える作業で、同時にいらない枝も切り落とすことで様々なメリットが生まれます。

見た目よく整うのはもちろん、風通しが良くなるので病害虫の予防となりますし、必要な箇所に必要な栄養が行き渡るようになります。

観葉植物のユッカの剪定をするベストタイミングは、成長期の始めにあたる5~6月です。

剪定は人間で言うなら手術を行うようなもの。
回復には体力や生命力が必要になります。
それらに富んでいるのが、成長期の始めに当たる季節なのです。
これからぐんぐん成長してゆく季節ですから、体力もありますし生命力にも溢れていますので、枝をカットしても早く回復してくれますよ。

とはいえ、他の月には剪定できないと言うことではありません。
少し枝を整える程度であれば、気温が安定している時期であればいつ剪定しても大丈夫です。
休眠期に入る冬は活動が緩やかになるので、この時期は控えるようにしましょう。

観葉植物ユッカの剪定、切り戻しの方法

ユッカの剪定は、ユッカの状態によって変わってきます。
また、どの様に仕立てたいのかという管理者の理想によっても変わって来ます。まず、一番最初に考えるのが、ユッカの背丈ではありませんか?
背丈を低く整えるためには、幹をカットする必要があります。
これは大きな剪定となるので、必ず5~6月に行うことをおすすめします。
幹は整えたい場所からカットしましょう。
大きな切り口となりますから、病虫害から守るための癒合剤を塗るようにします。

間延びしてしまった枝を切り落としたいときには、根元からカットします。
また、密集している葉を整えて風通しを良くしたいときには、葉を間引きします。
葉も根元からカットしてくださいね。
傷んでいる葉先があれば、そちらもカットしましょう。

葉をカットする程度であれば、休眠期以外どの期間に行ってもほぼ問題ありません。

カットした部分の下から新芽が出てくるので、整えたいデザインを想像しながら形を整えてくださいね。

剪定が終わった後は、日当たりの良い場所で管理してあげてくださいね。

観葉植物ユッカを剪定した後、挿し木にする方法

ユッカを剪定すると、切り落とした葉や枝が沢山でますよね。

ユッカは剪定でカットした枝を使って、増やすことができる

それを、挿し木と言います。

枝は10cmくらいの長さで切りそろえます。
葉がついているものは、下の方の葉を取り除いてから、挿し木にします。
枝だけのものは、土に近かった方を土の中へ挿して使います。どちらも挿し木用の土を使って行い、明るい日陰で育てましょう。
1ヶ月ほど立つと発根してきます。

新芽が出たら挿し木用の土は卒業です。
観葉植物用の土を使って、鉢に植え替えましょう。

鉢に植え替えてからは、普段と同じ様に育てる事ができます。

ユッカの基本的な育て方について

ユッカの基本的な育て方についてご紹介しましょう。

ユッカは北アメリカ大陸から中米にかけてに自生している植物です。
自生地は昼と夜の温度差が激しい乾燥地帯なので、暑さにも寒さにも強いという特徴があります。

ユッカの置き場所は日当たりの良い場所がベストです。

室内で鉢植えで育てるなら、窓越しの日光に当たる場所がおすすめですよ。

ユッカは乾燥には弱いので、水やりを忘れないようにしてくださいね。

水やりのタイミングは、一般的な観葉植物と同じで、土の表面が乾いたときです。
ただし、冬には生長の緩やかになるので控えめに切り替えてくだい。

ユッカの生長速度はゆっくりなので、植え替えは頻繁に行う必要がありません。

植え替えサイクルで多いのは、1~2年に1度です。

しかし、ユッカの場合は3~4年に1度くらいのペースでも十分ですよ。
根詰まりを起こしていなくても土は古くなって来ますから、それ以上長く同じ鉢で育てることはあまりおすすめできません。
植え替えは成長期に当たる4~9月が適期です。

ユッカが病気?枯れてしまった場合の対処方法

ユッカは比較的育てやすい観葉植物ですが、全くトラブルがないわけではありません。

元気が無くなったたり枯れてきたりというトラブルが発生することもあります。

このようなトラブルで考えられる原因は大きく分けて2つです。

  • 病害虫によるもの
  • 育て方の間違い

ユッカに元気が無くなったり枯れた場合には、まずユッカの状態確認から行います。

葉の表や裏、枝や幹などを観察しましょう。

葉が白く点々になっていたり、貝殻のようなものがついていませんか?

これらは観葉植物でよく見られる虫です。
白い点々の原因はハダニ、貝殻のように見えるものはカイガラムシです。
どちらも吸汁するのでユッカの生育が悪くなってしまうのです。
ですから、見つけ次第駆除しましょう。
ハダニは葉水が効果的。
葉水で対処しきれないときには薬剤を使いましょう。
カイガラムシは幼虫には薬剤が効きますが、成虫になると殻が邪魔をしてあまり効かなくなります。
歯ブラシなどで取り除いてしまいましょう。

育て方の間違いでありがちなのが、日当たりが好きだからと直射日光に当ててしまうこと。

直射日光は当て続けると葉焼けを起こして、枯れる原因になってしまいます。
適度に遮光するしましょう。

他にも、水やり頻度が多すぎたり、土の状態が悪いと根腐れの原因になりますから注意してくださいね。
根腐れを起こしてもいきなり枯れてしまうわけではありません。
早くに対処すれば元気に復活できる病気ですから、普段からユッカの調子を観察しましょう。