家庭菜園ではどんな野菜を育てていますか?
白菜やキャベツなどの葉物も家庭菜園で育てることができますが、育てていて困ってしまうのが害虫問題ではないでしょうか。
葉物野菜にはあっという間に害虫がついてしまいます。
今回は白菜につく害虫について詳しくみていきましょう。
まずは害虫から白菜を守る方法を紹介します。物理的に防ぐ方法は、防虫ネットを使用するやり方です。
防虫ネットはしっかりかけないと、隙間から虫が侵入することもありますので注意しましょう。
また白菜の近くに植える野菜にも大きなポイントがあります。
植えてはいけない野菜、一緒に植えた方が良い野菜についてもご紹介します。
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家庭菜園の白菜に害虫がつかないように出来ること
家庭菜園を楽しむ方の中には、調理しやすい葉物野菜を育てている方もたくさんいらっしゃると思います。
葉物野菜を育てていてもっとも困るのは、「害虫」ではありませんか?
ここでは、お鍋には欠かせない白菜について、詳しく見ていきたいと思います。
白菜によく付く虫は蝶や蛾の幼虫です。
成虫が卵を産み付けて、孵化した幼虫が成長するために葉っぱを食べます。
孵化したての頃は体も小さく食べる量も少ないですから、さほど気にならないかもしれません。
しかし、成長するにつれてたくさんの量の葉っぱを食べるようになり、一日で葉っぱを食い荒らしてしまうこともあるのです。
そうなってくると、見過ごすわけにはいきませんよね。
また、結球する前の幼苗の段階で葉っぱを食べられてしまうと、結球できなくなってしまいますから、この時期には絶対に虫を近づけたくないですね。
さて、白菜の天敵ともいえる害虫から守るためには、物理的な方法が最も効果的です。
葉っぱを食べるのは孵化した幼虫ですが、その卵を産み付けるのは蝶や蛾の成虫です。
ですから、成虫を近づけないように防虫ネットでしっかりと覆うのです。
また、薬剤を使うという方法もあります。
家庭菜園は安心安全な野菜の為に行う方が多いので、できるだけ薬剤は使いたくないということもいらっしゃるでしょう。
そのため強くおすすめは出来ませんが、薬剤は正しく使えば安全性に問題はなく、害虫を駆除することが出来ます。
家庭菜園の白菜の害虫対策。ネットの掛け方のコツと近くに植えない方が良い野菜
家庭菜園で白菜を育てる時、天敵である害虫から守るためには、先程もご紹介した物理的な方法が効果的です。
防虫ネットを使って、白菜を覆う方法ですが、注意したいのはその覆い方です。
防虫ネットで白菜を覆う場合には、白菜にすっぽりと被せますが、重要なのは土との隙間です。
土との間に隙間があると、そこから害虫が侵入してしまいます。
蝶や蛾は飛んで来ますが、ハスモンヨトウなどは歩いて近寄ってきます。
ですから、土との隙間が出来ないように、下までしっかりと固定しましょう。
また、防虫ネットで覆う作業は、苗を植え付け後、直ぐに行います。
日数が開けばその分リスクが高まります。
白菜を害虫から守るためには、害虫が発生しやすい他の野菜から離すことも重要です。
また、それらの作物をこまめに除草するなどして、害虫が発生しにくいように対処することも必要になります。
家庭菜園の白菜を害虫から守るために一緒に植えたい野菜
白菜を害虫から守るための方法として、「コンパニオンプランツ」も挙げられます。
家庭菜園をしていると、この言葉を耳にしたことがあるかもしれません。
コンパニオンプランツとは「共生植物」のことです。
一緒に植えることで病害虫を防いだり、成長を促進したり、収穫量を増やしたり、風味を良くするなど、良い影響を与えあう2種類以上の植物の組み合わせや、その植物のことをコンパニオンプランツと呼びます。
白菜でコンパニオンプランツを行うなら、蝶や蛾が嫌うキク科の野菜がおすすめです。
春菊やレタスがそれに当たります。
害虫は自分の好みの野菜を見分ける時、多くの場合は匂いで判断しています。
そこで、白菜の隣に強い香りのキク科の野菜を混植すると、それを嫌う害虫が近づかないため、白菜が守られることになるのです。
家庭菜園の白菜に付きやすい害虫
家庭菜園で白菜を育てているときにもっとも天敵となるのが、害虫です。
白菜に付きやすい虫は、アオムシ・ヨトウムシ・アブラムシ類・ハイマダラノメイガ・ダイコンハムシ・タマナンキンウワバ・コナガなど、たくさんの種類があります。
特に生育初期は害虫被害に合いやすいため、注意しましょう。
害虫被害は早期発見が肝心で、早い段階で対処できれば被害を最小限に抑えることが出来ます。
早期発見出来るように、白菜は毎日観察することがとても大切です。
葉っぱの状態に注目しましょう。
穴の空いている葉っぱはありませんか?
食いちぎられてしまった葉っぱはありませんか?
害虫被害だと思われる痕跡を見逃さないように、しっかりと観察してくださいね。
白菜についたアオムシはそのままだとどうなってしまうのか
「はらぺこあおむし」という絵本はとても有名ですよね。
カラフルな色使いでアオムシの成長についてユーモラスに綴られています。
絵本ではとても愛らしいアオムシですが、白菜の栽培となるとまさに天敵です。
アオムシはモンシロチョウの幼虫のことですが、体が緑色をしていて、薄っすらと産毛が生えているのが特徴です。
葉っぱに紛れることのできる容姿ですから、小さな頃には発見しにくく、害虫被害が広がってしまうことも多いのです。
アオムシを駆除せずにそのまま放って置くと、食害はどんどん広がります。
終齢幼虫はとても大食漢ですから、葉脈だけを残して葉っぱを食い尽くされてしまいます。
それほど食い尽くされてしまうと、光合成を行うことができなくなって、白菜の成長が留まってしまい、最終的には株全体が枯れてしまうことになります。
白菜の冷害対策について紹介
白菜はお鍋に使われることも多く、寒い頃の野菜というイメージがありますよね。
イメージ通りで、寒さが厳しくなって霜が降りるようになってくるど、甘みもましてくるのです。
しかし、極寒期にまで耐えられるほど寒さに強いわけではありません。
冷害にあうと、白菜の結球部分が傷んでしまいます。
そのため、極寒期には冷害対策を行いましょう。
と言っても、さほど難しい事はありません。
白菜の外葉を一枚とって、結球部分に被せます。
害虫被害などで外葉がない場合には、新聞紙で代用しましょう。
残りの葉っぱで包むようにして、紐でくくり固定します。
この状態で植え付けたまま、2月ころまで寒さや霜から守ることが出来ます。
白菜は寒い時期には欠かせない野菜ですよね。
天敵である害虫から白菜を守って、しっかりと結球した白菜を収穫しましょう!