家庭菜園のナスの収穫の時期と大きさやタイミングを紹介

家庭菜園で育った楽しみなナスの収穫。ナスの収穫にはコツがあります。
まずは収穫の時期やタイミングについて紹介します。花が咲いてからはいつころが収穫のタイミングなのでしょう。

また一番最初に咲く花、「一番花」はナス栽培で重要だといいます。詳しくみてみましょう。

大きくなってから収穫したいと思ってしまいますが、ちょうど良い大きさというのがあります。なすの品種ごとの大きさの目安も紹介します。

また秋ナスの収穫も楽しみですね。秋ナス収穫の為に必要な更新剪定のやり方についてもご覧ください。

ナスは家庭菜園で作る野菜の中でも人気が高い野菜です。この方法で美味しいナスを収穫してください。

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家庭菜園のナスの収穫は開花してから何日目なのか

家庭菜園で野菜を育てる時に、もっとも喜びを感じるのは収穫の時ですよね。
大きく美味しい果実を収穫したいと願うのではないでしょうか?

しかし、大きくなるまで待ってしまうと、収穫量や味が落ちてしまう野菜も多いです。
ナスもその一つです。

ナスは脇芽を伸ばしながら収穫も行います。
そのため、大きくなるまで待っていると、株が疲れて収穫量が減ってしまうのです。

特に最初に出来る「一番果」は、株を成長させるために小さなうちに収穫してしまいましょう。

ナスは開花から25日前後で収穫のタイミングです。
美味しいナスは、ガクはしっかりナスを包みドゲは尖っています。

収穫する時には、脇芽と脇芽の根本にある葉っぱを1枚残して、枝ごと切り取ります。
こうして、残した脇芽に栄養を届け実をつけさせるのが、たくさん収穫するコツです。

家庭菜園のナスの収穫の時期と一番花について

家庭菜園でナスを育てる時には、「一番花」に注目しましょう。
一番花はナス栽培において、とても大切な花なのです。

株を仕立てるときには、一番花を基準にして主枝を決めます。
一番花の着果は、その後の生育にも影響を及ぼすからです。

ナスは一番花が着果することで、果をつけることを覚えるのです。
一番花が着果出来ないと、実をつけることを覚えられずに樹ボケしやすくなってしまいます。

一番花が咲いたら、確実に着果させるために人工授粉を行いましょう。
より確実にするためにホルモン剤を使用するのも良いでしょう。

無事に実が付いたら、10cm前後で早めに収穫します。
残念ながら一番花につく実は美味しくないのです。
また、早めに収穫することで、株の成長の方に栄養を使わせたいという狙いもあります。

家庭菜園の品種ごとのナスの収穫の目安

家庭菜園でナスを育てている時に、失敗したくないのは収穫ですよね。
未熟過ぎたり、大きくなるのを待ちすぎて皮が固いなど、美味しくないナスは嫌ですよね。
手間暇かけて不味いだなんて、まさに「ボケナス」です。

さて、ナスの収穫に失敗しないためには、ナスの開花を見逃さないことが大切です。
ナスは開花から25日前後で収穫できるくらいの大きさになります。
一般的なナスなら手のひらくらいのサイズになったら収穫しましょう。

「もう少し待ちたい。」と思うくらいのサイズで収穫するのがベストですよ。
収穫する時にはハサミを使ってくださいね。

ベストなサイズは品種によってことなりますから、育てているナスの収穫適期は必ず確認するのがおすすめです。

秋ナスを収穫するための更新剪定のやり方

家庭菜園でナスを育てる時、収穫の最盛期は夏ですよね。
次々と実をつけて、少しずつ株が弱ってきます。

しかし、ナスは株のコンディションが整っていれば、長期間収穫が可能な野菜です。

「秋ナス」という言葉を耳にしたことがありませんか?
その名の通り9月下旬から10月頃に収穫するナスのことです。
この時期は昼と夜との寒暖差によって、ナスが柔らかく瑞々しくなるのです。

「秋ナスは嫁に食わすな。」という言葉は有名ですよね。
この言葉にはいろいろな説がありますが、素直に受ければそれくらい美味しいナスと言うことでしょう。

美味しいと言われる秋ナスを収穫したいなら、株が弱るのを食い止めなくてはいけません。

そこで試して欲しいのが「剪定」です。
全ての枝に葉が1~2枚ほど残る程度にして、枝を切り落とします。
そして根本から30cm程度離れたところにスコップをさして、根を切るようにします。
その後たっぷりと追肥して、しっかりと水やりを行います。
すると、また新芽が出てきて秋ナスが収穫できるようになるのです。

先程もお話したように、コンディションさえ整って入れば収穫出来るので、家庭菜園達人なら不要な作業かもしれません。

この剪定を行う時のポイントは必ず根切も行うことです。
枝だけ切ると、不要になってしまう根が腐って来てしまうのです。
そのため、枝ぶりに合わせて根も切ってあげましょう。
また、この作業は最盛期の7月下旬~8月上旬頃に行ってくださいね。

ナスがかかる病気の対策・害虫対策を紹介

家庭菜園でナスを育てている時に頭を悩ませることといえば、病害虫ですよね。

ナスに発生する病気には、灰色カビ病や褐色腐敗病、ススカビ病などがあります。
梅雨など雨の火が続くと発生いやすいので、風通しや日当たりに気をつけましょう。
また、ナスは連作障害を起こす野菜です。
連作するなら必ず、接ぎ木苗を植えるようにしましょう。

またナスの病気は害虫が運んでくる場合もあります。
害虫は食害だけでなく、病気を媒介することもあるので注意が必要です。

ナスに発生しやすい害虫は、アブラムシやコナジラミ、アザミウマ、テントウムシダマシ、ヨトウガ、ハスモンヨトウなどが有名です。
これらの害虫はナス以外の野菜でも発生しますから、名前を耳にしたことのある害虫もいるかもしれません。

家庭菜園は安心安全な野菜を求めて始める事も多いので、薬剤の使用は控えたいと思いますよね。
薬剤を使わない場合には、防虫ネットや粘着テープなどを使って物理的に防虫駆除することになります。
また、黄色や青のテープを張ることで防虫出来る虫もいますから試してみると良いでしょう。

害虫被害が酷くて手に負えなくなって来たなら、主枝の株元1芽まで切り戻すという手段もあります。
新しく主枝を立て直せば、秋ナスの収穫には間に合うでしょう。
ただし、この方法は気温が下がる前の8月上旬頃までしか行えません。
気温が低下すると株が育たないので、収穫出来なくなる可能性があるからです。

病害虫は早期対処が肝心ですから、毎日ナスを観察するようにしてくださいね。

ナスは上手に育てて収穫すると、長い期間楽しむことの出来る野菜です。
秋にとれるナスは絶品ですから、ぜひ試して見てくださいね。