花を育ててみたいと思ったら、プランターで育てることで手軽にガーデニングが楽しめます。ですがプランターの花がすぐに枯れてしまうということはないでしょうか。
花が枯れてしまうのにはいくつかの原因があります。
今回はプランターに植えた花が枯れることの原因とその対策方法を紹介します。
プランターの大きさが合っていないケースや、土に問題があるケースなど意外に知らなかった花が枯れてしまう原因がありました。
プランターで花を元気に育てる育て方のコツや、ポイントを紹介しますので是非参考にしてみてください。
また花が咲き終わって萎れてしまった花がらはどうしたら良いのでしょうか。その花がらの摘み方もご覧ください。
スポンサーリンク
関連のおすすめ記事
-
家庭菜園でナスの栽培。プランターでもすくすく育つ育て方の紹介
家庭菜園では色々な野菜を栽培することが出来ます。 庭がなくても、ベランダやちょとしたスペースで手軽...
-
家庭菜園で枝豆を育てよう!種まきや発芽後の管理・ポイント解説
家庭菜園で種まきから、枝豆を育てて見たいと考えている人もいるのではないでしょうか。 ですが、実際に...
スポンサーリンク
プランターに植えた花が枯れるのは大きさが合っていないから
インテリアや癒やしの趣味として代表的なのが「観葉植物」の存在ですが、育てやすい特徴から、一軒家の庭先や玄関などにどんどん広げてプランターで花々を飾るなんて人も少なく無いのではないでしょうか?
そんな、プランターでの栽培方法をここからは紹介していきたいと思います。
花が咲かない観葉植物と花が咲く植物と比較すると、個人的なイメージでは咲かない観葉植物の方が育てやすいようにも思いますが、プランターで栽培した花が枯れてしまうという原因はどのような事が考えられるのでしょうか?
プランターの花が枯れる原因
- 苗選びの失敗。
わざわざ枯れ気味の苗選んで栽培している人はいないと思いますが、蕾を多く持っている花だったり、なるべく場所を取らないように小さめな苗を選んでしまう人がいると思います。絶対的な間違えとは言いづらいものの、「茎が太く、葉の元気な花が多く咲いている」というところを一番中心的に選ぶポイントにしましょう。 - 生育環境が全く違う花同士を一つのプランターで栽培。
初心者であればあるほど、それぞれの花の生育環境に重要なポイントを考えずに栽培していませんか?
世界中様々な環境で栽培されている花がたくさん出回っているため、北半球と南半球で育てられている花の生育期が異なるのは勿論のこと、様々な特徴が花にはあります。
ネットでも簡単に調べることが出来るので栽培したい花同士を事前に確認しておくことも枯らさないプランター栽培では重要なポイントになるでしょう。
プランターの花が枯れる原因は土に問題がある場合もある
プランターに植えた花が枯れるには他にも原因があると言われています。
それは、土の状態です。
花が育っていく上でとっても大切なのが、土の存在です。
ご存知かと思いますが、土と言っても何でも良いわけではなく、キチンと花に合っている培養土が必要になります。
培養土とは、植物や作物が必要とする腐葉土(枯れ葉などが混ざっている土)、砂などの他に肥料など上手に混ぜ合わせてある土のことを言います。
実は、土選びはとても重要で見逃しがちなポイントとも言われているのです。
理由としては、ホームセンター等様々な培養土が販売されているため、どの種類を選んでも上手に咲かせられるような錯覚に陥るなどもあげられますし、肥料さえ入っていれば丈夫に育つと思う人が多いため、安易に選んでしまうという理由も考えられるためです。
では、どのような培養土が花を育てるために適しているのでしょうか?
一つの大きな見分け方としたら、水はけの良さがポイントになってきます。
簡単に説明しますと、良い培養土は水はけが良いというところがポイントになります。
もう一つは、水持ちが良いというところもポイントになります。
水はけが良く水持ちが良い・・・とはなんだか矛盾しているような難しいような気もしてしまいますが、水の通り道は確保されているにも関わらず、それぞれの成分にはしっかり水を補給することができるということではないでしょうか。
そこで簡単にお伝えできるオススメ培養土は、団粒構造になる培養土です。
団粒構造とは、大きな粒、小さな粒の土や肥料が混ざり合っている培養土の構造のことをさします。
プランターの花が枯れる?正しい水のやり方を紹介
実は他にもプランターの花を枯らしてしまう理由があります。
それは、水やりの状態です。
これはプランター一つに限らず、鉢植え、庭での直植えでも同じことが言えますが、水の管理はとっても重要なのは皆さんご存知だと思います。
水やりという簡単な作業は、花にとってどのような影響があるのか考えたことはありますか?
