家庭菜園初心者の方でもナスやトマトは育てやすい野菜として知られています。しかし育て方を間違ってしまうと病気がついてしまったり、収穫が少なくなってしまうことも。
そこで家庭菜園の畑で、ナスを育てるポイント、畑作りについてご紹介をいたします。
畑に植える場合には植える前の下準備が必要となります。土作りにも注意をして、美味しいナスを育ててください。
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ナスの育て方!植える前の畑の準備について
ナスは日当たりが良い場所を好みます。まずは畑の位置を確認し、日中通して日が当たる場所かどうか確認してみて下さい。
畑を作る前に、土を良く耕し、石などが混ざっている場合は取り除くようにしてください。また、草などもこの時になるべく取っておくと育ってきてから草を取り除く手間を少しでも少なくすることができます。どんなに事前に草を取っても日にちが経つと草は勝手に生えてきます。小さなうちに発見したら定期的に取ることをお勧めします。
ナスの畑を作っていくうえで重要なのは、肥料
ナスの苗を植える前に事前に畑の状態を整えておいてください。
植える2、3週間前から準備するのが良いです。事前に土づくりをするときは、たい肥が必要になります。たい肥の他に、苦土石灰もあると良いです。1平方メートルに対して、たい肥は2㎏、苦土石灰は100gの割合で混ぜておきます。
まずは、深めにスコップなどで掘り返しながら耕し、耕し終わったらたい肥と苦土石灰を全体に撒きます。更に、撒き終わったら全体に混ざるようにスコップなどで混ぜながら土を作ってください。
出来たら土に馴染むようにそのまま2週間くらい放置します。
2週間くらいしたら、いよいよ畝(うね)を作っていきます。
配合肥料を更に混ぜ合わせてから、畝を作ります。畝は横幅60㎝以上で、高さは20㎝~25㎝くらいにして作ります。
何株植えるかによりますが、大体苗の間隔は50㎝以上空けて植えていきますので、畑の大きさに合わせて、苗の数だけ畝を作ります。
マルチフィルムという黒いビニールシートを張る場合は、畝を作ってから上に敷き、畝横を土を被せて埋めて作ります。
株を植える個所には穴を空けましょう。マルチフィルムを張ると雑草が生えてこなくなるので管理が楽になります。
ナスの育て方のポイントは畑に植える前の苗選びも重要
- 葉の色を見て判断する。葉の色の緑が濃くて、ふわふわの葉の厚みがあるものが良い苗です。よく見て、触って判断してみると良いです。
また、苗の先端の葉が勢いが良く育っているもの、葉と葉の間の茎の幅がしまっているものがお勧めです。 - その他にチェックしてほしい事は、葉の裏に害虫が付いていないか、害虫の卵が付いていないか確認すると事前に苗を病気から守ることができます。
いよいよナスの植え付け!畑での育て方について
ナスを畑に植えるタイミングは、苗に一番最初に花のつぼみができた時です。
苗を買ってきたときにまだつぼみを持っていない場合はつぼみを持つまでポットの中で育てます。また、もう花が咲き終わっていたらもう植えた方がよいというタイミングになります。
苗を植える時は、事前に水を畑に撒いて十分に水分を含ませて下さい。しっかりと水が行き渡ったら苗を植えます。
ナスの育て方、追肥や整枝の仕方
畑のナスを大きく育てたいのなら、追肥をしましょう。
追肥は、根が定着してから1週間後からすることができます。追肥したらまた2週間後にまた追肥という形で、2週間置きに追肥するのが望ましいです。
追肥は窒素、リン酸、カリが入っている肥料を使うと良いです。1平方メートル辺り、リン酸13g、リン酸8g、カリ11g程度です。しっかり計る必要はありません。大体でい良く、与える事が大事です。
肥料を与えるとよいナスの出来上がります。気が付いたときで良いので与えていきましょう。
製枝はできるだけしていくようにしてください。少し遅くなっても構いませんので、芽が出てきたら取るようにしましょう。
ナスは3本の太い茎で育てていくのが基本です。
そのためには、本来の苗の部分と、新しく出た芽を2つだけ残し後から生えてきた新芽は全部取るという方法をとってきます。
残す芽は、最初に咲いた花のそばの芽で、花を挟んで上と下の葉の間から生えてきた新芽を残すのが理想です。又は、花の下から生えてきた芽を両脇残しておくかのどちらかで製枝してください。
ナスと一緒に畑で育てると相性の良い植物、良くない植物
畑にナスだけでちょっと寂しい時、ナスを元気に育てたいときはナスと相性の良い植物を一緒に育てると良いです。
また、一緒に植えると害虫を防いでくれるのが、キンレイカやソルゴー、エンバク、パセリ、マリーゴールドなどの植物です。