観葉植物のサボテンの基本の育て方。初心者でも上手に育てるコツ

観葉植物初心者にも育てやすいのがサボテンです。最近は、インテリアにもなる可愛いサボテンも多く、ちょっと窓辺に飾りたいという時や、小さな飾り棚の上などに置いて楽しむ方も増えています。
そこで、サボテンを育てるのが初めての方に、サボテンの育て方の基本をご紹介します。サボテンに適した土や、育てる環境、水やりの基本など、育てる上で知っておくべきことをご紹介します。

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観葉植物初心者におすすめのサボテンの鉢の選び方

サボテンと言えば乾燥した土地に生えている印象がありますが、サボテン初心者が観葉植物としてサボテンを育てる際にはどのような事に気を付ければいいのでしょうか。

まず大切なものはサボテンを育てるための鉢です。

サボテンは日本の気候ですと地植えは出来ませんので鉢植えにして育てましょう。

鉢も今ではホームセンターや百円ショップで様々な素材や大きさの物が売られていますがサボテンを育てやすい鉢は素焼きのものです。

サボテンは乾燥気味に育てるのが良いとされています。
プラスチックの鉢ですと、通気性があまり良くなく、土がなかなか乾きません。
土が湿っている状況が長く続くと、たちまち根腐れを起こしてしまいますので、通気性の良い素焼きの鉢を選びましょう。

また、鉢の底には水はけのための穴が空いているものを選ぶと更に土が湿った状況を避ける事ができます。

鉢の大きさを決める時はサボテンの大きさを考慮して、鉢の方が一回り程度大きい物がちょうどよいので、大きさと水はけを考慮したものを選びましょう。

観葉植物のサボテンの育て方、育てるのに適した場所は

サボテンも他の植物と同様に、水と日光が成長には不可欠です。

サボテンは日差しの強い場所に生えているイメージがあり、家でも一番日の当たる場所が良いのかというとそうではありません。

あまりに日差しが強い場所ですと葉が変色してしまいます。特に真夏の直射日光に当たると、火傷をしたかのように色が変わってしまいますので、真夏の直射日光は避けてあげましょう。

サボテンにとって最適な環境とは、適度に日に当たれる場所なのです。

夏以外の季節ですと日当たりのいい窓辺に置いて、真夏には直射日光が当たらないようにレースのカーテンなどでワンクッション置いてあげるようにしましょう。

また、屋外など雨が当たる場所はサボテンは嫌いますので雨が当たらない風通しの良い所よ選んで育てましょう。

冬はサボテンを置く環境は最低でも10度前後、できれば20度近くの環境に置きましょう。
最低でも四時間は太陽の光に当ててあげる事で冬でも元気に育つことができます。

観葉植物のサボテンの育て方で大切な水やりのタイミング

乾燥に強いとされるサボテンも水が無くては生きていけませんが、サボテンの水やりはとても難しいと言われています。

サボテンの水やりの基本

サボテンに水をあげる場合に覚えておきたい基本の事は、土が乾いたら水をたっぷりとあげるということです。
サボテンには水をあげないで育てた方が良いという話を聞いたことがある方でしたら驚いてしまうでしょうが、土が乾いたら水をたくさんあげてください。

目安としては鉢の底に空いた穴から水がたくさん出てくるほど水をあげると良いのです。
こうして水をあげたら、またしばらくすると植木鉢の土が乾燥します。
乾燥したのを確認して2~3日経ったらまた同じようにたっぷりと水をあげます。

  • 夏は、日中の温度が上がる時間を避け、夕方頃に水やりをする事でサボテンの周りの湿度が上がりサボテンが元気になります。
  • 冬は室内でサボテンを育てている場合には部屋の中は乾燥しますので、ちょこちょこ様子を見ながら水をあげましょう。
また、サボテンには育成期と休眠期というサイクルがあり、休眠期は成長しなくなりますのでたくさんの水は必要としなくなります。育てているサボテンの種類によって育成期と休眠期のサイクルは違いますので調べてみてください。

サボテンの育て方、与える肥料について

サボテンを育てる上で忘れてはいけない物は「栄養」です。

サボテンは水や栄養の少ない環境でもたくましく生きていくことの出来る植物ですので、肥料が絶対に必要かと聞かれるとそうではありません。
しかし、サボテンを育てていく上で、もっと大きくしたい、色を鮮やかにしたいと思った時には肥料をあげる事でサボテンを大きく美しくできます。

肥料をたくさんあげたからと言ってどんどん大きく美しくなるかと言うとそうではありませんので適切な時期に適切な量をあげる事を心がけましょう。

サボテンに肥料をあげる時に最も気を付けなくてはならない事は、先ほどお伝えした「休眠期」のサボテンには絶対に肥料をあげてはいけません。
休眠期のサボテンに肥料をあげてしまうと元気にするどころか弱らせてしまう結果になりますので、休眠期のサボテンには肥料は与えてはいけません。

肥料には元肥と追肥というものがあります。
植えてあるサボテンに肥料を与える事を追肥と言いますが、追肥をする際には一度にたくさん与えるのではなく何回かに分けて少しずつあげてください。
追肥をする時には二年以上植え替えをしていない鉢のサボテンには追肥をしないようにしましょう。

また、植え替えをする時などに肥料を一緒に植える事を元肥と言いますが、この場合には即効性のある肥料ではなくじっくりと効く肥料を入れてあげてください。

サボテンを増やす方法

サボテンは自分で増やす事ができます。

植物が無駄に大きくなりすぎてしまい、本来の形とは違う形になってしまう事を「徒長」と言いますが、サボテンの成長により形が本来の物とかけ離れてしまったりした場合に徒長してしまったという言い方をします。

サボテンの増やし方

根元から小さな株が生えてしまった場合などにはその部分をピンセットやいらなくなった割りばしで優しく掴んで前後に動かしてみましょう。
小さな子株が外れます。
切り口をそのままにしておくと腐ってしまいますので、2日ほど切り口を乾燥させたら別の鉢に植え替える事ができるのです。
他の植物で言うところの「挿し木」と同じ方法です。
挿し木をするには4月から9月頃にするのがサボテンにとって一番良い季節です。
乾燥させる時間は季節などの条件によっても変わりますので様子を見ながら乾かしてください。

伸びすぎたサボテンも同じように切って乾かして植える事でまた元気に成長を続けてくれます。

また、サボテンは「接ぎ木」をする事もできます。

接ぎ木は3月から5月にするのが良いとされています。
接ぎ木をする時には晴れた日を選んでください。

台木となるサボテンを選び、増やしたいサボテンの根元とと台木のサボテンの根より上の部分を水平に切ります。

切った所同士を合わせて糸を使って固定したらあまり日の当たらないところで育てましょう。

サボテンは水をあげなくても簡単に育てられると思われがちですが、よりよく育てようとすると実は奥の深い物です。
しかし、手をかけると愛着が湧きどんどん可愛く感じられますので、おうちの日当たりの良い場所でサボテンを可愛がってみませんか。