わたしも含めて、一般的にはそこまで深く考えずに水を与えている人が多いと思いますので、植物にとっての水やりの意味や上手な水やりの方法を少し専門的に詳しくお伝えしますね。
- 水やりの意味
植物にとって体内の約9割を占めるほど重要なのが水の存在です。
そう考えると人間も体内の9割は水分でできているなんて話しも聞きますので、同じような感覚にも思いますね。
ただし、植物にとっての水の存在は光合成や肥料の吸収など成長するに欠かせない程の環境を手助けしてくれる役割も果たしてくれるのです。 - 上手な水やり方法
実は、時間帯がとっても重要になるということはあまり知られていないと思いますが、同じ時間帯で、花が活発に成長している時間帯に水やりをすることがとても重要とも考えられています。
では、一年を通して説明します。 - 春や秋の人間では過ごしやすい気温の季節
この時は、日中の日の照る時間にグングン成長するため朝の時間帯に水やりを行なうことをオススメします。まだ少し寒い初春は水の量を少なめにし、暖かくなるにつれ徐々に増やしていく方法がベストでしょう。逆を言えば、秋の冬に近づく寒さにつれ水の量も減らしていく方法が必要となってきます。 - 夏
成長シーズン真っ只中です。
気温の高くなる真夏なんかは、水分の減りもとっても早いので難しいという点もありますが、この季節も日中の高温時を避け、朝や夕方の気温が穏やかに感じられる時間帯をオススメします。
理由としては、日中のプランター内の温度が上昇している中に急に水やりを行なうことで根を傷め根腐れさせてしまう危険が伴ってしまうからなのです。 - 冬
最後になりしたが、とっても寒く植物には苦手な冬はどうでしょうか?
冬場の水やりで気をつけるポイントは夜の水やりです。
この場合、気温の極端に下がる夜間に水をあげてしまうと土の内部が凍ってしまう危険性を伴うため基本的には避けて下さい。
こちらも他の季節同様朝置きてから上げるなどの時間帯が一番オススメとなります。
プランターで花を上手に育てるコツ
上記までは、枯らしてしまう原因について詳しく紹介してきましたが、上手に育てるコツとしてオススメできるポイントがいくつかありますのでお伝えしたいと思います。
- 受け皿に水をためておかない。
これは、鉢植え同様常に多湿の環境を作らないということです。
基本的に植物は多湿の環境が長くなるにつれ根腐れを起こしやすくする特徴があります。ですので、常に水を与えているという状態は避け決まった時間での水やりがとっても重要になるというわけなのです。 - 外に置く場合、極力コンクリートやアスファルトは避けて。
これは、熱を良く吸収するため、プランター内部にも過剰に熱が伝わりやすくなるためと言われています。 - 直射日光を避けて。
これは、植物全般に言われることですが、常に日のあたっている場所に置くということは避けるようにしましょう。
葉焼けの原因から枯れてしまうということも考えられるため、時間帯で日陰も存在するような場所がベストな環境と言えるでしょう。
花が枯れたら花がら摘みをしよう
開花時期がすぎると、必ず枯れてしまう花ですが、その後皆さんはどうしていますか?
花栽培初心者の人はそのまま放置してしまっているという人も多くいるようですが、まだまだ手をかけてあげる必要があります。
それは花柄摘みです。
これを怠ると、元気な花の部分にも養分が行き渡らず全体の元気がなくなってしまうということも考えられるためです。
必要な栄養素を無駄な場所に流れていかないよう、キチンと花柄摘みを行い、少しでも長く元気な状態を保てるよう心がけてくださいね。
インテリアの一種としても人気の高い花の栽培ですが、手間をかけてあげればあげるほど必ず元気に育ってくれるという喜びも感じられる、癒やしの花です。
最初は小さな鉢植えからスタートし、上手に栽培出来るようになってきたら、徐々に栽培範囲を広げ最終的には大きなプランターでたくさん花を咲かせるなんて夢もできますよね。ぜひ一度試してみて下さいね。