家庭菜園でブロッコリーを栽培してる場合に、虫がついていることはあるでしょう。
家庭菜園なので当然虫がつくことはありますが、ブロッコリーの構造上虫が取りにくいと思いませんか?
まずはブロッコリーについた虫のとり方を紹介します。水やお湯で洗う方法の他にも色々な洗い方がありますので参考にしてみてください。
ではブロッコリーにはどんな虫が付きやすいのかをみていきましょう。やはり多いのは
青虫やガの幼虫など。
どんな被害を受けてしまうのか、それぞれの対処法も紹介します。
この方法で栄養豊富な家庭菜園のブロッコリーを、安心して食べることが出来そうです。
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家庭菜園収穫したブロッコリーに虫がついていた場合の落とし方
ブロッコリーの花のような部分は、見れば見るほど虫が隠れていそう。そのせいでブロッコリーが苦手という人がいるくらいです。
ブロッコリーは好きでも、やっぱり虫は嫌ですよね。それが衛生管理された工場のような農園ではなく家庭菜園で収穫したものならなおさら気になります。
ブロッコリーから確実に虫を洗い流すためのコツ
多くの人は生ではなく茹でて食べると思います。50度以上のお湯で洗う、又は茹でてしまえば虫は死んでゴミなどと一緒に浮いてくるでしょう。
虫と一緒に茹でたブロッコリーは嫌だという場合は、水を張ったボウルにブロッコリーを浸して20分以上置きます。浮いてきた虫を取り除くことができます。より確実に洗い流すなら、虫が潜んでいそうな部分をある程度の大きさに切ってから水洗いすれば、まるごとより隠れている虫が取りやすくなります。
それでも虫の存在が気になるという人には、塩や重曹を入れた水とブロッコリーをビニール袋に入れて振り洗いしましょう。
家庭菜園のブロッコリーに付きやすい虫
アブラナ科に属するブロッコリーには、主にアオムシ類の害を受けやすいものです。
野菜の害虫というと葉や葉の裏、茎に付いているイメージがありますが、茎の内部や地中に潜むものもいます。
早く見つけて駆除できれば収穫に影響なく済みますが、気が付かないまま虫が育ち成虫になってしまうと、その株だけでなく周囲の野菜にまで被害が出ることがあります。
家庭菜園でブロッコリーを育てている場合は、普段から成長を確認するとともに葉の裏や根の近くなども観察して虫がいないか注意するようにしましょう。
ブロッコリーに付きやすい虫
アオムシの他にコガネムシの幼虫、コナジラミ、ネキリムシ、ヨトウムシなどがいます。
家庭菜園のブロッコリーについた幼虫などの被害と対策
ブロッコリーには様々な害虫が寄ってきます。葉を食べて大きな穴を開けてしまうのアオムシ。びっちりとへばりついて虫嫌いには見た目に嫌悪感を感じるアブラムシ。
特にブロッコリーのメインともいえる花蕾(からい)を食べようとする不届きなダイコンシンクイムシは、家庭菜園での収穫を楽しみにしている人には腹立たしい存在でしょう。
ハイマダラノメイガのが卵を産み付けて付加した幼虫がダイコンシンクイムシです。この虫はブロッコリーの花蕾を食べてしうので最悪収穫ができなくなるほどの被害になります。
見つけたときにはすでに食害が進んでいるということが多く、予防が重要になります。
害虫の予防策としては薬品を使う方法もありますが、皮を剥かずに食べたいブロッコリーでは特に使用を控えたいところですよね。
そんなときは防虫ネットを使用するのが効果的です。支柱を使ってブロッコリーの周辺を防虫ネットや寒冷紗で覆ってしまいましょう。
通気性も保てますし風などから守る効果も期待できます。
ブロッコリーの葉っぱについたアブラ虫やそのほかの虫の駆除方法
アオムシ(モンシロチョウの幼虫)
ブロッコリーの葉に転々と穴が空いていたらアオムシがいる可能性が高いです。通常モンシロチョウは1ヶ所に5個から10個の卵を生むと言われています。
つまり、1匹いたら周囲に5匹以上いるつもりで探してみてください。複数のアオムシを放置すると数日で何枚もの葉を食い散らかされてしまうことに。葉の表面や裏側を目視しつつ1匹ずつ捕まえて処分しましょう。
アブラムシ
ゴマ粒のような姿をしたアブラムシは、油断すると大量に発生する困り物です。
多少のアブラムシはすぐに駆除すれば影響は少ないのですが、大量に増殖したアブラムシはブロッコリーの株からどんどん栄養を吸い上げて枯れさせてしまうことすらあります。
初心者用の園芸書には「牛乳を水で薄めてスプレーする」などの対策が紹介されています。薬を使うよりも安心感があるので残念ですが、期待したほどの効果はないと思います。
薬や中性洗剤を使う方法もありますが、食の安全性を考えると地道に取り除くのが一番です。マスキングテープなどをつかって粘着力で捕獲・処理しましょう。
予防という観点からでは周囲に蟻がいたら、これを駆除することも大切です。実はアブラムシと蟻は共生関係にあり、蟻がいるとアブラムシにとって好ましい環境といえるのです。
周囲に蟻がいるようなら、まずありの駆除から初めましょう。
ブロッコリーがかかりやすい病気について
軟腐(なんぷ)病
アブラナ科の野菜によく見られる病気で、茶色く腐って溶けたような状態になります。他の病気でも外見が似た状況になることがありますが、嫌な臭いを発するのが軟腐病の特徴です。細菌による感染が原因で、高温多湿の環境で発生しやすく、株に傷がある場合にそこから感染してしまいます。虫による食害の傷から感染することがあるので害虫対策も必要です。
他の株にも伝染る病気なので、発見したらすぐに症状のある株を抜いて畑に影響のない場所で処分してください。
べと病
カビが原因で引き起こされる病気で、外葉の下葉から発生するという特徴があります。葉に黄色い斑点ができたり、白っぽくなってしまいます。カビが原因のため、その胞子によって次々と伝染する恐れがります。すぐに取り除き処理しましょう。
多湿に注意し水はけの良い状態を保ちます。肥料が足りない場合にもなりやすい病気なので適宜追肥を行うようにしましょう。
美味しい野菜は虫たちにとっても魅力的ですから、根気よく対策をすることが大切ですね。せっかく育てても虫や病気で収穫ができないのではあまりに残念です。
家庭菜園を楽しむのなら手間を惜しまず世話をすることが大切。そうすればスーパーなどでは買うことができないみずみずしい新鮮野菜を楽しむことができますよ。