【ナスの育て方】初心者でもできるプランター栽培で育てる方法

ナスはよく食卓にも上がる野菜で、いろいろな調理方法がありますよね。ナスは家庭菜園でも人気の野菜で、プランターで育ててみたいという方も多いと思います。
そこで、プランターで育てるナスの栽培方法についてご紹介します。プランター栽培に適したプランター選びを始め、丈夫な苗の見分け方も覚えておきましょう。初めてナスを育てるという方向けの、ナスの基本の育て方です。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

天日干しのやり方と米の脱穀・精米方法!米が美味しくなる理由

天日干しをした米はとっても美味しいことから、最近では天日干しの米が見直されてきています。 自分...

ナスの育て方は水やりがポイント!美味しいナスの栽培方法

家庭菜園のナスを地植えで育てるときは水やりにコツがあります。ナスは水を切らさないようにすることが育て...

家庭菜園で枝豆を育てよう!種まきや発芽後の管理・ポイント解説

家庭菜園で種まきから、枝豆を育てて見たいと考えている人もいるのではないでしょうか。 ですが、実際に...

家庭菜園のサツマイモが甘くない時に出来る事と甘くなる育て方

そのまま食べても料理にもしても、お菓子にしても美味しいみんな大好きサツマイモ。 家庭菜園でサツ...

家庭菜園の人参の種まきの時期とやり方と栽培のポイント

緑黄色野菜の代表とも言える人参。家庭菜園でも栽培できますので是非育ててみましょう。 今回は家庭...

ナス栽培のコツとポイント!ナスの基本的な育て方と栽培方法

家庭菜園でナスを栽培しようと考えている人もいるのではないでしょうか。ナスは、栽培方法やコツがわかれば...

プランター栽培のトマトに追肥をする目安と追肥の手順・注意点

マンションなど、畑のないご家庭ではプランターでトマトを栽培している人もいます。初めてトマトを栽培する...

プランターの花が枯れる原因と対処法と元気に花を育てるコツ

花を育ててみたいと思ったら、プランターで育てることで手軽にガーデニングが楽しめます。ですがプランター...

家庭菜園の玉ねぎに追肥をする方法やタイミング・育て方を解説

家庭菜園で玉ねぎを育てている人の中には、初めて玉ねぎを育てている人もいるのではないでしょうか。 ...

家庭菜園はプランターでオクラを育てよう。育て方のポイント

野菜を育てたい、家庭菜園をしたいけれど土地や畑がないという方にぴったりなのがプランターでの栽培方法で...

茄子は育てやすい野菜!栽培の注意点とコツがわかれば大丈夫

茄子は育てやすい野菜の1つ。家庭菜園でも沢山の方が栽培を行っています。またミニトマトなどの様にプラン...

家庭菜園の大根の保存方法の種類とやり方を紹介。長持ちの方法

家庭菜園で大根がたくさん収穫出来た場合の保存の仕方を紹介します。 冬は大根が美味しい時期ですが...

ナスの栽培方法や育て方などについてご紹介

家庭菜園をしようと思った時に、ナスは美味しくて栄養もあるので、人気の野菜のひとつです。 しかし、き...

家庭菜園でナスの栽培。プランターでもすくすく育つ育て方の紹介

家庭菜園では色々な野菜を栽培することが出来ます。 庭がなくても、ベランダやちょとしたスペースで手軽...

家庭菜園で育ったブロッコリーの収穫の大事なタイミングとやり方

スーパーの野菜コーナーで見かけるブロッコリー。産地を見ると日本はもちろん、海外のブロッコリーまで並ん...

スポンサーリンク

プランターでのナスの育て方、プランターの選び方

プランターでのナスの育て方を説明する前に、まずはナス作りに必要な道具を簡単に説明していきます。

  • ナスの苗
  • プランター
  • 野菜用の土
  • 鉢底石
  • 肥料
  • 支柱
  • 麻ひも
  • はさみ

の8つが主に必要な道具になりますが、ナスをプランターで育てる時に最も大切なのが、プランターの大きさです。

ナスを育てるのに適したプランターとは

ナスの苗を1つだけプランターに植える場合には、プランターの幅が30cm四方以上あるものとし、高さも30cm以上あるものが良いです。
大きすぎても小さすぎても、根が十分に成長しなくなってしまいますので、よく育つとされている大きさのものを揃えておきましょう。

