サボテンの水耕栽培で失敗しやすい原因と対処法

サボテンを水耕栽培で楽しむ方も多いですが、水耕栽培に失敗してしまったという方もいます。もともと水耕栽培に適しているサボテンがどうして育たなかったのでしょうか?
そこで、サボテンの水耕栽培で失敗しやすい原因についてご紹介します。育てていた容器の水をよく確認してみましょう。一見きれいに見える水でも、サボテンにとっては育ちにくい環境だったのかもしれません。

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サボテンの水耕栽培の失敗の原因、瓶の中の藻

土の中でしか育てることができないと思われがちなサボテンですが、水の中で育てる水耕栽培をすることもできます。

土で育てるのもインテリアとしていいですが、水で育てるのも透明感がおしゃれに見せてくれます。
お手入れは簡単なのですが、水耕栽培が上手くできずに失敗してしまう原因の中に藻の発生というものがあります。

サボテンの水耕栽培では、藻による失敗を防ぐために気を付けるポイントがあります。

  • 水の交換をきちんとする
    サボテンをつけておく水はきれいでなければなりません。
    水を交換するペースとしては2~3日に1回換えることが好ましいです。
    最低でも1週間に1回は水を交換してきれいな状態を保ちましょう。
  • 水耕栽培のサボテンは直射日光に注意
    水耕栽培しているサボテンは、直射日光に当たらない場所に置きましょう。
    もし、直射日光にあたる場所に置いておくと藻が発生する原因になるので気をつけましょう。

うっかりして、サボテンの容器に藻が生えてしまったら早めに対処します。

サボテンが入っていた容器をきれいに洗い藻を取り除きます。
同時に、サボテンの根にも藻が付着しているので、ちぎれないように優しく根についた藻を洗い流してください。
また、新しく容器を使う時はしっかりと乾かしたものを使うようにしましょう。

藻が生えないように銀紙を使った防止策もありますが、やはりサボテンにとっては水の交換をこまめにすることと、正しい置き場所が一番大切です。

サボテンの水耕栽培で水位を間違えると失敗しやすくなることも

サボテンを水耕栽培するにあたって、藻の発生の他に水位にも注意が必要です。

水位の間違いによって起こる障害はサボテンの根腐れです。
水は多いほうがいいと思ってたくさん入れてサボテンの根をつけていたら根が腐ってしまいます。

水位の基準として、根が全部水に浸かってしまっては呼吸ができないので、根の先端が水に浸かる程度でOKです。
もし、根腐れしてしまった場合は根を根元付近で切り落とし、しっかりと育つようにするために10日ほどかけて水抜きをしましょう。

水位に気をつけてきれいな水に交換することは、カビを防いでくれるのでとても大切です。
カビの生えやすいのはよく知られているように湿度が高い場合です。
水を変えないで置いておいたり、湿度の高い場所に置いておくとカビによる失敗も多くなるので気をつけましょう。

サボテンの水耕栽培では病害虫の発生にも注意

サボテンの水耕栽培をするときには、水の交換のときなどにしっかりとサボテンの状態を確認するようにしましょう。

目で見る確認と一緒にサボテンを触ってみるのも大切です。
見た目でいうと、サボテンの色が黄色に変わったり、ハリのない状態になることがあります。
また、触った時は水分が出てくるほどやわらかくなることもあります。
この原因は先ほどご紹介した根腐れでも起こります。
その場合にはもう一度水抜きから始めて育て直すと元気を取り戻すでしょう。

根腐れしていないのに見た目や触り心地に変化が出てきたときにはサボテンの病気や害虫による変化かもしれません。
そういった時は、薬剤を使うなどして害虫を取り除くことが大切です。
また、カビが生えた時も害虫によるものかもしれないので覚えておきましょう。
その際も、害虫を取り除くのと容器やサボテンのカビを取り除いて対処します。
もし、根が傷んでしまった場合は切り取って、乾燥させると傷みの進行をとめることができます。

サボテンの水耕栽培を失敗させないためのコツ

せっかくサボテンの水耕栽培をするのですから、失敗せずに元気に育てたいですよね。

初めてサボテンの水耕栽培をするのであれば、一つの容器に対しサボテンの種類は一つだけ入れるようにしましょう。

サボテンにも種類があるので、その組み合わせ方によっては相性が良くないこともあり上手く育たない可能性もあるでしょう。
ですが、基本的には1つの容器に数種類のサボテンを入れても問題はありません。初めから数種類まとめるよりも、1容器1種類から初めてみるのがおすすめです。
そのほうが失敗も少なくなりますし、サボテンの水耕栽培のコツもつかむことができるでしょう。
また、数種類栽培する時は、自分で相性のよいものを調べたり、購入する店舗でアドバイスを貰いながら決めるのが安心です。

水耕栽培を失敗しないために使用した培養液が原因で、サボテンが根腐れしてしまうこともあります。

培養液は栄養剤のようなものなのですが、与えすぎたために水が汚れてしまい根腐れが起こることもあるのです。

サボテンの水耕栽培を失敗させないために工夫をしたりお手入れをすることは大切ですが、やりすぎると裏目にでることもあるので、しっかりとポイントをおさえてサボテンの水耕栽培を行うようにしましょう。

成長したサボテンの土への植え方

初めは小さかったサボテンも時間がたつと大きくなっていきます。
大きさに合わせた容器が必要になるので、大きくなればなるほど大変です。

そうなると土に植えてサボテンを育てたいと思うこともあるでしょう。
水耕栽培していたサボテンもきちんと段階を踏めば土に植えかえることも可能です。

土に植える時に大切なのは、水に浸かっていた根っこの水分を取り除くことです。
それから、土に植えるようにします。
ですが、水耕栽培のサボテンの根はそれ程強くないので、場合によっては植え替えが上手くいかずにダメになってしまったということもあります。

少しでも失敗の可能性を少なくするために、土への植え替えの時期やタイミング、正しい方法などをしっかりと把握してから行うようにしましょう。
土もサボテン用のものがあるのでそういったものを使用するのもおすすめです。