順調に育った家庭菜園のスイカの収穫がとても楽しみではないでしょうか。
ですが、よくわからないのが収穫のタイミングです。早過ぎるのも遅過ぎるのも心配ですね。
せっかくなら甘くて美味しいスイカが食べたいものです。
そこで今回は家庭菜園のスイカの食べごろはいつなのか、その時期と見極め方を紹介します。
まずは収穫日数の目安についてご覧ください。
美味しいスイカの見分け方といって思いつく方法といえば、スイカを叩いてみる方法ではないでしょうか。
音ではよくわからないという場合は、スイカをじっくり観察してみましょう。
ひげや葉っぱなどで食べごろを確認してみてください。
スイカに収穫の時間帯についても紹介します。
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家庭菜園のスイカの食べごろはいつ?収穫日数の目安について
野菜の中にはキュウリように受粉しなくても実を結ぶものと、雄しべにある花粉が雌しべに受粉することで実をつけるものがありますが、スイカは後者です。
本来は蜂などの虫が受粉の手助けをしますが、家庭菜園でスイカを作っている場合は確実に実をつけるためにも人の手で受粉を行います。
受粉を行った日付はカレンダーに印を付けておいたり、受粉した日付のタグをつるに付けてくと確実です。
一般的にスイカの収穫時期は、受粉から35~40日頃とされています。植え付けからだと約3ヶ月程度の時期が食べごろということになります。
もちろん、その年の気候に左右されますし品種に寄っても違いが生じます。
種や苗が園芸店から購入したものであれば、収穫時期の目安が記載されていることもあるので確認してみましょう。
家庭菜園のスイカの収穫が楽しみ。食べごろはやっぱり音を聞く方法
現在店頭で販売されるスイカの多くが機械を使ってきちんと管理されているため、極端に未成熟なものが出回ることはありません。
昔は八百屋や果物屋の店先で、スイカを品定めする人がスイカをポンポンと叩く姿をよく見かけたものです。
家庭菜園で実ったスイカの食べごろを知るには、叩いてみることが昔ながらの定番の方法。
開いた手の指先を揃えて何回かスイカを叩いて「ポンポン」と響く澄んだ音がしたら食べごろの合図。
まだ熟していない状態だと「パンパン」と響きがない高い音しか出ません。逆に「ボンボン」と低く鈍い音がするときは、食べごろを過ぎてしまっているということです。
実際にやってみないとイメージがし辛いですが、スイカが実をつけたら未成熟のうちから時々叩いて音を確認してみるといいでしょう。
食べごろの時期には音が変わったことに気づきます。
家庭菜園のスイカの食べごろが知りたい。巻きひげや葉に注目
家庭菜園のスイカならではとも言える、食べごろの確認の仕方の一つは「巻きひげ」。
スイカが身をつけたところから、近い位置に巻きひげがあるはずです。
巻きひげの状態が青みがあり、柔らかいとスイカの食べごろにはまだ早く、巻きひげが褐色になって枯れていれば食べごろのサインです。
枯れた巻きひげは固くなっているのでわかりやすいですね。
巻きひげ以外にも、スイカの周りの葉が黄色く枯れてくるとともに実が熟してきているということ。
巻きひげは近くまで行かないと確認できませんが、葉の色なら家庭菜園を少し離れたところから見ていても、色の違いでスイカのおよその食べごろを知ることができます。
スイカの食べごろや美味しいのスイカのチェックポイント
スイカの実がつると繋がっているあたりが盛り上がっていること。また、つるの反対側のいわる「お尻」が白っぽくなっていたり褐色の傷のようなものがあることも成熟を知らせています。
また、スイカの表面の黒と緑縞模様がくっきりと見えるようになることも、収穫時期を知らせています。
ここまでスイカの食べごろを見分ける方法をまとめてみましょう。
- スイカを叩いて音を聴き比べる
- つるの巻きひげが青々しているか枯れているかを見る
- スイカの実をチェックする(つるの根元や反対側、縞模様の濃さ)
これが食べごろを知る主なチェックポイントです。
美味しいスイカの見分け方
食べごろの次はどのスイカが美味しいか見極める方法です。縞模様がはっきりしているものほど甘みがあり、逆に縞の色が薄いものもは甘みが薄いと言われます。
そして、この縞模様は直線状よりもうねうねと曲がっている方が甘い確率が高いという説があります。
家庭菜園のスイカの収穫は朝がオススメ
スイカだけでなく、野菜全般に言えることですが、収穫するなら朝早めの時間がベストです。
日中気温が上がると水分が奪われるため、昼~夕方の収穫よりも朝の収穫をお勧めします。
日没後涼しくなってから水を蓄えるので、早朝に収穫すると一番みずみずしい状態で家庭菜園のスイカを食べることができます。
日中に収穫しても極端に美味しくないということはありませんが、やはりいちばん美味しい時間帯に収穫したいですね。
家庭菜園のスイカの収穫時期と栽培のコツ
初心者の家庭菜園でスイカを育て、収穫に至るには種から育てるのは難しいと思います。
春先になるとホームセンターや園芸店に苗が並びますので、苗から育ててみましょう。
「接ぎ木苗」があれば、そちらのほうが丈夫で育てやすくお勧めです。
スイカの植え付け時期は4月末~5月頃で、3か月後の7~8月には収穫を迎えます。
スイカ栽培のポイント
低温は苦手で12℃以下では生育が悪くなるか止まってしまいます。霜にあたると枯れてしまうので、地域によっては温度管理にも注意が必要です。
低温に加え、湿度が高すぎるもNGで、よく日の当たる暖かく乾燥した場所が適しています。
マンションなど畑が近くにない場合は、プランターでも栽培は可能です。
ですが、さすがに実が大きくなるとプランターの手に余るので、その場合は小玉の品種を選ぶようにしてください。
畑で植える場合は、連作障害を引き起こすので連作は避けましょう。
家庭菜園で野菜を収穫するのは嬉しいことですが、夏に採れたてのスイカが食べられたら、料理に使う野菜とは一味違った楽しみがあります。
大根や人参では見向きもしない子供でも、スイカが登場すれば大喜びですね。
採れたてが食べられる喜びが大きな家庭菜園。野菜はほとんどが調理しなければ行けないのに対し、スイカなら採ってすぐに食べられます。
甘いスイカには子どもたちも大喜びのはず。夏休みに遊びに来たお孫さんに自分が育てたスイカを食べてもらえたら、こんなに嬉しいことはありません。
今回はスイカの食べごろを中心にご紹介しました。
ぜひ頑張って甘いスイカを家族と楽しんでください。