1つのプランターに2つ以上のナスの苗を植えるのであれば、ナスとナスの間を50cm程度離せる、長さのあるプランターを選ぶようにしましょう。

プランターで育てるナスの丈夫な苗の見分け方

丈夫なナスの苗、収穫量が多くなるナスの苗を選ぶためには、次のことに注目して下さい。

まずはじめに、100円前後で買える苗と200~300円前後する高価な苗との違いについて説明します。
安く買える苗は、実生苗と言って、出た芽が成長してそのまま幹になったものですが、少し値が張る高価なものは、接ぎ木苗といって、2本の幹を合わせた苗である可能性が高いです。実生苗か接ぎ木苗かは、苗の根本のクリップの有無で判断し、クリップがあるものが接ぎ木苗になります。

接ぎ木苗は、収穫量がアップするだけでなく、病気になりにくく丈夫に育つというメリットもありますので、ナスを沢山収穫したいと考えるのであれば、多少高くても接ぎ木苗を選んだほうが、後々栽培を楽しむことができます。

また、幹が太くて全体的にしっかりした苗、葉がピンと張っていてキレイな紫色をしている苗、一番花の蕾ができている苗、根がしっかり張り出している苗も良い苗ですので、買い付けの際には、ナスの苗を1本ずつ良く観察して、良い状態の苗を見つけましょう。

プランターへのナスの植え付け方法と育て方の基本

それでは早速ナスの定植方法と育て方について紹介していきます。

ナスをプランターに植え付ける方法

5月初旬~中旬の気温が安定する時期になったら、天気の良い日を見計らってプランターを水でよく洗い、汚れを落としてからナスの定植作業に入ります。

プランターの底に、土が流れ出てしまわない程度の鉢底石を敷き詰めたら、培養土をプランターの高さよりも少し低めの位置まで敷き詰めます。
ポットを置きながら、ポットがすっぽりと入るくらいの少し大きめの穴を開けたら、穴の中にじょうろ等をつかってたっぷり水を入れましょう。
水がなくなったら、苗を穴の中に入れて植え、土を被せて軽く押さえて定着させます。

ナスの苗と平行になるように、支柱を15cm程離して立てたら、一番花の下辺りを麻ひもで8の字に誘引して支柱と苗を結びます。あまりきつく結ぶと苗の成長の妨げになりますので、風が吹いて苗が倒れてしまうことがない程度にゆとりをもって結びましょう。

ナスの苗が土にしっかり馴染むまでには1週間ほど必要ですので、この間は毎日の水やりを欠かさないようにしましょう。
その後も、土の表面が乾ききる前に、毎朝涼しい時間に水やりを行い(あげすぎ注意!)暑い日は、夕方にも水やりをするなどして、気温や天気に応じた水やりを継続して下さいね。

ナスの育て方の注意点

ナスは肥料が大好きな野菜です。
そのため、2週間毎、少なくても1ヶ月に1回は肥料を追加して、ナスの肥料切れを防ぐことが大切!
肥料切れを起こすと、ナスの花の雌しべが雄しべよりも低い位置に引っ込んでしまうので、収穫量が減ります。花を観察して、雌しべが短くなってきたな、と感じた場合には、迷わずに追肥を行いましょう。
追肥をする時には、ナスの苗から少し離した位置に肥料を撒き、周りの土と混ぜ合わせます。化成肥料ひとつかみ位が適量ですので、量と追肥の時期に注意しながら、追肥作業を行うようにしましょう。

また、乾燥する時期には、ナスの葉の裏にアブラムシやハダニなどの虫が発生することがありますので、朝の水やりの際、葉に直接シャワーを当てて葉を湿らせ、害虫を防ぎましょう。

剪定してナスを元気にする方法

ぐんぐん幹を伸ばし、順調に収穫を楽しむことができていたナスの苗も、真夏の暑さでくったりと元気がなくなってしまうことがあります。

元気がなくなったからといって追肥や水やりをいくらやったとしても、収穫量が増えないという時には、ナスの苗が疲れている証拠になりますので、間違ったお手入れでナスの苗をダメにしてしまう前に、思い切って苗を短く切って、ナスの苗に休養させてあげましょう。

8月上旬の暑い時期を目安に、ナスの苗を3分の2程にカットすることを更新剪定といいます。

短くカットすることで、ナスが元の状態に戻そうと苗の回復に力を注ぐようになるので、秋に向けてまた収穫が楽しめる様になります。
カットするのはまっすぐに伸びた主枝と、横に伸びた側枝です。
どちらも3分の2から思い切って半分くらいの長さまでカットして、1つの枝にそれぞれ葉が2~3枚のみの状態にしてみてください。