観葉植物【カポック】の挿し木のポイントと育て方について

観葉植物のカポックを増やしたいときには挿し木がおすすめですが、この挿し木をするときにはどんなことに気をつけたらいいのでしょうか。挿し木をした後の育て方とは?

挿し木をするのなら、この時期やタイミングで行うと今まで育てた木を弱らせることなくできるのでぜひ参考にしてみてください。

挿し木の方法やポイントを紹介します。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

観葉植物の入った鉢が穴なしの場合の育て方。水やりや鉢カバー

買ったばかりの観葉植物は、黒や緑色のプラスチックの簡単な容器に入っています。 そのまま売られている...

観葉植物のフェイクには消臭効果がある物も。その効果とは

部屋にグリーンを置きたいと思っても世話が大変だったり、育て方がよくわからないという方に人気なのがフェ...

ポトスの植え替え時期はいつがいい?ポトスの育て方について

ポトスを植え替えするのに適している時期はいつなのでしょうか? 観葉植物を植え替えは鉢が小さくな...

アガベ・アテナータの育て方!初心者にもおすすめの観葉植物

自宅のインテイリアとして観葉植物をプラスしようと考えている人におすすめの観葉植物が「アガベ・アテナー...

観葉植物を室内に置きたい!虫がつかない観葉植物をご紹介

室内で観葉植物を育てている場合に、気になるのが観葉植物につく小さな虫ですね。 気を付けていても...

造花の観葉植物は100均がおすすめ!おしゃれアイデアを紹介

造花の観葉植物は100均でも種類が豊富で好みのものを手軽に選ぶことができます。 自分で少し手を加え...

観葉植物【モンステラ】の植え替え方法やポイントを紹介します

特徴的な葉っぱの観葉植物、モンステラが最近元気がないような…。そんなときは植え替えのタイミングかもし...

観葉植物を室内で飾る場合は鉢選びも重要。インテリアに合った鉢

観葉植物が室内にあると、おしゃれだったり癒やしの空間になりますね。 またインテリアにマッチした...

観葉植物ガジュマルの植え替え目安と方法・植え替え後の管理方法

観葉植物のガジュマルを元気に長く育てるには、適切なタイミングと時期に植え替えをする必要があります。ガ...

観葉植物の植え替え方法!鉢の大きさと植え替えて順・注意点

観葉植物を育てているとき、鉢を大きくして植え替えを行う必要があります。ですが、度のタイミングで植え替...

観葉植物の大型でも育てやすい種類と飾り方や育て方を紹介

リビングや玄関に大型の観葉植物を置いてインテリアとしても楽しみたいけれど、枯れてしまうのが心配ですね...

モンステラの気根が伸びないのはナゼ?気根の育て方

モンステラの気根が伸びないときにはどんなことが原因なのでしょうか。 気根を伸ばして増やしたいの...

【観葉植物】風水から見るキッチンに置くと効果的な植物

風水から見た観葉植物は、幸運を引き寄せるものと言われます。キッチンに観葉植物を置きたいという場合には...

観葉植物の人気者達の紹介。玄関の日差しに合わせて置きましょう

観葉植物をリビングに飾るお家はありますが、玄関にも観葉植物があったら素敵ですね。 玄関に日差しは入...

可愛い葉が特徴のユーカリポポラス!失敗しない挿し木方法とは

ユーカリポポラスは可愛いハート型の葉が特徴的です。その可愛らしさに魅せられて、お家でインテリアとして...

スポンサーリンク

観葉植物のカポックの挿し木のタイミング

カポックはとても生命力の強い植物なので、挿し木で容易に増やすことができます。
但し時期が悪いと根が出ないで枯れてしまう場合があります。

カポックは熱帯で育つ植物なので、日本で栽培していると寒い冬の間には生長が止まり休眠状態となります。

挿し木は根の無い場所に根が生えるという大変な生長力が必要であり、休眠している間では到底成し得ない事柄です。

挿し木はカポックがよく生長する5月から6月の間に行うと成功率が断然高い

挿し木は是非とも5月から6月の間に行いましょう。ただ、この時期を過ぎると全く駄目という訳ではありません。9月頃までならばチャレンジしてみて下さい。出来れば真夏の暑さの中では行わない方がよいでしょう。

挿し木に限らず植え替えや剪定などカポックに負担を与える作業は春から秋までの間に行うようにします。冬の休眠中はとにかく何もせずにそっと休ませてあげると春になったらまた元気に生長してくれます。

2年程度で鉢内が根で込み合うため植え替えが必要

カポックは大きくなっているので植え替える度に鉢をワンサイズアップさせる必要があります。しかし、もう鉢を大きくしたくない…という場合には大胆に剪定して小さく形を整えます。それ以外でも枝が込み合ってきたら病害虫の予防や根の負担を減らすためにも剪定が必要です。

剪定して切り落とした枝を挿し木に利用すると無駄がありません

切り落とした枝も土に挿しておいたら育つのだと思うとなかなか捨てられないものです。

散歩をしていて大きなカポックと小さなカポック複数の鉢植えを見かけると、好んで増やしたのか、それとも捨てるのがかわいそうで増えてしまったのか…と考えてしまいます。

観葉植物のカポックの挿し木の手順と方法

まずは枝を切り、挿し穂を作りましょう

全体を見渡して込み合った部分の枝を切ります。茎の下部についている葉を切り落とし、上部の葉を1枚だけ残します。残した葉も全てを半分程度切り落とします。土に挿す部分は切断面が広くなるように斜めに切ります。これで挿し穂が完成です。

土は挿し木用の土、もしくは観葉植物用の土、必ず新しいものを使用しましょう

雑菌が発生すると切り口から腐ってしまいます。土に挿し穂が倒れない程度まで挿して、水が底から浸み出るまであげます。

カポックの挿し木をするときに気をつける事

挿し木をした鉢は日が当たる場所と風の当たる場所を避けて置きます。
水は土の表面が乾いたらすぐにあげましょう。

また、肥料をあげると栄養たっぷりで元気に根を出すのではないかと思いがちですが、根付くまでの間は根が無いので栄養を吸うことができません。その状態で肥料を入れても腐らせる原因となってしまいます。

根が出てしっかりと生長を始めるまでは肥料は与えないように注意して下さい。

観葉植物のカポックを挿し木して植え替えた後の育て方

根が出てしっかりと根付いたら通常のカポックと同様に管理します。

水の管理

水が足りないと枯れてしまい、あげすぎても根腐れを起こして枯れてしまいます。適切な量を与えるのはとても難しいように思われますが、どちらの場合も直ぐには枯れません。土の表面が乾いたらあげるようにしていれば問題ありません。

乾いてから1日2日経ったからといって直ぐには枯れないので、プレッシャーに感じずに気軽にお世話してあげましょう。冬の間は休眠しているので水を吸う量が減ります。そのため、土の表面が乾いてから3日程度経過してからあげるようにします。秋と春の気温が変化する時期には気温に合わせて徐々に回数を調節していきましょう。

但し、冬の間はカポックを置いておく場所の環境により水をあげる回数の調節が必要です。暖房が効いた温かい部屋では休眠しない場合もあるので、その場合には水をあげる回数は多くしなければなりません。暖房で空気が乾燥していると土から蒸発する量も増えるので、土の湿り具合を毎日確認しましょう。

冬の間は常に5度以上ある場所に置きましょう

それ以下になると寒さで枯れてしまう場合があります。
肥料は春から秋までのカポックが生長している間に与えます。休眠中に与えると肥料焼けを起こすので気をつけましょう。肥料は強すぎると植物にとっては害となってしまうので、必ず分量を守って与えて下さい。

観葉植物のカポックの元気がないときの対処方法

室内に置いておくとカポックの葉に埃が積もります。週に一度は埃を掃除しながら葉や茎の状態を見て元気かどうか確認しましょう。
葉に虫が付いた場合にはキッチンペーパーを濡らして拭き取ったり、ブラシで擦ったりして取り除きましょう。

カポックは元気な状態の時には葉に張りがありぴんぴんしています。葉がしおれたり先が枯れたりして弱っている場合には原因を探して改善してあげなければ枯れてしまうかもしれません。

2年以上植え替えを行っていない場合には根が込み合って水や栄養が充分吸えていないことも考えられます。春から夏の間に植え替えてあげましょう。

カポックは本来は広い大地に生えて自然環境の中で育ちます。
できるだけ自然の中で育てると元気に成長します。

夏の間は外に置いてあげることをおすすめします

外でもアスファルトやコンクリートの上に置くと地面からの熱で焼けてしまう場合があります。土の上に置いてあげましょう。暑い日にアスファルトで直射日光の当たる場所にいるとあっという間に熱中症になりそうですが、土のある木陰に入ると大変涼しく気持ちがよいものです。

カポックも同じで、アスファルトで日差しを遮るものが無い場所に置いておくとあっという間に元気を失い枯れてしまいます。

下が土で庭の木陰になる場所に置いてあげるとよいでしょう

木陰が無い場合には軒下に置いて簾を軒下に取り付けます。カポックを覆うように簾を斜め前に引っ張り重石を置いたりして固定すると良いでしょう。

日本の冬の寒さはカポックが自生する地域ではない寒さです。耐え切れずに枯れてしまうので寒い期間だけは室内に入れてあげましょう。
室内でも気温が低い場所では水をあげる頻度を減らして根腐れを予防しましょう。